2009-01-08

年末年始旅 屋久島1

朝7時のフェリーに乗るべく南埠頭へ。
ドライヤーを探していたあけみちゃんは、高速船トッピーで屋久島入りするというのでここでお別れ。
全くノープランで、とりあえず屋久島にいくことだけは決まっていたゆっこちゃんは私たちと一緒に屋久島丸で行くことになった。
屋久島丸は、2008/12/22に就航したばかりのブランニュー航路で、今なら片道につき1000円の割引があってかなりお得。(屋久島まで往復6400円!!!!2009年5月くらいまでらしい。急げ、屋久島に行きたいそこのあなた!!!)
スタンダードの客室は、シートもなく、だだっ広いスペースといった感じ。
親切にも毛布がおいてあって、どこでも寝ることができるあたしはほぼ4時間ぐうすか寝ていた。

屋久島について、まずは宿へ。
ゆっこちゃんも宿は取ってあったみたいやから、途中でお別れ。
宿が見つからず、その辺を歩いていた地元の人に聞くと前まで連れて行ってくれたはいいけど、ここ、つり具屋さんなんですけど……。
3階建ての建物で、顔をぐいっとあげると、確かに民宿の看板も出ていた。
とりあえず、中に入ってみても、店員がおらへん。
すいませ~~~ん!!!!と連呼しまくったけど、現れる気配なし。
他のお客さんもちょっと困っていたけど、しばらくしてふらりと戻ってきた。
チェックインは完了したけど,レシートがやっぱり「釣具屋」。ははは。
1階が釣具、2階は民家、3階が民宿のスペースやった。
各部屋には、魚の名前。
さすが、ベースは釣具屋やわ、と妙に関心。
というか、この民宿の向かいの宿の名前を見てびっくり。
朝別れたあけみちゃんが泊まるとかいうてたところやん!!!
とりあえず、散歩がてら昼ごはんも食べたいからうろつくことにした。
あけみちゃんに「宿が向かいどうしやで」とメールして、せっかくやから昼ごはんも一緒に食べることにした。
3人でうろうろしていると、一人でうろうろしているゆっこちゃんに再会。
おおおおお!!!!!!びびる。
まぁ、こうしてまた4人になったのも何かの縁やな、ということで昼ごはんを食べに行った。
昼ごはんを食べて、だらだらしゃべって、その辺をうろついた。
土産屋のめっちゃおもろいおばちゃんに出会って、おばちゃんが4人に屋久杉のキーホルダーみたいなやつをくれた。
このおばちゃんがめちゃくちゃ面白いおばちゃんで、一昔前の屋久島の状況についていろいろと教えてくれた。
今ほどいろいろと栄えていなかった時代には、ワンダーフォーゲル部の人たちが山を降りてくると、このおばちゃんの店にやってきたそう。
インターネットもない時代やから、ノートを置いておくといろんなことを情報交換として書き込んでいたらしい。
「これくらいは、あったかなぁ」と手でノートの厚さを再現してくれると、5~6センチはあったように見えた。
4人とも、「へぇ~~、すごいなぁ~~」と感心していると、おばちゃんが最後に一言。
「ま、全部破棄しましたけどね!!!!!!」
吉本新喜劇やったら全員ここでこけてるところやで、ほんま。
「おばちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と全員でつっこんだけど、あまりにさらっと「破棄」とか言い放つもんやから、おなかがよじれるほどわろうてもうた。
おばちゃんの余韻に浸りながら、たまに思い出し笑いしつつカフェでお茶。
散々しゃべった挙句、晩御飯は現地集合ということに。
あたしはカフェに残って日記をキャッチアップ。
ほんなら、店のママが昆布茶を入れてくれたり、なんか至れり尽くせりな感じ。

次の日は、白谷雲水峡にいった。
もののけ姫のモデルになったという森があるところで、初心者でも簡単に散策できるとのこと。
何も決めていなかったゆっこちゃんと、ゆっこちゃんの宿に泊まっていたホッシーという青年も一緒に上ることになった。
あけみちゃんは、その日は別。
雨やったけど、これをあいにくと呼んでしまうにはあまりにも惜しすぎる景色。
雨やら石やら(これも不思議なんやけど、かなりの高いところにきているはずやのに、ありえへんくらいでかい石がごろごろ。これは、屋久島自体が隆起してできた島やから、もともとは低いところにあった地層がこうして高いところに押し上げられているから、このようになってるとのこと。)で、足元が悪い。
山を歩き慣れていないから、ついつい足元ばかりに気をとられて、黙々と歩く人になってしまっていたけど、ふと足を止めて顔を上げると、一面緑の景色と、しっとりとした空気に包まれる。
あほやから、すごいなぁ~、すごいなぁ~、としか言われへんのやけど、ほんまにきれいやった。
でも、なんか不思議とそこにいるのが当たり前みたいな感じやった。
すれ違う人たちとあいさつを交わしながら歩くと、元気がでてきた。
山歩き装備の人から、軽装の人までいろんな人がいたけど、一番びっくりしたのはおそらくバスかタクシーの運転手か何かやと思うねんけど、カッターシャツにサラリーマンの履くような革靴、おまけに傘で片手ふさがっている状態で、ひょいひょいと石を伝って降りてきたあの人!!!!!!
カッパまで着てリュックしょって歩いている自分がなんか、恥ずかしいわ!!!!笑……いや、完全にあのおっちゃんがすごいんやでな……。
下山して、ゆっこちゃんとホッシーと別れて我々は、宿に移動のため南下。
尾之間温泉というしっぶい温泉があって、そこに行った。
地元の人もようけきてはる温泉で、めちゃめちゃ気持ちいい。
その後、まさかの食いっぱぐれで、まさかのコンビニでディナー。
ありがたいことに、外にイスとテーブルが用意されてあって、寒空の下広島風ラーメンをすすった。うまいもんは、うまいから、よし。
宿で、オーストラリア人2人と一緒に旅をしている女の子と出会った。
オーストラリア英語、懐かしい~。おる時はあんまりなんもおもわへんかったけど、やっぱり、なんか特徴あるなぁ、オジーイングリッシュ。
ここのバックパッカーが曲者、というか、登山者向けやから設備が超最低限しかなかった。
寝袋を持っていって置けばよかったんやけど、ないから備え付けの銀のシートと薄っぺら委毛布のみで寝る羽目に。
さすがに、寒さで夜中に目が覚めたわ~。
3日間山で過ごしたというまきちゃんに言わせてみれば、「風がないだけ良く眠れる」だそうで。
いやぁ~、前日民宿の布団でぬくぬくした身には結構こたえるのになぁ。
やっぱり、人間、甘やかされたらあかんのやなぁ。
でも、ほんま、寒かったわ~~~。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。