2008-04-13

姫路

今日は、昼から姫路でちょっくら用事があった。
終わってから、EIN姫路店の前を通った。
友だちの友だちの妹が働いているんやけど、友だちの友だちとも面識のないあたしは、その妹に関しては、まったくの知らん人、のはず。
なんやけど、その妹はあたしの友だちとも仲ええうえに、大学の友だちのプチパンちゃんがEIN神戸店で働いていてプチパンちゃんの知り合いでもあって、何気につながりがないこともない……、という感じで、前に行った時になんか知らんけど仲良くなったのよな。(説明してみたものの、まったく伝わらんな。あたしもわからんわ。笑)

まぁ、その「友だちの友だちの妹」という人は、みどりちゃんという名前です。
EINの前をゆっくり通ると、みどりちゃんがいて、店の外から手を振ってみると、どうやらあたしのことを覚えてくれていたみたいでささっと店の入り口まで駆け寄ってくれた。

A4の封筒を小脇に抱えて、カナダのナナイモでこうたファンキーな水筒を手にぶら下げて突如現れたあたしをみて、

「何ちゅう??」

と聞かれた。そういわれても、

「歩き中。」

としか答えようがなく。
みどりちゃんはすぐにその水筒に食いついてきて、それから何十分か水筒についてひたすら2人でしゃべっていた。
終いには、もう一人の店員さんも水筒話に食いついてきて、3人でさらに水筒談義に花が開いた。
さすがにナナイモまでは買い付けに行かれへんけど、そういえば、モンベルにそのタイプの水筒が売ってあるのを見たかも、という情報を教えてあげると、みどりちゃんは休憩時間にダッシュで見に行ってくるというていた。
別に水筒に限ったことではないけど、自分が「これはええわ~」と思って持っているもんに食いついてくれる時って、なんか知らんけどめっちゃうれしいなぁ。
水筒やで。

それから、納屋工房に足を運んでみることにした。
えっちゃんの期間限定納屋食堂にコーヒーでも飲みに行こうかな、と。
それに、納屋工房のKAO.さんともゆっくり話をしてみたいとずっと思っていたし。
KAO.さんは名前はいろんな人から聞いていたけど、まだちゃんとはしゃべったことのなかった謎の人物やったのです。
姫路城が真正面から拝めるというすんばらしいところにあるその新事務所の扉を開くと、「いらっしゃ~い」と出迎えてもらった。
行ってみると、なんだか知った顔の人たちがたくさん。
大きな窓からは姫路城が、どーんと見えて、まるででかいキャンバスみたいやった。
シンプルなんやけど、優しい木のぬくもりと、自然の光が差し込むあたたかいええ空間やなぁ、と思った。
コーヒーを注文したら、スコーンもつけてくれた。
ほんま、いつ食べてもおいしい、このスコーンは。
念願のKAO.さんとも話ができたし、知り合いとか友だちとかにもたくさん会えてよかった!!!
途中、印刷会社の人が来て、「紙、好きなんです!!!!」というと、サービスのご案内、という冊子と見本の印刷物をもらった。
やった~。ラッキィ。
印刷会社の人が商品の説明をしているのを聞いて、ほんまに惚れ惚れしてしまった。

なんか、最近は「ものをつくる」人たちに出会う機会が多いなぁ、と思う。
ほんまにみんな素敵なんや~、すげぇ!!!と連発連呼してしまって、なんか、関心と感動を通り越してため息まで出てしまいそうなくらいやわ。
なんか、そういう空間ってめっちゃパワーがあって、なんっかうれしくなる。
ほんで、ああ~、あたしもなんかがんばらななあぁ~、と思うばかりなのです。

2008-04-12

儀式

今日は、ゆみちゃんと不定期開催の「姫路探検の会」をしてきた。
まぁ、ただの晩御飯を食べに行く会なんやけど。
前回は駅南のシャンカルにいって、今回はあたしが車を出せるからというわけで、今宿のシャンカルに行ってきた。

シャンカルはインド料理やナンやけど、やっぱりここのナンは最高にうまい!!!
あの甘みが。ほんまに。なんとも。ええ。
チキンに始まり、ナンをうまいうまいとほおばって、ライスももりもり食べて、最後にチャイを飲みながら「インドのデザート」というネーミングのデザートまでがっつりいただいて、20パーOFF券使って一人1700円以下はおお、ありがたや♪
昨日奈良に行った時にに使った金額よりも多いけど。(昨日は、ほんまにケチったよなぁ~。笑)

食べながら、そして食べ終わってもだらだらしゃべり続けた。
そして、しゃべりながら、紙ナプキンをいじったり、お絞りの袋で遊んだりしていると、帰るときにはテーブルはこんなことに。
ほんま、長居するといつも帰り際には謎のオブジェが一杯できていて、儀式ができそうなテーブルにな

2008-04-11

奈良

そして、最後の1枚は奈良へ行ってきました。
結構早めに目覚ましをあわせていたにもかかわらず、昨日の長距離移動と夜更かしがたたってまったく気づかず……。
起きて速攻撃沈。
午前中は結局家でぶらぶらして、「こんなことでいいのか!!!!!」と自分に渇を入れて、ぺヤングで腹ごしらえをして家を飛び出した。

