2006-10-31

news

ちょっと目の留まるニュースがあったので紹介します。

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見知らぬ人との抱擁キャペーン、中国では冷ややかな反応

 [北京 30日 ロイター] 中国では、街で見知らぬ人と抱擁(ほうよう)するオーストラリア発祥の「フリー・ハグス」運動に対し、冷ややかな受け止め方が一般的なようだ。この運動への参加者が警察の質問を受けるなど、一部では混乱も出ている。現地メディアが30日に報じた。
 新京報によると、北京、長沙、西安などで週末に「フリー・ハグス」運動が行われ、参加者は「自由な抱擁」「見知らぬ人も気にかけよう」「無関心をやめよう」などと書かれたカードを掲げて通りを歩いたが、北京では、参加者のうち4人が警察の質問を受けた。
 また新華社は「多くの通行人は興味を示しても、活動内容の説明を受けて立ち去った」と報道。ある男性の話として「抱擁は外国の習慣。中国人は慣れていない」と指摘した。
(ロイター) - 10月31日19時6分更新
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これってたぶん、前に紹介したビデオの運動やとおもうんよな。FREE HUGSキャンペーン。あのビデオを見る限りでも、シドニーでやっている最中にもガードマンやら警察にやらbanned(禁止)されていたから、文化が違う中国でそのような事態が起こっても不可思議は無いでしょう。それに何も中国に限った現象ではないと思う。「中国人は慣れていない」と指摘した男性の言うことももっともで、やっぱりその国や地域が独自に持っている習慣の壁というのはなかなかどうして厚くて高い。

そんな壁の継ぎ目なのか、もろくなったところなのか、低くなったところなのか、ほんのわずかな隙間から、あるいは日本の壁は網戸でできているのか、いつの間にか、ここ日本に入ってきて最近すっかり秋の行事に定着しつつあるのが、そう、本日「ハロウィーン」。多分ほとんどの人が「仮装した子どもがtrick or treatというて、お菓子をもらう」行事やと思っているはず。そこにハロウィンの本来の由来や目的を知る人は少なく、完全に「仮装」やら「ジャックオーランタン」とかの見かけが先行して、でかい顔をして居座ろうとしている。それは、商業化されたなんちゃってハロウィンのようにも見受けられる。だからこの日本ハロウィン現象は一見異文化がなだれ込んできているようで、その本質はどこかに忘れられたままになっているような気がしてならない。

一切の異文化を拒むのがいいのか、それともうわべだけ形だけを浮かれた顔で取り入れるのがいいのか、どちらもはてなが思い浮かぶような現象だと思う。

2006-10-30

それは突然に

今日の朝は寒かった。なんか、昨日まで別になんともおもわへんかったのに、今日は急に「さむっ!」と感じた。でもまぁ、まだまだ甘い寒さやから、歩いてるうちにぬくもってくるねんけど。朝晩が急に冷え込むようになってきたのは事実。そんなことに気づいたと思ったら、今日はきれいな半月で、これがまた澄んだ空気によく映えていた。

2006-10-29

国際交流フェスティバル

今日は、大手前公園で国際交流フェスティバルがあった。毎年この時期にやってるよなぁ~、という割には、行ったのは2回目くらい。いろいろな国の料理が安価で楽しめる(150円!!)屋台とか、舞台とか、まぁ、色々ある。まさみ、Lucia、Trish、私の4人でまずは会場に到着。早速食券をこうて食べ物にありつこうとするも、人気の国の料理はすでに売り切れていたりで残念。Janetがスペイン料理で売り子をしていると言うからそこで食べてみたかったけど、サングリア以外はみんな売り切れ。そやから、民族衣装がかわいかったポーランドのパンつきスープをこうた。なんか麦とかはいっていて、日本にはない感じやったけど、おいしかった。パンは酸味のきいたパンで、ドイツで食べたパンを思い出した。いやぁ~、うまい。

それから、姫路にあるアジアンレストランが一同に屋台を出しているセクションがあってそこでインド料理屋の焼き鳥をこうた。残念ながら食券は使われへんかったけど、このチキンのうまいことうまいこと!!炭火で焼かれていたものの、出てきたそれは想像していた「焼き鳥」とは全然違うかった。香辛料にじっくりと漬け込まれているらしく、めっちゃうまい。またこの香辛料が、いやな辛さじゃないねん。後からじわ~んと辛さが追いかけてくるんやけど、チキンの味が際立って、しかも肉も柔らかくてめちゃくちゃうまい。あんなインド料理屋、姫路にあったんや!!という感じで、フライヤーもちゃっかりもらって次回は店に乗り込む気満々。

再び食券エリアに戻ると、さっきよりももっと売り切れの品が増えていた。数少ないチョイスから選んだのは、ジャパニーズぜんざい!!!まぁ、辛いの食べたあとやし、甘いのがいいかなぁと思ったねん。ところがどっこい、このぜんざいが塩っけが利きすぎて、悪いねんけどおいしいといえる代物ではなかった。餅だけとか、小豆だけで食べるとまぁおいしいねんけど、汁を飲むと若干凹みそうな気がした。それから、店がひとだんらくしたJanetがここから合流。ほんでしばらくその辺でぜんざいやらどこかの国のなぞのめっちゃ辛いやつとか食べて休憩した。なぜか、これを食べている時になぞのじじいが私らの写真撮ってきてめっちゃ気持ち悪かった。悪びれるでもなくめっちゃ至近距離で写真を撮ってきた。気持ち悪いから私も取り返してやった。ハンムラビ法典で言う所の、目には目を、歯には歯を、激写には激写を、というところです。

