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2021-03-11

エビぞりジャンプ

 昨日、歩いていると小学生がボールで遊んでいたのが見えた。ボールがそれて、ころころと転がっていくのを一人の男の子が追いかけていた。

結局、田んぼに落ちてしまったからそれをなんとなく眺めていると、男の子はえいやと思いっきりジャンプして田んぼに飛び込んだ。

その様子がなんというかあっぱれで、じいんとした。田んぼに降りるだけやのに、思いっきり踏み切って斜め上に羽ばたきそうな感じで飛んで、背中がしなやかに反っていて、ドラゴン戦でヒーロー覚醒してめちゃくちゃ高く飛んだ時のペコみたいや、と思った。マンガじゃなくて、アニメじゃなくて、ドラマじゃなくて、日常であんなに躍動感のある動きを(遠巻きやけど)目にして、マスクの下の鼻の穴がふんっと開きそうやった。

男の子はパットボールを拾いあげて、ひょいとまた道路に戻っていって、ボール遊びは続行。

一瞬の風景。

2021-02-25

中間地点で会いましょう

 昨日、相生に行ってきた。

相生と聞いても、名所や名物がいまいちピンとこない。ただ、ともこさんと私の家のちょうど中間くらいの場所が相生くらいだからそこで会うことにしようと落ち着いたのだ。

こういう感じの待ち合わせ場所の決め方は久しぶりで以上にわくわくした。誰かと待ち合わせるなんて、大きな町か何かがあるところというのが定番というもの。しかし、今回はただただ「間を取って」というだけで相生にスポットライトがあったのだ。

でも、久しぶりに会う友達、そしてころ中であんまり人のたくさんいるところに行くのもどうも気が引ける、とあれば、この相生で会ってお茶をするというのは至極理にかなった理想的な待ち合わせ場所にも思えてくる。

降り立ったことのない町に降り立つのは面白い。車のナンバープレートが自分の車と一緒なのに、この町を通り過ぎたことはあるけど、電車で降り立つのは初めて、という相生と私の不思議な距離感。

久しぶりに会う友達は元気そうで、マスクの上からでもお互いの笑みがこぼれるのがわかった。ただひたすらに南の方面に向かって足を動き出して、車などに気をつけながら、街並みをほぅほぅと楽しみながら、早速話す。

相生はペーロン祭りで有名で、まぁ、それくらいしか知らんのやけど、南に歩ききったら海にぶつかって、ワンになって波がほとんど立っていないその場所こそが、おそらくペーロン祭りの会場になっているのではないか、と想像された。

遊歩道も整備されていて、階段上になった観覧席のような石があって、そこに腰かけながら海を眺めつつ、いろいろな話をただだらだらと続けた。

昼時になっておなかがすいたら立ち上がって、またうろうろしてご飯を食べられそうなところを探し、おなかが満たされれば、また街並みをゆっくりと楽しみながら歩いた。そして、お茶を飲もうと言ってきっさてんを探し、またうろうろと歩いた。

天気が良くて、寒すぎず、歩いたことない町を友だちと雑談しながらうろうろする。別にショッピングをするわけでなし、ただ話す。

すごく贅沢な一日の過ごし方やったな。またやろう。

2020-10-19

高梁川マルシェ2020

昨日は倉敷で開催されていた高梁川マルシェというイベントに行ってきた。天気が本当によくてぶらぶらと街を歩くには最高のコンディション。倉敷の美観地区などは結構な人があふれていたように見えたので、前に来た時はほんまに人がおらへんかったんやなぁ、と実感。コロナやし、真夏の灼熱やったし。

なんか古い立派なお屋敷の中にいろいろなものつくりの人たちが来ていた。中でも目を引かれて面白かったのは「真田紐」という紐の繊維会社のブース。

平織のひもで、こんなに細い織物があるのかーーー、と感心してしまった。今うすぼんやり頭の中で考えている蛇腹のノートの止め紐に使ったら好さそうやなぁ、と思いながらぼんやりとみていて、お姉さんと話していると、コースターをつくるワークショップがあるというのでやってみることにした。

