2006-02-17

かさ男

今日は、架空の人物「かさ男」の話でもします。

今日は、会社にいったものの気分が優れず、マウスを持ったまま固まったりとかしていて第二の安藤さんみたくなっていたからもう帰ることにした。山を越えれば楽になるかとも思ったけど、またいやらしく、今帰ったらなんぼ損するなぁとかせこく給料のこととかも頭をよぎりつつ、腹が痛いだけならまだしも気分が悪いのにはどうしようもないからな。

さて、その帰り道に考えていたのが「かさ男」です。かさ男の出で立ちは、頭にビニール傘が縦に刺さっていると言う感じです。この間の帰り道、木の枝に誰かが落としたか忘れた白のビニールが差が吊り下げられているのを見かけたときにこのアイディアを思いついた。傘の先端が私の頭上30センチくらいに吊り下げられていて、その下を通る時に「もし今この傘が落ちてきたとしたら」と言う仮想を立てた。傘が垂直に頭を直撃したら、傘が頭に突き刺さる。あまりに垂直に落ちてきて、あまりに垂直に頭に刺さるから、もしかしたら傘が刺さっていることはいたってナチュラルかもしれへん。つまり、痛みもなく、傷もなく、かといって「抜こう」と言う気さえおこらへん自然さがそこにはあるのではないかと。歩いていて、傘が落ちてきて、頭に突き刺さって、何事もなくて、ショウウィンドウに映る姿をみて、「あぁ、頭に傘が刺さってあるわ」、でも何もしない。もしかしたら、それは本人ではなくて本人の亡霊のようなものかもしれへん。傘が刺さった本人は道に倒れて死んでいるかもしれへん。ただそれがあまりにも予想外で、あまりにも一瞬で、あまりにもありえなさ過ぎて、死んだことを受け入れられへんかった亡霊は、頭に傘を突き刺したまま歩き出してしまったのかもしれない。ここまでが前回、「ぶら下がったビニール傘」を見たときの妄想で、今回考えていたかさ男は完全に生身の人間やった。手が長くて、猫背で、鷲鼻で、ちょっと魔女っぽい出で立ちを想像した。でも、ボーダーのTシャツを着ている。そして意外に若い。かさ男は、サファリパークに徒歩で入っていって、像に飛び乗るほどの脚力を持っている。

と、ここらへんまで考えてやっと電車にたどり着いたから、寝た。街中でみかけたものから、だんだんイメージが肥大化していくのは私の中では日常にあることなんやけど(今回のはディテールを考えすぎてちょっとおまえ、やばいやろ、と言う域の妄想になっているけど。笑)、他の人は街を歩いていてあるものに気を引かれてこういう風にイメージを膨らませながらその後しばらくそのことについて考える人とかはおるんかなぁー、とかふと思った。どうなんやろうな。っていうか、何やこの日記は。笑

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。