あんなにたくさんの国の料理が解するということは、それだけたくさん姫路にいろんな国出身の外国人の人がおるっていうことやんなぁ。まぁ、ステージとかもあるものの、ほとんどの人のお目当てはこの食べ物の屋台やと思う。こういう場に来て感じるけど、ほんまに「食」は、心をつなぐよなぁ。うまいもんはうまい。誰かが、こんな体験程度で食べたものを、いつか本場で食べてみたいなぁ、と思ってその国に出向いたのなら、それはもう立派な国際交流やと思う。日本風にアレンジした創作各国料理も確かにおいしくていいけど、今日みたいな庶民のほんまのその国の味に触れ合う機会は実はめったになかったりするから、ええ体験ができてええ一日やったわ。

simple plan

loser...。ほんまに、何をしょうもないことに時間をかけているんだか。ええ。ええ。blogのデザインの話。前のやつは、どっかのテンプレートをDLしてきてつかっててんけど、なんか、飽きた。飽きたと思えど、これというのもみつからへん。blogerが提供しているやつもいまいちやしなぁ~。フォントが気にいらへんかったりするんよなぁ。結局bloggerのん使ってんけど。ちょっとカスタマイズした。おかげでめっちゃシンプル。写真とか貼り付けてにぎやかにしよう。ええ。にぎやかし。

というわけで早速写真の投稿。今日姫路に博多華丸大吉が来てたからお母さんと、近所の大原さんと見に行ってきた。華丸といえば、R-1グランプリの覇者でもあり、アタック25の児玉清の物まねですっかりおなじみのあの人です。ほんまに児玉清に似てるもんやから、本人の芸を見るよりも、本家のアタック25に出ている児玉清本人を見たほうがわらけてきたりもするんやけど、まぁ、生で見れるなら見てみたいやん~?!ショッピングセンターの中のステージに来るという、いわゆる「営業」というやつで、買い物中のお客さんが結構観に来ていた。そやから子連れが多い、多い。みんながみんなお笑いの客としてきてへんし、ショッピングセンターやからざわざわうるさいし、ステージの後ろにエスカレーターがあるからそこを写メを撮りながら下っていく人もありつつ、ほんまにネタをするには気の毒な状況やったと思う。たださえそんな条件やのに、司会のお姉さんは「では、爆笑ライブ、はじまりです!!」とか紹介してハードルあげまくりやし!!笑 まぁ、そんな状況下の中では笑いも微妙にしか起こらずでなんか気の毒やった……。でも、やっぱり似てたわぁ~~!!面白かった。最大に気の毒やったのは、オチがオチひんというところやったなぁ~。ドカーン、ほな~さいなら~~!!とはけていくのがベストなんやろうけど、「ドカーン」とならへんもんやから、はけるタイミングを逃して、逃して、逃して……と、ネタがのびのびに。笑 まぁ、そのおかげで児玉清ネタ以外にも色々見れたからよかった。笑

2006-10-27

nothing to say

まぁ、特筆することもないんやけど、なんとなく投稿画面を開いてみた。なんか最近はmixiのほうの一人しりとり日記のほうを考えていると、こっちがおろそかになっていたような気がする。というか、こう文字にするような面白いことも特に起こってはないんやけどなぁ。

まずは、日本ハムが優勝したなぁ。日ハムよ、いつの間にあんなに強いチームに……!!それにもびっくりするけど、新庄の引退試合でもあったんよな、今日は。最後の打席は空振りで、新庄らしいと思った。らしいけど、最後の空振りは、涙でボールがよく見えへんかったのかもしれへんなぁ。ともあれ、あんな野球選手はなかなかおらへんで?!すごい選手やわ。

あぁ、やっぱり今日はなんか金曜日のような気がして仕方がない。う~む、変な感覚や……。

2006-10-24

ひらめいた

来年の手帳のことやけど、すでにモノは購入済みやねんな。まいっぷちゃんのお店で小さめのカレンダーをこうたねんけど、それを来年の手帳にしようかと思って。ほんで、表紙って言うかまぁ、カバーなんやけど、どうしようかなぁと悩んでて、ちょっとええアイディアひらめいた。せっかくこの間、惚れて「デコパッチ」をこうたんやけど、もしかしたらデコパッチつかわ変化も……。まぁ、デコパッチは何かの折に使い道を考えればいいか。

2006-10-21

バリスタ

今日もスタバへ行った。一人で本を読みながらいるとよく、バリスタのお姉さんやお兄さんが試飲のカップをお盆にのせてまわってきてくれるんやけど、今日のやつはめちゃくちゃおいしかった!!!なんか、今、スタバ10周年記念でカスタマイズメニューが週代わりで無料でプラスできるるからそれにちなんだ飲み物を作ってきてくれる。今日はエスプレッソショットが追加できるんやった。それで、試飲でまわってきてくれたのは、抹茶フラペチーノ+エスプレッソショット1で、これがたいそううまかった。私は大体濃いやつのほうが好きやから、アメリカーノとかカプチーノばっかりになってしまうんやけど、これはなんとも新しい!という感じで、今度自分でも頼んでみようかな~と思った。

それにしても、スタバのバリスタの人って素敵やわ。今日のお姉さんもめちゃくちゃいい人で、あれやこれやと色々教えてくれたわ。男の店員さんは、いつもキョドキョドした感じがするのは気のせいやろうか……。笑 でも、その親切なのよりも何よりもスタバの店員さんに好感を持つのは、いらっしゃいませの代わりにかけてくれる、こんにちは、とか、こんばんは、の挨拶やったりする。

