2006-08-16

summer sonic 06 1日目のこと

久しぶりの日記です。しかもこんな真夜中に。サマーソニックの前夜から、会場から程近いところにあるおばあちゃんの家に乗り込んでいて、今日の晩ようやく帰ってきたのです。そういうわけで、今日の日記は完全にあの二日に酔いしれ直すための日記になること確実、ということで、早速リメンバーザサマーソニック!!!

今年は、久しぶりにサマーソニックにいけるとあって、その気合の入れっぷりはただ事ではなかった。メンバーは、ライヴの連れといえばおなじみのしょうちゃんと、私の弟の3人。前日から弟と私はおばあちゃん宅に泊り込み、金曜日は仕事やったしょうちゃんは土曜日の朝におばあちゃんちにやってきた。着ていくバンドTは、何にするかと散々悩んだ結果、これならなかなかかぶらへんやろうと踏んだTHE USED。いるもんはポケットに詰め込んでいく作戦で、初!!手ぶら参戦!!笑 まず会場に到着して、リストバンドを交換してもらいにいったんやけど、これがまた遠い!!どれだけ歩かされるねん!!という長さで、まぁ、駅降りて会場近くですれば混むこと必至やから仕方ないんかも知れへんけど、遠かったなぁ……。ようやくリストバンドをつけてもらって、見たいバンドまで時間があったからOASISでグッズとかを見ることにした。Tシャツとか、タオルとかええのがあれば買おうという作戦やったんやけど、これが大失敗。長い列を30分くらいかけてようやく会場の入り口に入ったは良いけど、そこからまた長蛇の列。ここでも混むことを避けるために、人数規制がかけられてのショップオープンという形やってんけど、それでも混雑してるし何よりびっくりしたのは、まだ昼にもなってないというのに、サマーソニックTシャツとか粗品タオルとか記念に買おうかなぁ~的なグッズはほぼ完売!!!残ってるのはしょうもないデザインのものばっかりで、これには3人ともがっくりやった。パンフも買おうと思っていたけど、なんか一日持ち歩くのすらばかげてきたからかわへんかった。弟だけzebraheadのTシャツをこうていたけど、しょうちゃんと私は結局何も買わず。あれだけ並んでそれも悔しいからサマソにガチャガチャ500円をやった。しょうもないもんが当たった。あ~あ。損した。とりあえず、並んだ時間は損したわ~!!まぁ、そんなことを言うてもはじまらへんから、ライヴに繰り出すことにした。

朝方はあんまり知らんバンドばっかりやからどこを見てええか迷うところやけど、とりあえず昼一発目楽しみにしていたMando Diaoを見るためにINTEX4号館へ。DIAOの前のMUM DJ SETという人やった。後ろで見たけど、なんかかぶりもんとかマントとかして楽しい感じ。決して普段聴くジャンルの音楽ではないんやけど、楽しくなるのは、やっぱりこのお祭り騒ぎのせいやろう。

ほんで、DIAOの後、アウトステージで結構見たいバンドが連なっていたからショウが終わった後でやすいところで見ようとか言うていたのに、結局また性懲りもなく前のほうで待機しているのであった……。さらに、彼らが出てきて音がなると同時にさらに前にダッシュして、あっという間にもみくちゃの中に突進していく始末で……。なんか、回りもみんな相当テンションが上がっている様子で暴れっぷりはかなりのもの。かく言う私も、MANDO DIAOは2~3曲しか知らんくせにめっちゃテンション上がって暴れまくっていた。開始1分くらいで、中に貴重品を入れていたビニールが破けてしまった人がいて、携帯とかMP3プレイヤーとかの機器類や貴重品が床に散らばっていた。はじめはみんな気を使ってよけていたけど、拾おうにも拾えず、そして避けようにも避けきれず、という感じで結局はズタズタに踏まれていた。ああ、気の毒……。しかし、落としたら最後やから、自己防衛が甘かったというしかないなぁ、とも思った。そして、DIAOライヴ!!ようわからんけど楽しい~~!!!とは、ああいう状態なんやろうな。MANDO DIAOは、思ったよりもはっちゃけていて、ほんまに「楽しい」という言葉がぴったりなステージやった。あれだけ暴れたら早速3人はぐれて、でもとりあえず外に出ようと外を目指した。でも、入り口付近でつっかえて、全然うごかへんの!!「何でとまんねん」と怒りをあらわにブーブー言うてる人だらけやった。ほんま、あの出入りの要領の悪さ、何とかならへんのかな~?!あほやわ。あたしも一人やからさすがに「遅いねん」とか口に出して文句を言われへんかったけど、他の人がしゃべっているのを聞いて面白かったやり取りがひとつ。

