2008-04-21

free tibet

そういえば、何年も前に、bjorkとかをメインで好んで聴いている時に「free tibet」というビデオを買った。しばらく観ていなかった。……というか、今まで2-3回しか観てないんちやう??というくらい。もっとライヴ映像満載のビデオなんかと思ってこうたら、free tibetのコンサートのメイキングというか、チベットのバックグラウンドとかそういう場面が多かったからに違いない。英語やし、字幕もでぇへんし、当時は言うてることが聞き取られへんかったんやろう、とも思われる。

この間ブックオフでこうた中島らもの「西方冗土、カンサイ帝国の栄光と衰退」という本を読みながら、そのビデオを観る事にした。(このギャップある意味すごいな……。)言うてることが、今なら結構わかるようになっていたから、途中からは、結構ビデオのほうを見入ってしまった。折りしも、チベット情勢が騒がれている今日この頃やから、チベットの歴史や中国との関係を再認識することができてよかったな、と思った。

このビデオのすごいと思うところは、いろんなアーティストやバンドがfree tibetに向けて自分たちができることは??と考え、それをコンサートという形で実行するところ。この目的に向けて「アクションを起こす」ことがもつパワーを映像を通してやけど、力強く感じた。そして、自分たちだけがただ叫ぶのではなく、チベットの人たちをサポートし作り上げていくところが素晴らしいなと思った。もちろんコンサートにやってくるオーディエンスの中には、チベットのことをよくわからずに参加している人たちもいる。でも、このコンサートをきっかけに「知る」ことから彼らの意識が変わるかもしれないし、変わらないにしても「知る」ということにはかわりない。

「自分には一体何ができるとかと考えて行動を起こす」という一見シンプルなこのメッセージに鳥肌が立った今日の朝でした。もちろん、演奏しているシーンも収録されていて抜群にいいのです。これが。rage against the machineのあの重いサウンドにはやられた。そして、bjorkにまた惚れてしまった。

2008-04-19

女度

今日、高校の時の同級生にばったりと出くわした。なんか、前を歩いていた人が二度見してきて、あたしも思わず二度見してしまった。

「高校一緒やんなぁ?!」

と言われ、そういやそんな気がする、気がするぞ……?!と、思って、

「まさか、○○さん??」

と名前が頭の遠くの方で急に思い出した。それにしても、あたしは高校の時の友達ほぼ連絡とってへんなぁ、と彼女としゃべりながらつくづく思った。いろんな名前が出てきたけど、そのうちの誰一人とも連絡とってへんかったわ~。なんか、今日おうた子も高校卒業して以来、どうしてるとかぜんぜん知らんかったから、がんばってるんやなぁ、と言うのを聞けてよかった。自分の自由人ぶりが、ハハハハハ、です。(笑うしかないです。)

同級生と一緒にいた職場の人とは初対面やってんけど、聞いたら同い年というし普通にしゃべっていたら、なんか途中で「性格がさばさばしてるというか、割と男っぽい性格やね」と言われた。
ええ、さばさばしてますよ。
ええ、男っぽいですよ。
初めて会った人でもすぐにそう思われるって、なんかそうとう男気あふれてるって言うことやんなぁ?!

どうやったら、「女度」が上がるんでしょうか。 こんなことを日記のネタにしてる時点で、なんだかな~~~~。

2008-04-17

香川

昨日、今日と香川県のおじいちゃんの家に行ってきました。 おじいちゃんは、前にも日記で書いたことがあるけど御歳93歳、一人で暮らしている(自炊&木のおもちゃ作り中)ハイパーな人なのです。 両親はちょくちょく様子を見に行ってるんやけど、あたし自身はかんなり久しぶりに顔を見に行った。相変わらず元気やったわ~。 なんか、猫の木のおもちゃを10個くらい作る予定にしているらしく、今日だけで胴体になる木を猛烈に彫りまくっていた。

