日曜日は高砂のオクトーバーマルシェへ。
とよこちゃんと合流して、駅でジェームスと待ち合わせして4人で街歩きを開始。私はぶらぶらと歩きまわり始めて人がいる方に何かあるやろうからそれを見つけたらそっちに向かっていくタイプやけど、ジェームスはちゃんと誘ったときに送った地図をチェックして会場の方向を調べてくれた。久しぶりにジェフ以外の(しかも複数で)知らん町をうろうろするから、なんかそれだけでうきうきしてくる。
日曜日やったからなのか、もうそういうエリアなのかわからないけど結構シャッターのしまったお店が多かった。韓国風の名前の焦点が点々とあるから、何やろうなぁ、とか言いながら、焼き肉屋を発見して、「ピビンバ」にはやから心躍る私であった。
福山のような昔ながらの街並みかと思いきや、一部そういうところもあったけど、どちらかと言えば昭和後期の住宅街といった趣だった。駅前にあった下が商業施設になって上がマンションのようになったビルに、昭和の遺産という印象を受けた。白浜の宮の駅の近くにあった「ニューセンター」というところを思い出した。
小さいころに住んでいた家の近くにあった「ニューセンター」は商店が一か所に集まったショッピングモールのはしりのようなやつだったけど、大きな商業施設(今でいうイオンモールみたいなやつ)ができてだんだんすたれていった。風邪をひいたら当時車の免許をまだ持っていなかったお母さんの自転車の後ろに乗って、病院に行って謎の味のする飲み薬をもらって、帰りにニューセンターでサンキストのゼリーを買ってもらっていたもんだ。だから、なんというか、ノスタルジーみたいなものをそこには感じる。寂れて廃墟になってなんとなく荒廃したイメージの中のノスタルジー。もう令和やもんな。
古道具をぶらぶら見て、その中にタイプを発見してテンションが上がった。日本語の感じのタイプである。まさみの出店しているところに顔を出して、生き生きと店番をしていて、イベントのために用意したというキーチェーン「ネコチャーン」についていろいろ教えてくれた。やっぱり思いを込めて作ったものというのは伝わってくるからいいなぁ。ゆきさんのバッグにしろ、まさみのネコチャーンにしろ、込められた思いは違えど、込められたものは作品からじわわわわんとあふれ出している。
せっかくやからアップルパイとかそういうのも食べたかったけど、どこもいっぱいでいつありつけるかわからへんかったし、そうこうしているうちにお腹もすいてきたから一路焼肉屋さんへ。「準備中」の看板がもうかかっていて、ぎょーーーー!!となったけど、ダメもとで「もうランチ終わりました?!」と聞いてみると「まだ大丈夫」というおかみさんの声。神過ぎる。
しかも鉄板で自分で焼いていいタイプのランチやって、めちゃくちゃ久しぶりに食べた焼き肉に大興奮。ああ、おいしすぎた。
そのあとは、シベリアこうりゅ中にベルリンフィルハーモニーから演奏を教えてもらい、94歳で現役でアコーディオンを弾いているというハイパーなおじいちゃんに会った。めちゃくちゃ元気で、そして力強い声。自分の好きなことをしている人というのは、本当にまぶしい。そして、それを伝えたいという前のめりの感じを見習わないといけないと思った。
大充実の週末。よっしゃ、がんばるぞ!!