それから今日は久々にヴィレッジに行った。本気で見てまわるといつまでもいついてしまうから、ブラ~っとやる気のない感じでみてまわった。やっぱりあの本、って言うか写真集がほしい……!!!!今月は京都に行ったり、USJ行ったり遊んでお金が飛んでいってしまって、優雅に写真集なんかこうてる場合でもないから、比較的出費の少なかった先月に勢いで買っとけばよかった~~!!と、後悔。でも、そのうち買いたい。どうか、売れ残っていてください。

おぉー。2時か。AMか。次の日が休みやからうっかり調子に乗っております。秋の夜長にネットサーフィン。あ。いつもか。はは……。

2006-10-19

muji

無印は、本当にいいよなぁ。昨日久しぶりに無印に行ったら、もう来年のカレンダーがいっぱいあった。自分で撮った写真を入れて、自分カレンダーを作るタイプのもあった。自分の好きな写真と1年を過ごそうっていうんやから、想像しただけでわくわくする。

ところで、ほんまにいい写真を見たときってどきどきする。なにかそこから、自然の脅威みたいなのを感じ取った時とか、あるいは幸福が伝わってきた時とか、悲しみがにじみ出ていた時とか、やっぱり心は揺さぶられる。他人の写真を見たときって、この人はこんな視点を持ってるんかと感心したりもする。プロの写真はやっぱりうまいなぁ~と思うし。

それでも、自分の撮った写真はほんまに特別なもんやと私は思う。写真は喋らへん。でも、多くを語る。かつて自分が体験した風景の一部を切り取っただけのものが写真。だから、自分の撮った写真はその枠の外まで見える気がする。いつもそこにはストーリーが詰まっている。この無印のカレンダーで表現できるものってそういうもんやろう、きっと。つまりは自分やろう。そういうわけで、このカレンダーキットがめちゃくちゃ熱い。

2006-10-16

am i waiting...??

はよう寝ればええのに、なぜか毎晩12時を待っているような気がする。12時が過ぎて、しばらくしてまだ起きていることを後悔して、布団に入って、翌朝起きれへんで、さらに後悔している。それの繰り返しやのに、今日もうろうろネットサーフィン。そして、時計は12時に向かって一直線。

緊急事態

なんか足がかゆいなぁとお持ってみたら、かまれている!!くそ。ええ?!と思っていると、目の前を蚊が横切った。この寝る前に!!!殺し損ねたから、緊急で蚊取り線香を焚きだしました。安眠を得るには、彼女の死あるのみ。ぼけぇええ~~!!!!!

2006-10-13

bad habit....

昨日の話をば。いきなりやけど、「車通勤」ええなぁ~~!!!もう、何がいいって、朝から好きな音楽をあほみたいな音量でうたいながらこれる……。いや、それもありつつやけど、自分の空間を保ちながらいけるというところが最大に魅力やわ。今の時期、窓を開けながら運転すると、特に朝なんかは涼しいさわやかな風が入ってきて気持ちがいい。しかも、天気めっちゃええし。願わくは、このままどこかへぶらりと逃亡……。笑

なんて、優雅な思い出に浸っているけど、昨日ははじめて車で会社に行ってみました。まぁできれば車で通いたいけど、近隣の駐車場が高い(自分が借りているところ3倍くらい)し、ガソリン代のこととかも考えると、電車のほうが経済的過ぎるからやむなし電車通勤やわ……。昨日は、試写会が当たってたから、仕事帰りにワーナー加古川までそれを見に行くために、ちゃっかりくるまで行ってスタンバっていたのです。駐車場は、1日止めても500円やから、たまに利用するくらいなら悪くはない。でもあの朝の優雅なドライブを思うと、ほんまクセになりそう。

仕事帰りに車を取って、またドライブが始まる。BGMは最近はまっておりますMANDO DIAO。前半がすばらしくいい。オープニング3曲の流れなんかは最高。ホーンが元気に鳴り響き、ちょっとセクシーなKiller Kacynskiは最高にテンション上がります!!!!彼らのメロディは、たまに同じスウェーデン出身のthe hivesを思い出させる。スウェーデン、何気にいいバンドが多くて気になる北欧の国。ええ感じでテンションも上がってきたところに、バイパスに乗ってさらにええ気分になったところで、TV&MEが流れた時にはあんた、うろ覚えの歌詞のくせに大熱唱してしまうというものです。笑

何の試写会に当たったかというと、11月11日から公開の(あら、ちゃっかり回し者のように宣伝してしまった。)"Sad Movie"という韓国の映画です。ついて何がびっくりしたって、試写会の人の多さ。そしてその年齢層の高さ!!さすが、おばちゃん世代が引っ張る韓流ブームは、衰えを知らんな、まだまだ。おばちゃんウォッチングは、なかなか面白いもんです。試写会を当てた人に向かって、「マメやわぁ~。マメやわぁ~」を連呼するかと思えば、違う組のおばちゃんは「たまたまはがきが2枚あったんよ!!それで、わたしの名前と、娘の名前書いて応募したら、2枚当たったねん」と、言うていた。この話は、10分に1回くらいのサイクルで繰り返された。いや~、話のサイクルはやいなぁ~。滑らない話でもこんなハイペースではせぇへんで!!と心の中で突っ込みつつ、チケットのラインに並んだ。試写会の専用ラインで、1列しかないもんやからやたらと時間がかかる。