ほんで、香川県といえばやっぱりうどん。 2日間でうどん、4回食べた。まず、行きしなに善通寺市にあるいつも行くうどん屋さんできつねうどん。 晩御飯に、すき焼きにうどんを入れて食べたのが2回目。 朝起きて、うどん。 帰りしなにはじめていくうどん屋で釜揚げを1杯。 実に、スムーズなうどんの食しっぷり。笑

おじいちゃんの元気な様子も見れたし、おいしいうどんも食べられたし、充実の2日間やったなぁ。

2008-04-16

思い出した。

昨日書こうと思って忘れていたこと。そうや、思い出した。

「図書館の休館日が変わっていて腹が立った。」

ということやった。町が合併して、市の図書館の運営にあわすからということで、こないだからしばらく図書館が休みやった。それは知っていたけど、まさかしれ~っと休館日が変わっているとは。びっくりやわ。自分の街の図書館に振られたから、隣町の図書館まで足を運んだのに、そこも休み。ああ~、昨日は振られまくりやった。しかも、聞くところによれば、今までCDとビデオの貸し出しがあったのにそれがなくなったらしい。市のほうの図書館に合わせたからだそうだ。ああ~、残念すぎる。

最近こうた本は、阿部公房の「飢餓同盟」。その前に「カンガルーノート」を読み終わって、めっちゃはてなマークが残ったまま終わっていって、阿部はしばらくやめておこうと思ったのになんか手に取ったらまたもや阿部公房の本やった。読んでいてわけがわからへん方がいいんかなぁ。こんなん本読んでるうちにはいんねやろか。ほんま、私は読む本が偏りすぎているなぁ、と思う。本を買うときもいつもなんか、好きな作家のところしか見てへんもんなぁ。そら、幅広がらへんわ。はは。結局「飢餓同盟」をこうたけど、中島らものところも見ていて「バンドオブザナイト」が目に入った。

この本は、わけがわからん。それやのに、なぜか大好きでたまに読み返したくなる。

三宮 

やっぱり、兵庫県はええなぁ。
今日は、大学の時の友だちのしょうちゃんとプチパンちゃんとおうてきた。
2人は、昼間王子動物園に行くとのことやって誘ってくれてんけど、こないだ姫路動物園に行ったばっかりやし、気になるスポットが三宮にあったからそっちに足を運ぶことにした。

スウェーデンの家具屋さん、IKEAです。
てっきり、3月くらいにOPEN下もんやとばかり思っていたら、昨日がOPENやったみたい。
めっちゃブランニューやん!!
なんか、めっちゃミーハーみたいやん、あたし!!!!

とりあえず、三宮についてポートライナーに乗り込んだものの、あんまり乗ったことがないから勝手がわからへん。
ある駅でやたらみんな降りていくなぁ、と思いつつも電車に乗り続けていたら、目の前からIKEAが遠ざかっていった。
まさかここでおりなあかんかったんか?!と思えど、時すでに遅し。
そのまま電車に揺られていると、ハーバーランドのほうが見えて、なんかめっちゃ景色がきれいやった。
ほんでまた、いやぁ~、兵庫県はええなぁ、と心の中で思って、にやにやして車窓を眺めた。
ほんなら、景色がさらに海っぽくなってきた。
それもそのはず、橋を渡っていたのです。
陸がなくなって海が目の前に広がった。
やっぱりみんな海を目の前にするとテンションが上がるらしく、他のお客さんも窓にかじりついて眼下に広がる景色を眺めていた。
電車はやがて終点の神戸空港へ着いた。
……予定外に神戸空港に来てしまった。
改札をくぐると切符が無駄になるから、とりあえずホームから空港のほうと反対のほうをぐるりと眺めて、空港見学、ごっこ。
ちょうど、離陸する飛行機がいて青い空に飛び立っていくのがみれた。ラッキー。
そのまま折り返しの電車に乗って、今度こそIKEAのある駅にたどり着いた。