好きな紐を選んで手で織るんやけど、紐の太さが変わるだけでもだいぶん雰囲気が変わるし、それをああだこうだと言いながら、わいわいしながらおしゃべりながら手を動かすのもおもしろい。

各紐の色には名前がついているらしいけど、従業員さんの間では「赤・青」のやつは「アメリカ」、「赤・白・青」のトリコロールのは「パリ」などコードネームで呼んだりしているらしく、自分たちの商品をかわいく扱っているんやなぁというのが伝わってきてなんかそういうところにじいんとあったかいものを感じた。たとえ紐のあだ名が「マイケル」だったとしても。笑

出来上がったコースターは早速コーヒーを飲むのに使えるからうれしいな。あの紐の色合わせを見るたびに、ワークショップのことを思い出すだろう。

2020-10-06

高砂

 日曜日は高砂のオクトーバーマルシェへ。

とよこちゃんと合流して、駅でジェームスと待ち合わせして4人で街歩きを開始。私はぶらぶらと歩きまわり始めて人がいる方に何かあるやろうからそれを見つけたらそっちに向かっていくタイプやけど、ジェームスはちゃんと誘ったときに送った地図をチェックして会場の方向を調べてくれた。久しぶりにジェフ以外の(しかも複数で)知らん町をうろうろするから、なんかそれだけでうきうきしてくる。

日曜日やったからなのか、もうそういうエリアなのかわからないけど結構シャッターのしまったお店が多かった。韓国風の名前の焦点が点々とあるから、何やろうなぁ、とか言いながら、焼き肉屋を発見して、「ピビンバ」にはやから心躍る私であった。

福山のような昔ながらの街並みかと思いきや、一部そういうところもあったけど、どちらかと言えば昭和後期の住宅街といった趣だった。駅前にあった下が商業施設になって上がマンションのようになったビルに、昭和の遺産という印象を受けた。白浜の宮の駅の近くにあった「ニューセンター」というところを思い出した。

小さいころに住んでいた家の近くにあった「ニューセンター」は商店が一か所に集まったショッピングモールのはしりのようなやつだったけど、大きな商業施設(今でいうイオンモールみたいなやつ)ができてだんだんすたれていった。風邪をひいたら当時車の免許をまだ持っていなかったお母さんの自転車の後ろに乗って、病院に行って謎の味のする飲み薬をもらって、帰りにニューセンターでサンキストのゼリーを買ってもらっていたもんだ。だから、なんというか、ノスタルジーみたいなものをそこには感じる。寂れて廃墟になってなんとなく荒廃したイメージの中のノスタルジー。もう令和やもんな。

古道具をぶらぶら見て、その中にタイプを発見してテンションが上がった。日本語の感じのタイプである。まさみの出店しているところに顔を出して、生き生きと店番をしていて、イベントのために用意したというキーチェーン「ネコチャーン」についていろいろ教えてくれた。やっぱり思いを込めて作ったものというのは伝わってくるからいいなぁ。ゆきさんのバッグにしろ、まさみのネコチャーンにしろ、込められた思いは違えど、込められたものは作品からじわわわわんとあふれ出している。

せっかくやからアップルパイとかそういうのも食べたかったけど、どこもいっぱいでいつありつけるかわからへんかったし、そうこうしているうちにお腹もすいてきたから一路焼肉屋さんへ。「準備中」の看板がもうかかっていて、ぎょーーーー!!となったけど、ダメもとで「もうランチ終わりました?!」と聞いてみると「まだ大丈夫」というおかみさんの声。神過ぎる。

しかも鉄板で自分で焼いていいタイプのランチやって、めちゃくちゃ久しぶりに食べた焼き肉に大興奮。ああ、おいしすぎた。

そのあとは、シベリアこうりゅ中にベルリンフィルハーモニーから演奏を教えてもらい、94歳で現役でアコーディオンを弾いているというハイパーなおじいちゃんに会った。めちゃくちゃ元気で、そして力強い声。自分の好きなことをしている人というのは、本当にまぶしい。そして、それを伝えたいという前のめりの感じを見習わないといけないと思った。

大充実の週末。よっしゃ、がんばるぞ!!

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。