私の席は、通路側から2列目やってんけど、すでに一人で観に来ていたおばちゃんが座ってはった。おばちゃんに、「すいません」というて入ろうとすると、「わたし細いからとおられへんな。どくわ、ちょっと待って」とおばちゃんギャグまでしっかり披露してくれた。左隣はそのギャグおばちゃんで、右隣はひとつ空けておばちゃん4人組やった。2人がわたしと同じ列で、もう2人の連れはひとつ前の列やった。そのおばちゃんらによると、「わたし、大体夜の10時くらいからドラマ見始めるねん。ほんで、やめよう、やめようと思いつつ見てしまうやろう。ほんで寝るのは、3時4時よ。」と言うていた。この、「やめようと思いつつ見てしまう」というフレーズ、どこかで聞いたことがあるような……。いやぁ~、すごい。映画が始まる前から色々楽しませていただいた。

映画のほうはというと、4組のせつない話のオムニバス映画で、ラブアクチュアリーを思い出させる感じやった。2組ずつが、微妙に関係に接点があったりなんやけど、やっぱり、ああいう登場人物の多い映画はあんまり感情移入できひんかも。それぞれのストーリーやエピソードは、悪くはないけどなんか中途半端かなー、という感じはぬぐえへんと思った。この4組の中で一番好きなストーリーは、親子愛がテーマになったsad story。子役の男の子がいい。雨の中、黄色いカッパを着て泣きじゃくるシーンが印象的やった。ラブアクチュアリーもそうやってんけど、オープニングがよかった。写真がばばばばばっと出てくるあの映像をみて、やっぱり写真ってええなぁと、映画を観にきて思ったりした。全体を通して優しい光にあふれたような映像も、はじめから悲しさを予感させるような、儚げな感じやと思った。やっぱり、sad movieというだけあって悲しいんやけど、絶望で終わっていくんでなくやさしい光に包まれたイメージで終わっていったところがよかったと思う。

まぁ、そんなところ。やっぱり、映画館で見る映画はええもんやなぁ。

話が飛ぶけど、阪神タイガースの片岡選手が引退した。甲子園での引退のスピーチをスポーツニュースでやっててみたけど、かなり目頭が熱くなるいいスピーチやった。言葉が重くて、聞く側にずっしりと響いた。たった2分とかそこらの短い映像やったけど、いいもん見たなぁと思った。

2006-10-11

i know it's not all right!

ほんまに、いつまで悩まされ続けたらええんやろう?!もう10月やで?!と、怒り爆発の矛先は、あのtiny devilこと蚊のばかたれです。最近涼しくなってとんと見かけへんようになったと思っていたところへ大襲撃にあった。昨日は、ちょっと蒸し暑い空気が流れ込んだらしく、ひんやりから一転、可もなく付加もなくないわゆる過ごしやすいやん、な気候やった。そこへ油断していたこの私。日記を書き終わってさて、寝ようと思ってベッドに入って、そこまではよかったわ。ごろごろして、寝床を定めて、眠りについた。ここまでもよかった。しかしそのあと、何時間ねたんやろう、というところで、例の「ぷ~ん」というあの人を小ばかにしたような羽音で目が覚めた。羽音だけではなくて、すでに奇襲攻撃の後やったらしく、あちこちが痒いことに気がついた。寝ぼけ眼で、必死で机の上のムヒを手繰り寄せてかゆみを伴うところに塗りつける。やっぱり、液体より固形がええわ~、効くもん。て、ちゃう!!!!ほんまにあほかというくらいにかまれていた。ほっぺた左右2箇所ずつに、眉間、眉毛の上、これで顔だけで6箇所。ちょうど袖が終わった右手首、暑いから背中を出していたらしく背中、暑くてジャージを捲り上げていたせいで足数箇所。おまけに、手のひら。ありえへん。ありえへん。ありえへんやろ。ほんまに、何でこんなに狙われなあかんねん。その後もしばらくかの羽音と戦いつつ、かゆみに耐えつつ、ムヒと共に夜を乗り切った。何とか朝を迎えて、目覚まし代わりに使っているテレビがついた。でも、眠くて起き上がることができずにしばらくそのテレビをBGM代わりにうとうとしていた。そうしたらその内容が頭の中に割り込んできて、夢になって映像化された。朝から見るにはへヴィーな、国連っぽい夢やった。北朝鮮に制裁を加えるための会議みたいな状況で、まさにニュースそのもの、と思いきや、一番重要な判断を下す人がなぜか私の友達で、彼女はその決断を渋ってなかなか首を縦に振らず、そのまま会議は終了……という夢やった。その後、同じ法廷のようなところに、向井亜紀夫妻がやってきて……、とこの辺からは夢というよりニュースがそのまま流れ込んできた感じやけど……。

そういうわけで、だるくて眠い、というよりは、リアルに普通にほんまに眠い。こっくり居眠りじゃなくて、そのまま枕に頭を押し当てて気の済むまで寝たい、という感じ。そやから今日こそは、日が変わる前に寝ようと思ったのに、この日記をだらだら書いているせいで、またも日付が変わってしまった!!せめて今晩は、蚊の再来はごめんこうむりたいところです。