さすがOPEN2日目。
ここはUSJか!!!と突っ込みたくなるような長蛇の列ができていた。
仕方がないから並んでいると、並んでいる人全員にお茶が配られた。
まぁ~、お茶まで配られたら何もいえへんわ~、とお茶を飲みながら順番が来るのを待った。
中はすごい人やった。
平日とは思われへんような。いや、休日はもっとえらいことになるんやろうなぁ、という不吉な予感をもりもりさせる感じやった。
中にはレストランもあって、ミートボールも売ってあるみたい!!
IKEAは、オーストラリアで行ったことがあるんやけど、ミートボールをそこでも食べたから、なんか妙に懐かしくてうれしくなった。
もっとすいた時に行って、そしてミートボールを食べようと思う。

家具は、なるほど安い!!!
そして、素敵!!
でも、いまさらあの家具をあたしの部屋に入れても無駄な気が……。
どうせIKEAで家具を買い揃えるなら、一から何もない状態の部屋をデコレイトしたいなぁ~~。
とにかく人が多くてじっくりは見られへんかったから、半分人間観察みたいになってたけど、なんで関西の人ってこんなに面白いんやろう?!

「ええなぁ~、おもたら、高いねん!!!……安いなぁ~、おもたらもひとつやねん!!」(byなかなか見る目のあるおばちゃん)
「39円やって!!!!どれ?!?!」(by ものじゃなく、まずは値段に食いつくおばちゃん)
「これ、ものによってはパクってもばれへんやろうなぁ。」(by 長蛇のレジに並びながら、冷静に店のつくりとセキュリティを分析している男の子2人組。)
「これ、あかんで!!めっちゃ背中痛くなるねん!!」(by ソファーベッドに試しに座っている人を真横にしながら、自分の経験に基づきでかい声で友だちにソファーベッドを批判を語る女の人)

……家具じゃなくても、人みてるだけでも十分面白いような……。
2階では、いろんなアイディアの提案がされてあって、1階でその素材をそろえるというスタイルでした。
1階には、キッチン用品から照明器具、その他日用品もあって値段も手ごろやから手が出しやすかったです。
そんな中、あたしが購入したのは「氷を作る型」と「ガラスのコップ」。
氷を作る型は、星型に作れるやつと、縦長い氷のスティックが作れるタイプのやつをこうたんやけど、後者がめちゃくちゃ実用性高そうで今から使うのが楽しみ。
というのも、水筒に入れるのにもってこいやねん。
ペットボトルのあの小さい口にも入りそうな細さは、めっちゃいいわ!!

まぁ、そんなこんなで、一人IKEAを楽しんで三宮に舞い戻った。
プチパンちゃんとしょうちゃんも王子動物園から戻ってきていて、合流して早速ニューミュンヘンに向かった。
ニューミュンヘン、気にはなってたけどまだ行ったことなかったんよなぁ~~。
プチパンおすすめに加えて、しょうちゃんとあたしはドイツフリークやからまさに晩御飯にはもってこいの場所やったのです!!
ビールおいしいし、料理もおいしいしめっちゃよかったわ~。
ニューミュンヘンを堪能した後、スタバにコーヒーを飲みに行った。
王子動物園の動物話を聞いたら、あたしも王子動物園に行ってみたくなった。

今日は、電車代節約のために山電で行ってんけど帰りに乗り込むと阪神のユニフォームを着た人がようけ乗ってはった。
いやー、わかりやすい。
今日は、甲子園で阪神戦やったんやなぁ~。

2008-04-15

雑記

ほんま、書くまでもないけど、書きたい気持ちだけある。そんなことなら、書きかけのジャーナルでも完成させればええのに、って話やのに、あたしはどうにも「どうでもええ」ようなことへのほうが情熱を注いでしまう性分なのかもしれない。ここんところ、こっちに投稿する日記にも書いているけど近況報告っぽいことはmixiに書いている。それでも書き足りない、のでしょうか。ただに暇なのか。時間あるくせに、大切な(ほんまにせなあかんようなこと)はずるずると先延ばしにしてしまって、本当にどうしようもないよなぁ。