「ちょ~、めっちゃむかつくわ~。俺のポケットにな、誰か後ろからごみ入れてきやがったねん。意味わからんわ~。腹たつわ~。」
「ちょっとそれ、おもろいやん。」
「おもろないわ~」

いや、おもろいです!!!ちょっと笑いそうになってしまったわ。ようやく外に出られたはええものの、2人を見つけるのには一苦労。携帯があったから何とかめぐり合えたけど、携帯がないのを想像すると、怖いわ。次は、速攻アウトステージに移動してFALL OUT BOYを見るつもりやってんけど、あの混雑のせいで、間に合わず。かき氷で水分補給している間に始まってしまった。仕方がないからINTEXにあったスクリーン越しに見た。

それから今度はINTEX5号館に移動して、ANDREW W.Kを見に行った。ANDREW兄貴のステージは前にサマーソニックに来日していたときに見てかなりの衝撃を受けた&めちゃくちゃ楽しかったからまた見たいなぁ、と思っていたのだ。でも、前のほうで見すぎると、さっきの二の舞になってその次のアウトステージで楽しみにしているバンドを逃すと困るから、きわめて後ろの出口付近で見ることにした。ANDREWはいわずと知れたパーティー兄貴で、今回はどんなステージを見せてくれるんやろうとわくわくしていた。ピアノをがんがんぶっ叩きながら、開いている腕を上下にありえへん速さで振り上げては振り下ろし、さらにはマイクを持っているほうの手も息継ぎのたびにぶんぶん振り回すというキレのあるパフォーマンスやった。印象としては、かなり演奏を楽しんでいるという感じやった。前のほうに行ったらもっとその楽しさを体感できるんやけど、後ろの方で時間を気にしながら見ていたら楽しいというよりも、スゴイ!と動きに感心するばっかりやった。PARTY HARDが聞けたら万々歳やったけど、時間もええ時間になってきたから抜けてアウトステージに移動することに。

アウトステージでは、LOSTPROPHETSがまだやっていて移動しながら聴いた。名前はよう聞くんやけど、曲はあんまり聴いたことがないバンドのひとつです。でも私が楽しみにしていたのは、その後のMY CHEMICAL ROMANCE!!以前こうた洋雑誌のおまけについていたGREEN DAYが選ぶお気に入りのバンドのCDに彼らが入っていたから、1回ライヴを見てみたいと思っていたのです。VOが、てっきり長髪やと思っていたら短髪で、しかも色まで変えていたからびっくりした。予想外はいでたちだけではなく、一発目にI'M NOT OKAYを持ってきたところ。えぇえ!!掴みでいきなりそれっすか!!とびびりながらもシンガロング。ほとんど1stアルバムからやったから、イントロがかかるたびに、オオオオ!!!という感じでうれしかった。ほんで、この人ら(っていうか、しゃべってたんはVOの人やからVOの人。)絶対めっちゃええ人。オーディエンスに問いかけるような、あるいは物語を聞かせるようなMC~歌へ入っていくスタイルはなんか聞き入ってしまった。なんか、歌以外にも映像が見えたもんな、頭の中に。

さぁ、1日目もいよいよ終盤戦。残すところはMUSEとLINKIN PARK!!!しかし、バンドとバンドの間にできるセットチェンジのための待ち時間でじーっと立ってて思うことは、くさい。あたし、くさい。めっちゃ、くさい。しょっぱなのMANDO DIAOのライヴがどうもあかんかったらしく、他人の汗のにおいまでもが自分のTシャツに染み付いてしまったみたいで、ほんっまにくさかった。まぁ、みんなお互いさまやからもうどうでもいいんやけどさ、でもふと浜風がそよいだときにかおるあのくささ!!!そのにおいの元が自分のびしょびしょのTシャツかとわかった瞬間、へこむわ~!

