2005-06-04

Hail

今日は、昼ごろまで天気がよかったのに、なんか雲行き怪しくなってきたなぁとその雲の様子を写真に収めてTOPページに更新していたら、その後嵐が来た。

まず、雷で何かが起こりそうな予感を与えて雨が降り出した。
それから、風。

暴風雨とは、まさにこれか、と思わせるような様子で、雨、風ともに暴れまくっていた。それだけでは収まらず、ついには雹まで降り出した。これが結構な量な雹で日本でこんなに雹を見るのははじめてかもしれへん!と言う感じで、たちまち道路一面が雹で白く埋まっていった。黄土色に濁った雨が勢いよく排水溝を流れて、許容範囲を超えているらしく、そこから溢れながらも尚も水は勢いよく走っていた。その雨・風・雹がピークに達した時は、前が白く霞んで見えへんようになるくらいやった。

何でこんなに詳しく説明できるねん、と言うとその一部始終を窓際に座って見ていたんやな。道路と階段を挟んだ向かいの家の子供もじっと見ていた。途中、お母さんらしき人も一緒に見ていたんやけど、子供のほうが食いついて窓に張り付いていた。その子供よりもさらに食いついて窓を開けてまで観察していたのはこのあたしで、今や!とばかりにコンポの音をめちゃくちゃに上げて爆音で、それにあわせて歌いまくった。あほやんけ!と言う感じやけど、あの豪雨の中ではそんな爆音も歌い声もかき消されて、歌うそばから自分の声が聞こえへんほどやった。

これが、ただの雨やったらここまで食いつく人はおらへんやろう。こんな暴風雨めったに見られへんし、見れたとしても一瞬で終わってしまうというのがはじめからわかっているからああやって心奪われるんやろうな。『魅力的』とはまた違うかもしれへんけど、普段の状態や、自分の考えを超越した状態と言うのはなんか感動する。外国ではじめて訪れる景色を見た時、そこに訪れた自分がそこに立っていられる時間は、悲しいかなはじめからそう長くはないとわかっているから、今日みたいな『予期せぬ暴風雨』に似たような感動を覚える。そこの場所にしてみたら恒久的なものでも、自分と言うたった一人の人間に標準をあわせると一瞬に変わってしまうからだと思う。

えらく感動してしまって書きとどめておきたかった、それだけの話です。この投稿は。ちなみに、この嵐は一部的なものやったんかなぁ。それとも全国今日はみんな雹の嵐やったんかな。もしそうなら、面白い。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。