そんなことを書いているうちに、何を書くのか忘れた。ははは。ほんま、なんやねん。

2008-04-14

2年後

知らんかった。
映画のエンドロールは最後まで観る派やのに知らんかった。
Napoleon Dynamite(邦題:バス男)にエンドロール後に話の続きがあっただなんて。(続きってほどでもないか。おまけ、か。)

今日の夕方、友達の日記を読んで「あ~、最近映画観てないなぁ~」と思ってあたしの数少ないDVDコレクションを見ていると目に留まったのがこの、ナポレオンダイナマイトやったのです。
久しぶりに観たけど、この映画の不思議なところは、観るたびに面白さが増していくというところ。
あぁ~、なんてNerdな奴らなんや……!!!

エンドロールが流れてへらへらしながら観終わったら、

"2 years later..."

とか言う映像が始まった……!!!
2年後は、なんとナポレオンのお兄さんのキップと、オンラインで知り合ったその彼女との結婚式の模様でした。
ナポレオンがいねぇぞ?!?!となったけど、期待をうらぎらへん登場でほんまにSWEEEEEEET!!!!!と叫びたくなるのでした。

ああ~、ナポレオンが着てるあのダサいTシャツがほしい。

2008-04-13

姫路

今日は、昼から姫路でちょっくら用事があった。
終わってから、EIN姫路店の前を通った。
友だちの友だちの妹が働いているんやけど、友だちの友だちとも面識のないあたしは、その妹に関しては、まったくの知らん人、のはず。
なんやけど、その妹はあたしの友だちとも仲ええうえに、大学の友だちのプチパンちゃんがEIN神戸店で働いていてプチパンちゃんの知り合いでもあって、何気につながりがないこともない……、という感じで、前に行った時になんか知らんけど仲良くなったのよな。(説明してみたものの、まったく伝わらんな。あたしもわからんわ。笑)

まぁ、その「友だちの友だちの妹」という人は、みどりちゃんという名前です。
EINの前をゆっくり通ると、みどりちゃんがいて、店の外から手を振ってみると、どうやらあたしのことを覚えてくれていたみたいでささっと店の入り口まで駆け寄ってくれた。

A4の封筒を小脇に抱えて、カナダのナナイモでこうたファンキーな水筒を手にぶら下げて突如現れたあたしをみて、

「何ちゅう??」

と聞かれた。そういわれても、

「歩き中。」

としか答えようがなく。
みどりちゃんはすぐにその水筒に食いついてきて、それから何十分か水筒についてひたすら2人でしゃべっていた。
終いには、もう一人の店員さんも水筒話に食いついてきて、3人でさらに水筒談義に花が開いた。
さすがにナナイモまでは買い付けに行かれへんけど、そういえば、モンベルにそのタイプの水筒が売ってあるのを見たかも、という情報を教えてあげると、みどりちゃんは休憩時間にダッシュで見に行ってくるというていた。
別に水筒に限ったことではないけど、自分が「これはええわ~」と思って持っているもんに食いついてくれる時って、なんか知らんけどめっちゃうれしいなぁ。
水筒やで。

それから、納屋工房に足を運んでみることにした。
えっちゃんの期間限定納屋食堂にコーヒーでも飲みに行こうかな、と。
それに、納屋工房のKAO.さんともゆっくり話をしてみたいとずっと思っていたし。
KAO.さんは名前はいろんな人から聞いていたけど、まだちゃんとはしゃべったことのなかった謎の人物やったのです。
姫路城が真正面から拝めるというすんばらしいところにあるその新事務所の扉を開くと、「いらっしゃ~い」と出迎えてもらった。
行ってみると、なんだか知った顔の人たちがたくさん。
大きな窓からは姫路城が、どーんと見えて、まるででかいキャンバスみたいやった。
シンプルなんやけど、優しい木のぬくもりと、自然の光が差し込むあたたかいええ空間やなぁ、と思った。
コーヒーを注文したら、スコーンもつけてくれた。
ほんま、いつ食べてもおいしい、このスコーンは。
念願のKAO.さんとも話ができたし、知り合いとか友だちとかにもたくさん会えてよかった!!!
途中、印刷会社の人が来て、「紙、好きなんです!!!!」というと、サービスのご案内、という冊子と見本の印刷物をもらった。
やった~。ラッキィ。
印刷会社の人が商品の説明をしているのを聞いて、ほんまに惚れ惚れしてしまった。