2006-10-10

one moment

ほんまに、空というのは止まるということをしない。最近では、だいぶ日が短くなったから日が傾き始めてから落ちてしまうまではほんまに一瞬。5分違えば、明るさまで変わってしまうから油断も隙もならへん。最近は秋晴れの日も多くて、夕刻にはきれいな夕焼けが見られる確率が高い気がする。この間も、帰りにめちゃくちゃきれいな空やって惚れ惚れしてしまった。写真を撮りたかったけど、「駅まで一緒に帰ろう」と言われてちんたら歩いているうちに駅について、陽はすっかり落ちてしまっていた。あぁ~、一人なら、あるいはカメラ小僧の習性を知っている友達ならデジカメを取り出して写真に収めたのになぁ~。ほんまにあの時は悔やまれた。

けど、昨日またもやすばらしい夕焼けを見かけて思わず足を止める、ならぬ車を止めてしまった。ちょうど、ショッピングセンターから出る時やって、無駄にもう一回駐車しなおしたもんな。笑


 


夕焼けもきれいけど、最近月夜もきれいやでな。なんというか、月光が強い。夜やのに空が明るくて、暗闇のなかでも雲の白さがはっきりわかって、なんか心踊る感じがする。月夜を眺めながらこれを書いているわけではないけど、カーテンの外にそれがあるかと思うと、なんか寝るのがもったいない気がする。けど、そんな悠長なことを考えていて馬鹿をみるのは自分なんやな~、これが。睡眠けずるべからず。というわけで、おやすみ。

きんに君

筋肉留学か~。ええなぁ~。あたしも「●●留学」したいわ。「●●」は何やろう。わからんけど。でも、もし留学するならば学問って言うよりは、なんか趣味って言うか、興味あることをやりたいなぁ。

2006-10-09

THE REUNION SHOW

そういうわけで、今日は久しぶりに大勢で集まった。総勢7人。大学のときのつれは、もっと大人数で、いつももっと大人数やったから7人でもなんか小ぶりな感じがしたけど、卒業以来で一気に7人も集まるって言うと、これ、結構久しぶりな出来事やん?!ということで、まるでリユニオンショウ。こうして集まると、中にはちょいちょい出会ってる子とかもおるけど、久しぶりのことも全く久しぶりに会う感がないから不思議なもんです。まぁ、集まってもしゃべり倒すくらいしかせぇへんけど、まずカフェに行ってしゃべり倒し。カフェは、人数が多かったからか、なんか唯一ある「座敷」みたいなところに案内されて、はじめは何で座敷なんやろうなぁ……とか言うてたけど、ブランケットあり、クッションたくさんあり、他の客らかも店員からも見えにくいところにあり、というわけで相当くつろいだ。おっくんといざわっちは完全に友達の家に来たような状態になっていた。まさみの頼んだ蜂蜜のトーストは、半斤くらいあってボリューム満点で、若干面食らっていたようやった。そのおかげでおこぼれをちょっといただいたけどおいしかった。

結婚式の2次会のせいで4時半くらいに店を追い出されてしまったけど、それからもう少し元町よりまで歩いて、まいっぷちゃんのお店に行った。7人で一気に現れたらびびるに違いないで!とわいわい言いながら入っていったのに、まいっぷちゃん、おらず!!!!ざんねーーーん!!かと思いきや、裏で作業をしていたらしく、途中でちーやんが発見して一瞬下がったボルテージは、再急上昇。まいっぷちゃんは、相変わらず忙しそうにしていた。まいっぷちゃんの店では、みんなチョコチョコ思い思いのものを購入していて、おわんだは読書用にブックカバーをこうていた。私的に気になったのはボタンで、種類がめっちゃ増えていて、めっちゃええ感じやった。アメリカの古い布で作られたボタンはなかなかキュートやったけど、使い道がぱっと思いつかへんかったからかわへんかった。その代わり、めっちゃいい感じのカレンダーを見つけたからこうた。なんとしょうちゃんとおそろい。なかなか遊べそうなカレンダーで、楽しみ。たぶん手帳として使うことになると思う。しょうちゃんもどうつかうんかわからへんけど、多分お互い好き勝手に使うことが予想されるから、どう化けるのか、そういうのんも楽しみやわ。しかし、もうカレンダーの出回る季節なんやなぁ。どうりで風が冷たいと思ったわ。って、今日は特別か。まだまだ暑い日もあるものな。

晩御飯は、こないだいざわっちといったあほぼんにまた行ってみた。やっぱりサーモンと大根のサラダがうまい!!!まぁ、しゃべることは思い出話、滑らない話、誰かの話、これからの話など、など、尽きることはないのですが、やっぱり旅話は何回ぶり返しても面白い。面白い部分というのは、たいていトラブルのところやから、なぜか「トラブルにあってよかったなぁ~」と、トラブルまみれの自分の旅を誇らしく思ったりもしつつ……。まぁ、私の勝手な希望としてはいざわっちに是非ともイタリアに行ってきてほしいということです。せっかく時間もできた今なんやし、こんなまとまった時間を有効につかわへん手はないと心底思うのです。いざわっちの鋭い感性を、是非ともイタリアで発揮して、いろんな物を吸収して写真に収めて、心に収めて、それらをシェアしてくれる日が近い将来実現することをほんま、切に願います。って、いざわっちがこれを読んだら、プレッシャーになるのかしら??まぁ、楽しみにしておきます。

ほんま、今日集まったみんな、ありがとう~!!!また、近々集まって、あほみたいにしゃべろう~!!!!やっぱり、大人数であのカフェに行って、座敷をゲットするしかないな。相当くつろげるで。笑

