2006-10-31

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ちょっと目の留まるニュースがあったので紹介します。

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見知らぬ人との抱擁キャペーン、中国では冷ややかな反応

 [北京 30日 ロイター] 中国では、街で見知らぬ人と抱擁(ほうよう)するオーストラリア発祥の「フリー・ハグス」運動に対し、冷ややかな受け止め方が一般的なようだ。この運動への参加者が警察の質問を受けるなど、一部では混乱も出ている。現地メディアが30日に報じた。
 新京報によると、北京、長沙、西安などで週末に「フリー・ハグス」運動が行われ、参加者は「自由な抱擁」「見知らぬ人も気にかけよう」「無関心をやめよう」などと書かれたカードを掲げて通りを歩いたが、北京では、参加者のうち4人が警察の質問を受けた。
 また新華社は「多くの通行人は興味を示しても、活動内容の説明を受けて立ち去った」と報道。ある男性の話として「抱擁は外国の習慣。中国人は慣れていない」と指摘した。
(ロイター) - 10月31日19時6分更新
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これってたぶん、前に紹介したビデオの運動やとおもうんよな。FREE HUGSキャンペーン。あのビデオを見る限りでも、シドニーでやっている最中にもガードマンやら警察にやらbanned(禁止)されていたから、文化が違う中国でそのような事態が起こっても不可思議は無いでしょう。それに何も中国に限った現象ではないと思う。「中国人は慣れていない」と指摘した男性の言うことももっともで、やっぱりその国や地域が独自に持っている習慣の壁というのはなかなかどうして厚くて高い。

そんな壁の継ぎ目なのか、もろくなったところなのか、低くなったところなのか、ほんのわずかな隙間から、あるいは日本の壁は網戸でできているのか、いつの間にか、ここ日本に入ってきて最近すっかり秋の行事に定着しつつあるのが、そう、本日「ハロウィーン」。多分ほとんどの人が「仮装した子どもがtrick or treatというて、お菓子をもらう」行事やと思っているはず。そこにハロウィンの本来の由来や目的を知る人は少なく、完全に「仮装」やら「ジャックオーランタン」とかの見かけが先行して、でかい顔をして居座ろうとしている。それは、商業化されたなんちゃってハロウィンのようにも見受けられる。だからこの日本ハロウィン現象は一見異文化がなだれ込んできているようで、その本質はどこかに忘れられたままになっているような気がしてならない。

一切の異文化を拒むのがいいのか、それともうわべだけ形だけを浮かれた顔で取り入れるのがいいのか、どちらもはてなが思い浮かぶような現象だと思う。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。