なんか、最近は「ものをつくる」人たちに出会う機会が多いなぁ、と思う。
ほんまにみんな素敵なんや~、すげぇ!!!と連発連呼してしまって、なんか、関心と感動を通り越してため息まで出てしまいそうなくらいやわ。
なんか、そういう空間ってめっちゃパワーがあって、なんっかうれしくなる。
ほんで、ああ~、あたしもなんかがんばらななあぁ~、と思うばかりなのです。

2008-04-12

儀式

今日は、ゆみちゃんと不定期開催の「姫路探検の会」をしてきた。
まぁ、ただの晩御飯を食べに行く会なんやけど。
前回は駅南のシャンカルにいって、今回はあたしが車を出せるからというわけで、今宿のシャンカルに行ってきた。

シャンカルはインド料理やナンやけど、やっぱりここのナンは最高にうまい!!!
あの甘みが。ほんまに。なんとも。ええ。
チキンに始まり、ナンをうまいうまいとほおばって、ライスももりもり食べて、最後にチャイを飲みながら「インドのデザート」というネーミングのデザートまでがっつりいただいて、20パーOFF券使って一人1700円以下はおお、ありがたや♪
昨日奈良に行った時にに使った金額よりも多いけど。(昨日は、ほんまにケチったよなぁ~。笑)

食べながら、そして食べ終わってもだらだらしゃべり続けた。
そして、しゃべりながら、紙ナプキンをいじったり、お絞りの袋で遊んだりしていると、帰るときにはテーブルはこんなことに。
ほんま、長居するといつも帰り際には謎のオブジェが一杯できていて、儀式ができそうなテーブルにな

2008-04-11

奈良

そして、最後の1枚は奈良へ行ってきました。
結構早めに目覚ましをあわせていたにもかかわらず、昨日の長距離移動と夜更かしがたたってまったく気づかず……。
起きて速攻撃沈。
午前中は結局家でぶらぶらして、「こんなことでいいのか!!!!!」と自分に渇を入れて、ぺヤングで腹ごしらえをして家を飛び出した。

12時半くらいに出て、奈良に着いたのは3時前やった。
新快速で大阪まで出て、乗り換えのために環状線のホームに行ったら来たのは、環状線ではなくて大和路快速。
そう、あの奈良に乗り換えなしでいける快速です。
もう、それがホーム上がった瞬間にやってきたから、あたしは今日は奈良に呼び寄せられているんやなと思った。
そうそう、なんで行き先が「奈良」なのか。
それは、なぜなら奈良には「鹿」がいるから。
昨日の宮島の鹿を見て、どうしても奈良の鹿も見たくなったのです。
18切符旅の行き先決めとしては抜群にいかした理由やと自分でもにやけてしまったわ。
理由が馬鹿らしければ馬鹿らしいほど、この18切符の旅はどんどん素敵になる気がする。
そういえば昔、「浜松のうなぎが食べたい!!!」と、浜松にうなぎを食べに行ったことがある。
電車賃が2300円なのに対して、食べたうな重が2200円。
素敵過ぎる、この馬鹿贅沢!!!!