2006-10-08

lovely

myspaceを探検していたら、beautifulなビデオを見つけた。


Get this video and more at MySpace.com

free hugs campaignの模様なんやけど、hugってすばらしいねぇ~!!久しくhugなんてもらってないし、こっちからもあげてへんわ。あぁ~、悲しい。まぁ、それは仕方ないとして、このビデオのもうひとつ興奮するポイントは、このキャンペーンがシドニーで行われているというところ。なんか、見覚えのある風景やなぁ~、と思ってよく見ていたら、こ、こ、これは!!!シドニーじゃぁあ~りませんか!と気づいた。ここあれあるとこや~ん、とか、ぎゃ~!タウンホール!!なっつかし!!と、ちゃう意味でも大興奮のビデオクリップなのでした。

2006-10-07

観月会

昨日は、姫路城で観月会があった。あったのは知っていたけど、全然行くつもりにしてへんかった。そしたら、おとといの晩にまさみから電話があって、まさみの学校のALTをやっているLuciaが行きたいらしい、ということで、あれよあれよと行くことになった。Luciaは、名前はまさみからとか、Janetからちょいちょい聞いていたけど、会うのは初めてやったからめっちゃ楽しみやった。

とりあえず、まさみとLuciaと合流するまではスタバで本を読んで時間をつぶした。夏の間はもっぱらアメリカーノのアイスやったけど、最近はカプチーノにはまっている。あの甘くない感じがいいわぁ~。さて、しばらくしてまさみとLuciaと合流。合流したかと思えば、いきなりまさみの無謀運転で、大丈夫かいな!!という状況で、自己紹介しているどころではなかった。でもまぁ、何とかパーキングに入れて、三の丸広場へ。観月会に来るのははじめてやってんけど、驚いたのが年齢層の高さ。まぁ、舞台で披露されているのが能とか、太鼓とかやからそういう意味では、納得の年齢層な気もする。あたりは、花見の時並みの酒臭さで、月夜の下の日本酒を楽しんでいる人であふれかえっていた。500円で地酒飲み放題、ということもあって、お猪口を片手にふらふら歩く人が一杯いた。おばちゃんの宴会も多くて、「観月会」を口実に実にいい飲みっぷりなのであった。ずっと前の日記にも書いたことがあるかも知れへんけど、ラテン語で月はLUNAという。それが英語でLUNATICとなると、精神異常の、とか、常軌を逸したという意味になる。これらの精神異常的な症状は、昔は月の満ち欠けが原因と考えられていた。それほどに月は人々にとって魅惑的で、不安定な要素を含んでいる存在やったということでしょう。特にこの時期の月は「中秋の名月」と呼ばれるくらいに一段と美しい。そりゃぁ、心躍らせて狂わせて、飲むにはもってこいの季節というわけでしょう。ライトアップされた城と、琵琶と尺八の音色を彩る月夜の会場は、ほんまに贅沢な空間やったねぇ~。しかし、もっと屋台とか出ててほしかったー!かろうじでありつけたのは、てんぷらと月見団子やもんなぁ~。もっと晩御飯らしいもんにありつきたかった。笑 まぁ、まぁ、いつも花より団子になってるから、たまには花形を楽しんだということで。(う~ん、我ながら苦しい納得やわ。笑)

その後、3人でボーリングに行った。ボーリングは面白いねんけど、へたくそやねんなぁ~。大劇のボーリング場は、エレベーターを降りると目の前にいきなりレーンが飛び込んでくる。これは、結構衝撃的。途中、「天橋立」投法なども飛び出しつつ、楽しいボーリング大会(?)やった。

家に帰って、ナイトスクープを見てしばらく転寝をして起きると、玄武と白狐に分かれておおぎりで戦われる「ダイナマイト関西」がやっていた。はじめから見たかったよー!!!しかし時すでに遅し、準決勝第2試合やった……。結局、笑い飯の西田が優勝していた。ケンコバの試合が見たかったわーー。

2006-10-05

coffee mug

mug mug mug
coffee mug
gonna clear away the haze
liquid proof
that i can win this race
coffee mug
the grip that keeps me tall
my inter-link
keeps me questing all
i don't need no booze or drugs
i just chug-a-lug-o my coffee mug
and i don't need your kiss and hug
i just chug-a-lug-o my coffee mug
they haven't banned
my liquid drug of choice
there's too many hooked
and they've got too much voice
so for the moment
we're all pretty good to go
with 98 cups
with 98 more to go
i don't need no booze or drugs
i just chug-a-lug-o my coffee mug
and i don't need your kiss and hug
i just chug-a-lug-o my coffee mug
here a bean, there a bean
everywhere a mean mean
bean chug - a - lug - o - my
coffee - mug, mug, mug, mug

これ、descendentsって言うバンドのcoffee mugって言う曲なんやけど、なんとこれ全部歌って34秒。いやー、いい。

2006-10-04

thai!!