12時半くらいに出て、奈良に着いたのは3時前やった。
新快速で大阪まで出て、乗り換えのために環状線のホームに行ったら来たのは、環状線ではなくて大和路快速。
そう、あの奈良に乗り換えなしでいける快速です。
もう、それがホーム上がった瞬間にやってきたから、あたしは今日は奈良に呼び寄せられているんやなと思った。
そうそう、なんで行き先が「奈良」なのか。
それは、なぜなら奈良には「鹿」がいるから。
昨日の宮島の鹿を見て、どうしても奈良の鹿も見たくなったのです。
18切符旅の行き先決めとしては抜群にいかした理由やと自分でもにやけてしまったわ。
理由が馬鹿らしければ馬鹿らしいほど、この18切符の旅はどんどん素敵になる気がする。
そういえば昔、「浜松のうなぎが食べたい!!!」と、浜松にうなぎを食べに行ったことがある。
電車賃が2300円なのに対して、食べたうな重が2200円。
素敵過ぎる、この馬鹿贅沢!!!!

話がそれたけど、奈良に来るのはほんまに久しぶり。
いつ以来か覚えてないくらい。
でも、駅前の商店街の場所はちゃんと覚えていた。
歩きながら、マクドがあることをちゃんとチェックして鹿がいそうなところを目指した。
やっぱり、鹿といえば東大寺のほうやでな、と思い東大寺に向かうことにした。
でも、その前に春日大社という矢印を見つけて、しかも参道があるっぽいからそっちを先に見に行ってみることにした。
商店街を抜けて、横断歩道を渡ると、公園があった。
そして、そこには鹿がいた。
奈良の鹿って、東大寺以外にもいたんや!!!!
しかも、宮島の鹿ばりにおとなしいいい子達やったからそれにもびっくりした。
きっと雨やったから(そうやねん、また雨やってん。)、ヒャッホーーーーウとはしゃぐ元気もなかったんやろうなぁ。

春日大社へ向かう参道をざくざく歩きながらたまに茂みの中に鹿を発見した。
足が痛い。
昨日かなり歩いたからなぁ~。
しかし、今日は交通はJRしかつかわへんと決め込んでいるから、そんな足が痛いとかか弱いことを言うてる場合ではないのです。(というか、この発想がかわいげがないよなぁ、あたしって。)

人通りが多いところになると、鹿に若干の変化が現れた。
完全に人なつっこくなっている。
というか、あつかましさが増している。
鹿せんべいを持っていそうな人に擦り寄っていって、めっちゃ頭をぺこぺこさせておねだりをしていた。
宮島には、そもそも「鹿せんべい」というものが売ってなかった。
それどころか「えさ禁止」といたるところにかかれてあった。
一方、奈良。
鹿せんべいで儲ける店があれば、それにつけこんで食料を簡単にゲットするちゃっかりした鹿がいる。
そして、その間には喜んで彼らの橋渡しをする観光客がいる。
立派に需要と供給が成り立ってるなぁ。
まぁ、そんな商業鹿もいつつ、春日大社へとたどり着いた。
中の拝観は別途お金がいるらしかったから、どうせ雨やし雨宿りにしかならへんと思ったからそれやったらいっそもっと歩いて足元ぬれてやろうと、引き続きいろんな参道を歩くことにした。
学業の神様、お金の神様、恋愛の神様、いろいろ。
歩いているうちに、またもや周りに人っ気がすっかりなくなってしまった。
再びメインっぽい通りに出ると、バスできたと思われる団体がわんさかいた。

雨足が弱くなったり、いきなり強くなったりさだまらへんまま、東大寺のほうに向かった。
その前に、若草山を見てみようと思って若草山の方面に歩いていった。
そのころ雨がピークっぽく降り出したから、登山はやめておいたけど、晴れた日にピクニック気分で上ったら気持ちいいやろうなぁ~。
歩いている途中に「九重桜」という種類の桜を見つけたけど、普通の桜よりもなんか花がふさふさ(花びらが9枚あるんかな)で、なんか古の和を感じさせられた。
本当、不思議なんやけど奈良って独特の雰囲気やと思う。
なんか、歴史を感じる。
飛鳥とか大和とかそういう地名からも感じるけど、「ニッポン」の古い時代のロマンのようなものを感じる。
でもそこに、なんか人々の生活や昔の暮らしぶりも感じる。
宮島では感じひんかった、そして古都京都ともまた違う、独特の感じ。
それが「奈良っぽい」ということなんかもしれへんなぁ。

東大寺についたはついたけど、もう中に入るには時間が遅すぎるし、雨もさらにひどくなってきた。
足もびちょびちょで、あかん。
しばらく雨宿りをしながら行きかう人をぼんやり観察。
修学旅行生が多いなぁ。
雨がいっこうにおさまる気配がないから、もう帰ることにした。
そして、ようやく気がついた。