話がそれたけど、奈良に来るのはほんまに久しぶり。
いつ以来か覚えてないくらい。
でも、駅前の商店街の場所はちゃんと覚えていた。
歩きながら、マクドがあることをちゃんとチェックして鹿がいそうなところを目指した。
やっぱり、鹿といえば東大寺のほうやでな、と思い東大寺に向かうことにした。
でも、その前に春日大社という矢印を見つけて、しかも参道があるっぽいからそっちを先に見に行ってみることにした。
商店街を抜けて、横断歩道を渡ると、公園があった。
そして、そこには鹿がいた。
奈良の鹿って、東大寺以外にもいたんや!!!!
しかも、宮島の鹿ばりにおとなしいいい子達やったからそれにもびっくりした。
きっと雨やったから(そうやねん、また雨やってん。)、ヒャッホーーーーウとはしゃぐ元気もなかったんやろうなぁ。

春日大社へ向かう参道をざくざく歩きながらたまに茂みの中に鹿を発見した。
足が痛い。
昨日かなり歩いたからなぁ~。
しかし、今日は交通はJRしかつかわへんと決め込んでいるから、そんな足が痛いとかか弱いことを言うてる場合ではないのです。(というか、この発想がかわいげがないよなぁ、あたしって。)

人通りが多いところになると、鹿に若干の変化が現れた。
完全に人なつっこくなっている。
というか、あつかましさが増している。
鹿せんべいを持っていそうな人に擦り寄っていって、めっちゃ頭をぺこぺこさせておねだりをしていた。
宮島には、そもそも「鹿せんべい」というものが売ってなかった。
それどころか「えさ禁止」といたるところにかかれてあった。
一方、奈良。
鹿せんべいで儲ける店があれば、それにつけこんで食料を簡単にゲットするちゃっかりした鹿がいる。
そして、その間には喜んで彼らの橋渡しをする観光客がいる。
立派に需要と供給が成り立ってるなぁ。
まぁ、そんな商業鹿もいつつ、春日大社へとたどり着いた。
中の拝観は別途お金がいるらしかったから、どうせ雨やし雨宿りにしかならへんと思ったからそれやったらいっそもっと歩いて足元ぬれてやろうと、引き続きいろんな参道を歩くことにした。
学業の神様、お金の神様、恋愛の神様、いろいろ。
歩いているうちに、またもや周りに人っ気がすっかりなくなってしまった。
再びメインっぽい通りに出ると、バスできたと思われる団体がわんさかいた。

雨足が弱くなったり、いきなり強くなったりさだまらへんまま、東大寺のほうに向かった。
その前に、若草山を見てみようと思って若草山の方面に歩いていった。
そのころ雨がピークっぽく降り出したから、登山はやめておいたけど、晴れた日にピクニック気分で上ったら気持ちいいやろうなぁ~。
歩いている途中に「九重桜」という種類の桜を見つけたけど、普通の桜よりもなんか花がふさふさ(花びらが9枚あるんかな)で、なんか古の和を感じさせられた。
本当、不思議なんやけど奈良って独特の雰囲気やと思う。
なんか、歴史を感じる。
飛鳥とか大和とかそういう地名からも感じるけど、「ニッポン」の古い時代のロマンのようなものを感じる。
でもそこに、なんか人々の生活や昔の暮らしぶりも感じる。
宮島では感じひんかった、そして古都京都ともまた違う、独特の感じ。
それが「奈良っぽい」ということなんかもしれへんなぁ。

東大寺についたはついたけど、もう中に入るには時間が遅すぎるし、雨もさらにひどくなってきた。
足もびちょびちょで、あかん。
しばらく雨宿りをしながら行きかう人をぼんやり観察。
修学旅行生が多いなぁ。
雨がいっこうにおさまる気配がないから、もう帰ることにした。
そして、ようやく気がついた。

東大寺の前、くさい!!!!
そう、これこそあたしの中に眠っていた奈良の記憶やった。
そうやねん、鹿の糞くさいイメージやってん、奈良。
ここに集まる鹿こそが、商業鹿集団で、観光客めがけてお辞儀をしまくってしかせんべいをねだるあの「がめつい鹿」なのだ。
そうか~、奈良の鹿全部がああじゃないんやなぁ。
東大寺前にたむろする一部だけなんやん。
後は結構宮島の鹿みたいなんやん。
というか、鹿って本来おとなしい控えめなはにかみやなんやん。
今回の奈良探検で、くさいのはどうやらここだけということがわかったわ。
いやぁ~、いい発見ができたなぁ。