今日は、Emilyの個展を見に行った。今回のタイトルは、「散らかりまショー(let's make a mess)」というわけで、DMがきた時はオブジェクト系かなと思っていたら、やっぱりペインティングやった。今回は、Emilyの身近な人(学校で働いている先生や友達)を題材にしていて、今日はそのモデルになった先生たちも一緒にギャラリー見学に行ったから、本人と絵を見比べたりできて楽しかった。やっぱりギャラリーはいい。今回は招待されていったけど、たまたま見つけたときのうれしさは本当に格別。なんというか、こう、街なかでもどこでもいいからひっそりあって、それを見つけた時はちょっとした幸せな気持ちで満たされて、思わず顔の表情が緩む。

その後、タイ料理屋にいったんやけど、こんなところにタイ料理やあったんや!!というくらい意外なところにその店はあった。西二階町とか、めっちゃ見落としがちやわ。というか、普段そんなところとおらへんから、あの辺に食べ物屋があることすら知らんかった。このタイ料理が、なんというか、めちゃくちゃマイペースなおばちゃんが仕切っている。完全に上から目線なん。いちいち指示は多いし、細かいところまで口を挟んでくる。はじめその態度に、なんじゃここは?!と思ったんやけど、しばらく見ていると、どうやら全くおばちゃんに悪意はないらしく、腹が立つとかそういうレベルではなかった。なんというても、料理がうまい。本格タイ料理(おばちゃんいわく、バンコクの庶民料理)で、焼きそばみたいなやつ(ちょっとちゃうけど)とか、グリーンカレーとか、出てくる品々どれもうっまいの!!!辛いんやけど、ぜんぜんいやな辛さじゃなくてほんまおいしかった~~!しかも何より安いのがうれしい!!ビール1敗飲んで、5品くらい食べて割ったら一人当たり1400円弱。これはうれしい♪あのおばちゃんは強烈やけど、悪い人じゃないし、また食べに行きたいわ。

2006-10-02

KYOTO NOW!!

先週末は、久しぶりに遊んだ。ほんま、気付けば、9月の週末はほとんど家におったからなぁ~。しゃかりきに遊ぶとやっぱり楽しいもんです。しかも、舞台は京都!!しかも、久々の友達との再会!!オーストラリア時代に友達になった子らやねんけど、一人は名古屋、一人は東京に住んでいるので、再会するとなるとこれまるで一大イベント。はじめ、名古屋の友達と去年の夏以来やし久々にあそぼうやー!という話になってて日程だけ決めてたところへ、東京の友達から「夏休みを1週間取れて、京都に行くから出てこれるならあそぼう」という連絡が入った。偶然にも3人とも知り合いやから、ほんならいっそみんなでおうたらええやんということで、ちょっとしたREUNION会になったわけです。その再会も楽しみやってんけど、私のもうひとつの楽しみは、久々のバッパー泊。去年の夏に一人旅の時にお世話になった東本願寺近くのバッパーに泊まることにした。新しいところも試してみたかったけど、場所もわかっているし、何より安いのが魅力的!!しかも、門限もないからむしろ、そこがいい!!!という感じで手配した。

まぁこれ、久々におうたら京都云々よりも積もる話や思い出話のほうが多すぎて、なかなか動き出されへん。カフェで散々しゃべって、お昼ご飯になぜかうなぎどんぶりを食べてまた散々しゃべって、ようやくそろそろどこかにいくか、ということになった。それで目指したのが「二条城」。意外にも二条城っていったことなかったんよな、私も(もしかしたら、修学旅行かなんかで行ったことあるかもやけど、すでに記憶になし)。二条城と名前はよう聞くもののどんな建物かは知らんかったんやけど、なんと!!!!大政奉還が行われたという歴史的にもかなり重要な場所なんだそう。うぐいすばりの床は、歩くときゅっきゅきゅっきゅとええ音で、真ん中にカーペットみたいなんが引いてあったけど、足が汚れてもええから廊下の端っこの木の部分を好んで歩いた。色々説明を読みながら、聞きながら、想像しながら、妄想しながらまわるのは面白い。もう少し歴史をしっかり知っていたら、面白さも倍増なんやろうけど、そこは持ち前の妄想力でカバー。なにより、それを手助けしてくれたのが人形たち。大政奉還がまさに行われたという広間では、ほんまはるか向こうに将軍がいて、老中や若年寄、そして普通の侍(って、あんな場所に入れるんやから相当身分は高いんやと思うけど)と続く。それはまさに、日本を大きく変えた現場で、なんかこう、特別な感じがした。立ち止まって気の済むまで見たかったけど、人の流れもあるしなかなかそうも行かず、それがちょっと残念。

それから歩いて平安神宮を目指すことにしたんやけど、方角を間違えて歩いているうちに、どこかの商店街の祭りに出くわしたりした。軌道修正を図っていると、陰陽師安倍清明の清明神社に行き当たった。清明神社は、☆みたいなマークで普通の神社とは全く違った感じやった。方向を間違えたせいで、そこから平安神宮に行くのは遠いから、御所を目指すことにした。大きな通りには出ずに、ほんま「ただの路地裏」のような細い道を選んでいった。観光客は一切見かけず、面白い看板や、古い長屋の連なる路地裏は観光地京都とは違うもう一面のリアル京都の風景やった。そこで偶然ギャラリーの看板を見つけた。近づいてみると、どうも版画で彫られたような看板で、気がつくと吸い込まれるように矢印の方向のさらに細い道を進んでいた。行き当たったのは普通の民家みたいなところで、ギャラリーの表札がかかってある。閲覧にはアポが必要、みたいなことが書いてあったけど、目の前にピンポンがあるからとりあえず押してみた。

