2006-09-11

忍町

姫路は言わずと知れた城下町なわけですが、それゆえ、お城に近いエリアの地名はなかなか変わっている。今日タイトル「忍町」は、しのぶまちと読みます。その名のとおり、昔は忍びの者たちが多く住んでいたあたりなんだそうです。今日は、駅までの帰り道を一本ずらして帰ってみた。途中までは普通に帰ってきててんけど、あたしの歩くスピードが早すぎて、なんか微妙なことを根掘り葉掘り聞いてくることがある会社の人に追いつきそうになってしまったから回避のために一本ずらしたというわけです。まさに、忍ぶ者、やな。笑 たった一筋でもいつもとちゃう道を通ると全然景色がちゃう!!忍町のあたりは、古い商店が多くて、帰る頃にはもうシャッターが下りてるところが多かったけど、ちらほら魚屋とかおもちゃ屋とかが目に付いた。もしかしたら、時間が遅いからシャッターが下りてるんでなくて、もう店自体を閉めてしまってるんかもしれへんなぁ、というところもちらほら。時代の流れといいますかなんというか。

写真こそ撮ってへんけど、面白いシーンもいくつか見つけた。まず一つ目。自動販売機横においてある缶入れ。なぜかその上に「犬のふんを捨てないでください」と書いてあった。そらモラルのない誰かが捨てるからこそそういう注意書きがかかれてあるんやろうけど、普通缶を捨てるゴミ箱に犬のふんを捨てるという前提みたいなんが頭の中にないから、見た瞬間「いやいや、それはないやろ!!」と突っ込んでしまった。

2つ目は、小さい寂れた商店街の入り口付近の看板。「有難う50年近くになります」みたいなメッセージが書いてあった。どうやら、まだ「50年」は経ってへんらしいというニュアンスやった。何でそんなフライングしたんやろう……?!?!ほんまに寂れてたから、50年までの残り「数年」が持ちこたえられるか微妙やったんかなぁ?!なんにせよ、見慣れへんタイプの祝い方でびっくりした。

あとは、おもちゃやなんやけど、これが古き日本のおもちゃ屋さんという感じで。今でこそトイザラスとか、あるいは日本のおもちゃが洒落てきたから、おもちゃやさんというよりもトイショップというカタカナが似合いそうな雰囲気の店が多い中で、「にほん」て感じやったなぁ、あのおもちゃ屋。とにかく人形を扱っているらしく、表の看板にはひたすら人形の種類を書いてあった。おお・・・・・・、と圧倒されつつショウウィンドウを見ると、それぞれ違う服を着せられたキューピーちゃんやったかな??ちょっとうろ覚えやけど、人形が飾られてあった。それとか、ばら売りいたしません、と縄跳びとかが10本か100本か知らんけど相当束になっておいてあったり(またデザインが古いんや)、なかなかディープなもんみせてもらったわー、という感じやった。

やっぱり、こういうスポットライト全然当たってなくて洗練されてへん「路地裏」的な道ってたまらへんよな。なんか惹かれてどんどん歩いて探検してみたくなるわ。

No comments:

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。