たくさんの日記をmixiからこっちに移行した。両方に違う日記を書きつづけるんはできひんし、やっぱりこの日記は自分で後で見ることが多いから。手遅れにならへんうちに、と思って。でも全部は無理やったわ、さすがに。どこからなんかわからへん。でも、こういう作業をしてみてふと、おお、結構膨大な量の文章書いてんねんなぁ~と気づかされる気がする。ブログが普及してから莫大な量のブログがあるんやろうけど、これって将来的にもずっとどこかに保管されっぱなしになるんかなぁ~。そう思うと、すごいよなぁ。
今日は、天気がよかった。めちゃくちゃ快晴。もう、夏の空。山田詠美さんの本をもうちょい読み漁ろうと思って文庫本を閉まっている引き出しを久しぶりに開けた。3冊ほどこうて持ってたことをふと思い出して。
友だちに、sigur rosのニューアルバムがオフィシャルHPで視聴できると聞いて、今日はそれがもっぱらBGMやった。めっちゃ壮大で、でもなんか物悲しくなるときもあったりでなかなか気持ちを揺さぶられる音楽です。歌詞の内容がわからへん、というか、聞き取ることもできひん。アイスランド語詩やから。そういえばアイスランドといえば長年気になっている国のひとつ。こないだアイスランドの話になって、「確か、アイスランドは自殺率がかなり高いらしい」と前にどこかで聞いたか読んだことを思い出した。それでちょっとアイスランドと自殺について調べてみた。まぁ、インターネットで済ますあたりがずぼらなんやけど。
アイスランドは、やっぱりめちゃくちゃ興味深い国。中でも面白いと思ったのは、アイスランド人には名字がないということ。みんなファーストネームしかもっていないらしい。wikipediaからその部分を抜粋してみます。↓
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アイスランド人の名前はファミリーネームが無いという特徴を持つ。名前は「ファーストネーム+父称」で構成され、アイスランドの電話帳はファーストネーム順に編集されている。 ここで言う「父称」とは、男性の場合「父親の名の属格+ソン(-son)」に、女性の場合「父親の名の属格+ドッティル(-dóttir)」になり、それぞれ「~の息子」「~の娘」という意味がある。例えば、同国出身の著名な歌手、ビョークの本名「ビョーク・グズムンズドッティル」は「グズムンドゥルの娘ビョーク」という意味になる。 古くは他の北欧諸国も同じように命名をしていたが、現在は「ヨハンソン」といった姓に名残を残すのみで、現在この習慣はアイスランド独自のものである。
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なんか、日本って名字の持つ重みがかなりあるだけになんか不思議な習慣やなぁ。
そう、そして気になっていたアイスランドの自殺率は世界1位ではなかった。それよりも驚いたのが日本の自殺率がめちゃくちゃ高いということ。自殺のニュース、確かによく聞くけど、世界の中でもその率は高く、なんと9位やった。(次いで、韓国。)アイスランドの自殺率も、世界中で見ると決して下位ではなかったけど私が持っていた情報よりははるかに下やったからびっくりした。世界共通で、男性の自殺率のほうが女性よりも高いらしい。インターネットでちらりと見ただけではなんともいえへんトピックやけど、個人だけの判断ではなくそのバックにある社会情勢とか経済の状態とか、さまざまな要因が絡み合った根の深い問題やな、ということだけ再認識させられた。
自殺といえば、ちょうど今日読んだ「風葬の教室」という小説にも出てきた。主人公の転校生の女の子がクラス中からいじめにあって、死を考えるという場面。ただで死んでたまるか、と遺書を書こうとするんやけど、死ぬことは「誰かが日常生活を故意に乱すこと」やと気づいて「これじゃあ、死ねない」と気づく。印象的やったのは、「後に残された人々のことを考えると恐怖で体が震えます。」という一文。そういう想像力を働かせたら自殺なんかしてる場合じゃない。
……なんでこんな話になってしまったんか、という感じやけど、キーワードがいろいろリンクしてこういう方向へきてしまった。どう終わろう、この日記。じゃあ、もう一回話題をアイスランドへ。
やっぱり、アイスランドは行きたい国のひとつ。素敵な名前の習慣といい、自然といい、なんか、日本とかけ離れたところのような気がする。でも、アイスランド出身のsigur rosだのbjorkだのの音楽は私の心にそっと入ってくる。彼らの音楽が好きや。やっぱり、行かへん理由の方がみつからへん気がする。
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