すると、出てきたのは銀髪でほりの深いおばあさんやった。流暢な日本語を話していたけど、日本人ではないことは明らかやった。事情を説明すると、「まぁ、いいでしょう」と中に招き入れてくれた。そこは、クリフトンカーフさんというアーティストの自宅兼ギャラリーなのであった。クリフトンさんは版画家で、京都の風景を見事に切り取って表現しているのであった。本人は不在やったけど、奥さんが色々説明してくれて、ある版画(Gion Umbrellas)の原版を見せてくれた。1枚の絵を完成させるのに、なんと13回も刷るそうだ。原版自体は6枚とか7枚くらいやったと思うけど、それぞれの色に合わせて刷るから、結果13回にもなるそうだ。これにはほんまにめっちゃ感動した。しかしそこから、どういうわけか宗教の話になって事態は急変。急変というわけでもないんやけど、まぁ、はっきり言えん点もあったから、なんかこう、会話がふわふわと中に浮いてしまった感じ。でも、久しぶりにこの「宗教」と直面した瞬間やったな。改めて、ここ日本で生活していると宗教のことを考える機会は少ないなと思い知らされた。私自身、クリスチャンではないけどバイブルスタディとかしたことがあって、それでもそれを「信じる」にいたらへんのは、やっぱりそれとは違う何かが、私の中にあるんやと思う。日本で、我が家で生まれ育って培ってきた、何か。仏教なのか、神道なのか、無宗教なのか、はっきりとはわからへんけど……。宗教は、時として戦争にまで発展してしまう原因になりうる。だから、場合によってはよくわかっていないものが意見したり、議論したりするべきではないかもしれへん。それでも、宗教についてたまには真剣に考えてみたり、直面したりするのは大切やと思う。最後はなんか、「神を信じればいい」みたいな感じになっていって、微妙なエンディングやなと思ったけど、まぁ仕方ない。しかし、あの版画の作品にはほんまに感動した。

それから、真っ暗になってからようやく京都御所にたどり着いた。真っ暗な中御苑の砂利道を歩いたけど、これはこれでまた面白かった。それにしても、御苑、広い!!!!ようやく普通の道に抜けて結局四条河原町まで歩いた。我ながらよく歩くなぁ、と思いつつ。京都駅周辺まで戻って、一度バッパーにチェックインしに行った。朝にもよったんやけど、荷物を置かせてもらっただけで、まだチェックインは済んでいなかったのだ。ラウンジのところでは、なにやら宴会が始まりかけていた。私はそれから再び友達と集合して、京都まできたくせに笑笑で飲んだ。みんな宿泊場所がばらばらやったから、バッパーまでは一人で帰ってんけど、東本願寺の前を通った時に、ライトの中に薄暗く浮かび上がった感じが良かった。昼の顔とはまた違う、いい色をしていた。バッパーでは抜き足差し足静かに部屋に行こうと思っていたのに、帰ったらまだ宴会が続いていた。でもいよいよ終盤で、ニュージーランド人とスタッフの人イギーポップを聴いていた。私もよくわからんけど、「この歌はいい歌だ!!」とか言うて、肩を組まれて一曲参加させてもらった。

朝起きると、同室の香港の女の子と少ししゃべる機会があった。日本語が結構わかるんやけど、たまに私が早口なのか、単語がわからへんのか、話が通じひん時がある。でも、漢字を書いて説明すれば「あぁ~、わかるわかる」と話が通じるから面白いよなぁ~。漢字サマサマやわ。今から1年間京都に日本語を勉強するために来たらしいから、アパートと布団をさがさなあかんと言うていた。布団てどこで買える?!って聞かれたけど、地元人じゃないからうまく答えられず……。力にはなられへんかったけど、今頃は布団もアパートも見つかっていることを祈りつつ……。

再び京都駅に集結して、またカフェでだらだらとしゃべっているうちに、東京の子は帰る時間になってしまった。それから残った2人で小雨の降る中観光に出かけたんやけど、向かうは鈴虫寺。でも、ついた時点で腹が減っていたのでそばを食べた。とろろと卵とのりと青海苔がかかってあるそば。これがめちゃくちゃうまい。雨で気温が下がっていたから、ぬくいのがまたなんともありがたい!!雨の中を歩くのは結構難儀やけど、雨音を聞きながらのそばはなかなか乙なものでした。さぁ、鈴虫寺!!ほんまに鈴虫めっちゃ鳴いてるねんなぁ~~!!お寺の人の説法もためになってしかも面白かった。帰りにお地蔵さんに「今一番、そして唯一の願い事」をして帰った。はよききめが現れてくれればいいんやけど。

それから、嵐山によって、ぶらぶら。いつ見ても、渡月橋の上から見る山側の川の景色がすばらしい。土産物屋でおばちゃんに「全国お土産銘菓ベスト10に入った!!」というおたべのしろごまくろごま味を勧められてこうた。おばちゃんはしきりに「1位は白い恋人やねん~」と連呼していた。そのまま現実逃避で京都にしばらく居座れたら……と思ったけど、やっぱり来てしまうのね、夕暮れが、そして明日が……!!!というわけで、ぼちぼちええ時間になったから帰路に着いた。名古屋は新幹線で行くとめちゃくちゃ近いらしく、私がまだ神戸らへんを新快速で帰っていると、「もう着いた!!」というメールが入ってきてびっくりした。今回の3人のメンバーの中では、私は「貧乏キャラ」ということで定着してるから、唯一在来線で帰って行ったのであります……。いやー、でも京都-姫時間を新幹線で行くだなんて、リッチすぎるよなぁ~~?!笑

今回の旅、久しぶりの京都観光のよさもさることながら、やっぱり久々の再会はよかった。みんなそれぞれ違う出身地同士が、なんかの縁でシドニーという町で出会い、こうしてまた日本で、誰の出身地でもない土地で再会できるっていうのは、ほんま特別な時間やと思った。というわけで、ええ週末でした。はぁ~、Snap back to reality, OHH - there goes gravityやね……。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。