さて、家に帰ろう。
でも、またもやミンティアと水だけで歩きまくっていたから力がなくなってきた。
行きしなにマクドをチェックしておいてよかった。
あのマクドにたどり着くためだけに帰りは歩いたようなものやからなぁ。
雨で冷え切った体に、コーヒーのあったかさが染み渡る。
半日やったけど、雨やったけど、足を伸ばしてよかったな、奈良。

2008-04-10

宮島

今日は、4月9日。
それやのに18切符がまだ2枚も余っていた。
そういうわけで、旅。

朝5時前起床。
ここ数ヶ月、こんな早起きしたことない。
起きれた自分自身にびっくりしつつ、用意をして家を出た。
朝2番目の電車にはすでに通勤の人が乗っていたけど、まだ座れるくらいの余裕があった。
姫路駅について、岡山方面のホームへ向かう。
目的地は広島の宮島。
実はまだ行ったことがなかったのです。
去年の今頃にも宮島に行きたいと思っていたのに、早起きに失敗して結局市内どまりになっていたから、今度こそは、どうしても行きたかったのです。

早起きがたたって、電車に乗り込むなり爆睡。
一応持っていた本を開くも、多分2文字くらいしか読んでない。
次に目を覚ますとすでに、岡山で乗り換えやった。
寝ぼけた目で、どのホームかわからず岡山駅構内をうろうろ。
「徳山」行きに乗ればいいとのことやったけど、徳山って、どこ?!
やっぱり近畿県内を離れると急に地理に疎くなる。
関東に向かったときもそうやったもんなぁ。
徳山は、どうやら山口県にあるらしく、つまり乗り換えなしで宮島までいけるのだ。
すげぇ!!
今までやったら、福山とか三原とか糸崎で乗り換えなあかんかったのに~!!めっちゃ楽チンやわ~。
全部が全部というわけではないみたいやけど、一部はこんな風に直通になっているみたい。
この電車にも乗り込んで、しばらく立っていたけど席が確保できるなりすぐに夢の世界へ。
何回か目を覚まして、そのたびにおばちゃんがでかい声で「この電車は5両編成!!」という内容の話をしていた。
大量の人の気配で起きると、なんともう広島やった。
びびった。まじで。

もうひとつびっくりしたのは、宮島って広島駅から結構離れてるねんなぁ。
目と鼻の先くらいかと思っていたら、30分ほどさらに西へいかなあかんかった。
途中、隣のおばちゃんが話しかけてきて、どうやら降りたかった駅でおりそびれたらしい。
あたしが宮島に行くことを言うと、「それもいいわねぇ~」というて宮島まで足を伸ばすことにしたらしい。
しばらく話していたけど、宮島口に着くころには、またこっくりこっくりとしていた。
「宮島着きましたよ」と声をかけると、えらく感謝されて、「楽しんでね」と言われた。
私も、「お互い楽しみましょうね」と言って、おばちゃんと別れた。
なんか、日本語の難しいって言うか、ちょっとためらってしまうのは二人称。特に目上の人とか初対面の人に対して。
「あなた」とはなかなか言えへんし、かというて「あんた」とか「自分」はなれなれしすぎるしなぁ。
まぁ、それはおいといて。

宮島へは、宮島口からさらにフェリーを乗り継いでいく。
天気はあいにくの曇りやけど、寒すぎもせず暑すぎもせず過ごしやすくていい感じやった。
10分もすると、島についた。
そうか、宮島って、島なんやなぁ。
何をいまさら、と言う感じやけど「広島」とかの感じで島と言うイメージが薄かったんかも。

