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2020-09-26

あん

映画 「あん」を観た。

2015年の映画だから、今更かい、と思われることを承知で叫ぼう。(しかもでかい声で)

いい……!!!

めちゃくちゃよかった。いろいろ言えば言うほどこの映画の良さがそがれてしまう気がするので、それ以外にもはやいうことがない。

あんこが食べたくなったなぁ。おいしいどら焼き食べたいなぁ。生きるって実はものすごくキラキラとしていることなんかなぁ、とか。日本の季節の移り変わりが画面を通して鮮烈に映し出されて、希望とか、予感とか、悲しみとか諦めとかなんかいろいろな感情が渦巻いて、樹木希林さんに本当に心を打たれた。市原節子さんにも。

うっ。結局いろいろうじゃうじゃ言うてしまっているじゃないかい。ほんま、いい映画でした。

2020-09-18

mid90s

 久しぶりに、うおおお、この映画を見てみたい、というトレイラー見て思った。「mid90s」である。

90年代半ば。

口に出して言うてみるだけでなんとなく甘く、うっとりする。私はスケボーキッズでもなかったし、ヒップホップを聞いていたわけでもない。でも90年代に思春期真っただ中で、洋楽を聞き始めてみたり、本を読んでもやもやとうじうじといろいろとぐるぐるしていたな。それは今でも変わらへんのかもしれへんけど。

弟と両親が買い物に行った瞬間にこっそりスーパーファミコンを取り出して遊んだり、一輪車を無駄に練習したり、自転車を立ちこぎして駄菓子屋に行ったり、友だちと真冬の夜中に流星群を見るためにもこもこにだるまみたいにいろいろ着込んで地面に寝転がって空を見上げるとか、学校からの帰り道次の日も会うくせにどうでもええ話を最後の交差点のところでいつまでもだらだらしゃべったり、自転車を二人乗りしていたら溝にはまったり、行き先も決めずに始発の電車に乗り込んでとりあえずいけるところまで行ったり……。

90年代から00年代前半は、あほすぎる思い出がいっぱいやな。そのころに聞いていた音楽を聞いたら映像やにおいがよみがえってきそうな妙に生々しい温度の時代だ。

苦くてどうしようもなくてダークで何もできない。でも甘い、そういう気持ちをぐっと抱きしめたくなる。映画を見ながら映画の中の少年たちの気持ちに入り込むというよりも、映画をおいながら、自分自身のそういう気持ちを引き出されたような、見終わった時にそんな気持ちになっていた。

いい映画やった。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。