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2021-06-25

自転車

 ついに自転車を買った。

最初は27インチくらいがええかなと思っていたけど、20インチの折りたたみ自転車に落ち着いた。折りたたみやったら2階にも持ち上がれるから乗る都度下ろしたらいいわと思っていたけど、意外と重いし面倒なので、すでにいっぱいと思われた自転車置き場の端っこにねじ込むように駐輪することにした。

今まで自転車に乗るときと言えば通学とか駅までとかなので、いつも時間に追われていてめちゃくちゃがむしゃらにこいでいたという思い出が強い。だから「なんか早くこがないと」という変な強迫観念のようなものもどこかにある気がする。だから「いや、どこにも急いでないから」と自分に言い聞かせるようにしている。

20インチなので大したスピードも出ず、大きい道の端っこをひやひや走るのも嫌だし急いでいないので、農道とかを一人ゆるゆるとこいでいる。

しかし、20インチと言えど今までの歩きと比べると、格段に速く流れる景色と風を切る感覚はすごく楽しい。

緊急事態宣言が解けて図書館があいたようなので行ってみると、みんな暇なのか、再オープンを心待ちにしすぎていたのか、ものすごい人でごった返していた。私はかりすぎたらまたどれも読まずに期限が切れて、申し訳ない気持ちで返却ボックスにこっそり返す、ということになるのが見えていたので1冊だけ借りた。

山崎ナオコーラさんの「カツラ美容室別室」。

最近ハードに読書をしていないから、文章を楽しみながら心地よく読みたい気持ちが強い。山崎ナオコーラさんの作品は、ちょくちょく手にとっては読んでいる気がする。物語自体はすらすら読めて、なんか淡々と進んでいくけど、その中にごいーんと頭をどつかれたみたいになるフレーズがあらわれる。

相手の心を覗くことは、相手の心を予想することとは違う。 
 -中略-
理解は不可能で、誤解だけが可能。知らないということを深めたくて心を覗くのだ。

寝る前にちょっとずつ読み進めたけど、昨晩読み終わった。さっきもう一度ページを開いてメモった、頭ごいーんフレーズ。 

 

2021-02-25

図書館で借りた本

 この間図書館に行った時に4冊本を借りた。

期限が迫っている。

昨日電車の中で「私の中の男の子/山崎ナオコーラ著」を読み終わった。

めちゃくちゃおもしろかった。主人公「雪村」と自分の立場や置かれている状況は違うけれど、小説の中に出てくる数々のフレーズに共感したり、ぐっっと突き刺されてうううううとうなったり(心の中で)。

久しぶりにああ~、文字を追いかけるって、本を読むって楽しいなぁ、となんか読み終わってそわそわしたな。

2020-09-25

乳と卵

「乳と卵」という小説を読んだ。

普段読む本が偏っているからなかなか読んだことのない人の本を手に取るのは珍しい。メヒコ時代の上司が今東京に住んでいて、なぜか彼の口からこの小説の名前が出たのだ。

図書館に行ったらあったので早速借りてみて、さっそく読んでみた。

大阪弁でやり取りされる感じと、描写が臨場感があっておもしろかった。緑子が母親と話すことをやめて筆談でいろいろなことを伝えたり、思ったことを書きつけたりしているのは、「リトルミスサンシャイン」の男の子のことを思い出した。

小さな世界で、関わる人もそんなにいなくて、一番身近で理解してほしいのに理解してもらわれへん。あるいは理解したいのに理解できひん。なんでなん、なんでそうなん。もういややわ、というぐるぐる。

なんかものを書くことの一つの理由な気がする。自分と世界との距離感とか、自分の世界とか。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。