船着場から出ると、さっそく鹿がいた。
おお~、宮島っぽい!!!
でも、鹿がなんか、お上品な気がした。
あたしの鹿のイメージって、奈良のあの「せんべいくれ、オイ!」やから、ここの鹿はなんか控えめでひょうひょうとしてるなぁと感じた。
外国人観光客も多くて、家族連れで小学生くらいの子供た多いのにもびっくりした。
「ありえへんくらいかわいい!!鹿~~~!!!鹿~~~!!!」とはしゃいでいた。

大鳥居と厳島神社は、なるほど美しい。
あの朱色がほんまにきれいなんや~。
でも、あたし的に一押ししたいのは「大聖院」の「戒壇めぐり」。
大聖院には、観音堂という建物があってその中にはチベット密教の砂マンダラがある。
チベットのことは、最近テレビでよく見るけど、私の中ではずっと、いつかいってみたい場所のひとつやった。
だから、まさかあんな形でニュースを頻繁に見ることになると思っていなくて複雑な心境やったわけなんやけど、まさか宮島でチベットがこんなに近くにやってくるとは予想してなかったからかなりびっくりした。
砂マンダラはカラフルなのに加えて、ほんまに繊細で思わず見入ってしまう。
この建物の柱はデザインも少し変わっていて、像のデザインになっていたり、仏像が祭られている部屋の天井も日本のものよりもカラフルなのが印象的やった。
戒壇めぐりもその観音堂にあるんやけど、階段を下っていくと真っ暗な世界が目の前に広がる。
恐る恐る入っていくと、前も後ろもまったく見えなくなってしまう。
まさに、暗黒。
壁を伝って進んでいくと、急に目の前に黄色い光が飛び込んできて、思わず感嘆の声をもらしてしまった。
今までに体験したことのない空間やった。

ここまで天気が持っていたけど、急に雨が降り出してきた。
とほほ、と思いながらもひたすら島を歩いた。
小鹿を見つけたり、たぬきが目の前に現れたり、カーブを曲がったら急に桜が一面に広がっていたり、歩くことに飽きることがなかった。
雨が降ったら降ったで、桜の花びらがはらはらと舞い落ちてそれはそれは、きれいなのです。
天気が悪いのと、いわゆるハイキングみたいなコースを歩いていたから他の人にも会わず、散策を思う存分楽しめた。
もちろん、雨じゃなかったらもっと歩いたやろうけど、道路沿いを雨水にのって桜の花びらが流れていく様子なんかは、雨ならではの風景でぜんぜん苦になる雨ではなかった。

18切符、まだ2枚余っていたから本当は広島に1泊して現代美術館に足を伸ばそうと思っていたけど、島を散策しながらこの自然の織り成す美と、戒壇めぐりの精神的に満たされた体験をしてしまったら、なんだかそれで十分満足になってしまった。
そんなことよりも、今日はひとまず家に引き上げて、また明日どこかへ出かけたらいいやんか、そう思ってきたわけです。
なにより、日帰りで帰るほうがお金を節約できるからなぁ。
一日中泊まりセットをリュックに背負ってぶらぶらしたけど、もう用なし!!!帰るぜ~!!……と、宮島を後にした。

広島まで帰って、広島に行くといつも土地勘と時間がないから、結局駅ビルASSEのうまいもん街みたいなところにお世話になることになる。
今回は、広島お好み焼きを食べて帰ることにした。
店を選ぶ基準としては、従業員が全員おばちゃんのところにした。
豚玉そばつき。
うまかった~。
でもやっぱり、関西のお好み焼きのほうが「粉もん」!!!!!て感じがする。
でもまぁ、うまいもんはうまい!!!腹も満たされたことやし、帰ることにした。
帰りも途中まで爆睡していたけど、さすがに途中からは目がさえてきたから本を読んで帰ることにした。

阿部公房の「カンガルーノート」。
う~む……、いつかまた読まなければなりません。
今回、読み終わったものの、はてなマークが頭の中を埋め尽くしたまま終わっていったのです。

おっと、予想外に日記が長くなってしまった。
明日は18切符使える日がラストやし、どこかへいけることを祈りつつ。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。