さてMUSE。あれだけのビッグネームバンドであるにもかかわらず、私またもや2~3曲しか知らん。しかも、何年か前のやつやから、最新のアルバムとかに関してはワカランちんなわけで……。だからといって、そういうバンドを見るのはくつうかというとそうでもないんよな。めちゃくちゃに入り込むことはできひんにしても、やっぱりその音やパフォーマンスに酔いしれることはできるわけで、夕闇前のええ時間帯でのMUSEというのは、なかなか深みがあった。MUSEの印象は「音の洪水」という感じやった。いろんな音が、ありったけの音量でスピーカからあふれ出していた。つまり、終わった後は、耳がぼわんぼわんする感じやった。

ここからの待ち時間がこの日一番長かった!!!そうです、いよいよトリのLINKIN PARKです。LINKINはなんかあれよあれよとスーパーバンドになってしまったから、日本で見ることはもうないんかなぁ~(あったとしても、城ホールとか)とか思っていたところに、今回このサマーソニックへの参戦!!!もう、うそやん!!!!という感じで、楽しみに楽しみを重ねて、さらに楽しみでラッピングして楽しみののしをつけた、というくらい楽しみにしていた。次に出るというにもかかわらず、日本に、そして大阪に来ているということすらが信じられへんくらいやった。ドラムセットが一段高く上げられ、その横にDJセットが置かれ、LINKIN色にセットが組まれていく様子をなんか落ちつかへん感じで見守った。しょうちゃんにも何回も時間を確認して、なんかオーディエンス全体がそわそわした感じやった。

だいぶあたりが暗くなったころに、両サイドのモニターにLINKIN PARKの文字が映し出された瞬間、会場からは大歓声。そしていきなり流れた「モスラのテーマ」(モスラ~や、モスラ~♪ていうやつ)!!!会場からはなんでやねん!!!とあたたかい笑いがこぼれ、ついにステージにその姿を現したLINKIN PARKの面々!!!!!!!!この興奮はびっくりマークでは表しきられへんほどやった。私は、なんか、出てきた瞬間軽く吐き気がするほど興奮した。ギャーーーーーー!!!!私らのおった位置は、MY CHEMICAL ROMANCEの時から場所取りをしていたから一番前のブロックの正面からすこしチェスター側、つまりステージ向かって右側のあたり。肉眼でもはっきりと動きが確認できるところです。あぁ~、LINKINが!!!LINKINが目の前に!!!そして、歌おうとしている!!!もう、くらくらするわ、これ、という感じ。まぁ、これだけ言うたら、どれくらい感激したかは伝わったと思うので、このへんでとめとくとして。笑 チェスターは、ほんまにめちゃくちゃセクシー!!!なんじゃこのかっこよさは?!?!というくらいにセクシーで、シャウトする声と姿に悩殺されなかった男女はおらへんでしょう……!!!!!!そして、マイクシノダ。彼は、本当にすばらしい!チェスターよりも、彼のほうがMCとかもしゃべるんやけど、そのやさしさにはファンへの愛を感じずにはいられへん!!!そして、彼の英語はめちゃくちゃ聞き取りやすい。ゆっくりしゃべってくれているからなのか、わかりやすく一つ一つしゃべったり説明してくれたりして、ステージとの距離がこれでさらに縮んだ気がした。LINKINはオリジナルアルバムは実はまだ2枚しか出してないのよな。またこの2枚のアルバムはどこを切ってもいいわけで、ライヴではどの曲がプレイされても会場全体が揺れているような感じになった。もちろん、周りや後ろが見えるわけないけど、それは体で伝わってきた。次に出る予定のアルバムからの曲を先行でしてくれたり、LINKIN PARKがまだLINKIN PARKとして活動を始める前にやっていた曲も演奏してくれるなど、かなりバラエティにとんだ選曲でうれしい限り。そして、鳥肌もんに聞き入ってしまったのはマイクのピアノ演奏をバックに歌われたpushing me away。あれはほんまにすごかった。他の曲はオーディエンスも含めてみんなシャウトしまくったり、暴れまくったりやったけど、あの曲の間はオーディエンスの空気が一瞬止められたような気がしたもんな。ほんま、あっという間のステージで、なんなら、MUSEからLINKIN始まるまでの待ち時間のほうが長く感じたくらい。ライヴ終わってばらばらになっていたしょうちゃんと、弟と合流するなり、やばいなー!やばいなー!!を連呼して、なんかわかからへんけどとりあえず握手をした。

こうして、1日目は圧倒的なLINKIN PARKのステージのすごさに完全にノックアウトされて終わっていったのでした。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。