東大寺の前、くさい!!!!
そう、これこそあたしの中に眠っていた奈良の記憶やった。
そうやねん、鹿の糞くさいイメージやってん、奈良。
ここに集まる鹿こそが、商業鹿集団で、観光客めがけてお辞儀をしまくってしかせんべいをねだるあの「がめつい鹿」なのだ。
そうか~、奈良の鹿全部がああじゃないんやなぁ。
東大寺前にたむろする一部だけなんやん。
後は結構宮島の鹿みたいなんやん。
というか、鹿って本来おとなしい控えめなはにかみやなんやん。
今回の奈良探検で、くさいのはどうやらここだけということがわかったわ。
いやぁ~、いい発見ができたなぁ。

さて、家に帰ろう。
でも、またもやミンティアと水だけで歩きまくっていたから力がなくなってきた。
行きしなにマクドをチェックしておいてよかった。
あのマクドにたどり着くためだけに帰りは歩いたようなものやからなぁ。
雨で冷え切った体に、コーヒーのあったかさが染み渡る。
半日やったけど、雨やったけど、足を伸ばしてよかったな、奈良。

2008-04-10

宮島

今日は、4月9日。
それやのに18切符がまだ2枚も余っていた。
そういうわけで、旅。

朝5時前起床。
ここ数ヶ月、こんな早起きしたことない。
起きれた自分自身にびっくりしつつ、用意をして家を出た。
朝2番目の電車にはすでに通勤の人が乗っていたけど、まだ座れるくらいの余裕があった。
姫路駅について、岡山方面のホームへ向かう。
目的地は広島の宮島。
実はまだ行ったことがなかったのです。
去年の今頃にも宮島に行きたいと思っていたのに、早起きに失敗して結局市内どまりになっていたから、今度こそは、どうしても行きたかったのです。

早起きがたたって、電車に乗り込むなり爆睡。
一応持っていた本を開くも、多分2文字くらいしか読んでない。
次に目を覚ますとすでに、岡山で乗り換えやった。
寝ぼけた目で、どのホームかわからず岡山駅構内をうろうろ。
「徳山」行きに乗ればいいとのことやったけど、徳山って、どこ?!
やっぱり近畿県内を離れると急に地理に疎くなる。
関東に向かったときもそうやったもんなぁ。
徳山は、どうやら山口県にあるらしく、つまり乗り換えなしで宮島までいけるのだ。
すげぇ!!
今までやったら、福山とか三原とか糸崎で乗り換えなあかんかったのに~!!めっちゃ楽チンやわ~。
全部が全部というわけではないみたいやけど、一部はこんな風に直通になっているみたい。
この電車にも乗り込んで、しばらく立っていたけど席が確保できるなりすぐに夢の世界へ。
何回か目を覚まして、そのたびにおばちゃんがでかい声で「この電車は5両編成!!」という内容の話をしていた。
大量の人の気配で起きると、なんともう広島やった。
びびった。まじで。

もうひとつびっくりしたのは、宮島って広島駅から結構離れてるねんなぁ。
目と鼻の先くらいかと思っていたら、30分ほどさらに西へいかなあかんかった。
途中、隣のおばちゃんが話しかけてきて、どうやら降りたかった駅でおりそびれたらしい。
あたしが宮島に行くことを言うと、「それもいいわねぇ~」というて宮島まで足を伸ばすことにしたらしい。
しばらく話していたけど、宮島口に着くころには、またこっくりこっくりとしていた。
「宮島着きましたよ」と声をかけると、えらく感謝されて、「楽しんでね」と言われた。
私も、「お互い楽しみましょうね」と言って、おばちゃんと別れた。
なんか、日本語の難しいって言うか、ちょっとためらってしまうのは二人称。特に目上の人とか初対面の人に対して。
「あなた」とはなかなか言えへんし、かというて「あんた」とか「自分」はなれなれしすぎるしなぁ。
まぁ、それはおいといて。

宮島へは、宮島口からさらにフェリーを乗り継いでいく。
天気はあいにくの曇りやけど、寒すぎもせず暑すぎもせず過ごしやすくていい感じやった。
10分もすると、島についた。
そうか、宮島って、島なんやなぁ。
何をいまさら、と言う感じやけど「広島」とかの感じで島と言うイメージが薄かったんかも。

船着場から出ると、さっそく鹿がいた。
おお~、宮島っぽい!!!
でも、鹿がなんか、お上品な気がした。
あたしの鹿のイメージって、奈良のあの「せんべいくれ、オイ!」やから、ここの鹿はなんか控えめでひょうひょうとしてるなぁと感じた。
外国人観光客も多くて、家族連れで小学生くらいの子供た多いのにもびっくりした。
「ありえへんくらいかわいい!!鹿~~~!!!鹿~~~!!!」とはしゃいでいた。

大鳥居と厳島神社は、なるほど美しい。
あの朱色がほんまにきれいなんや~。
でも、あたし的に一押ししたいのは「大聖院」の「戒壇めぐり」。
大聖院には、観音堂という建物があってその中にはチベット密教の砂マンダラがある。
チベットのことは、最近テレビでよく見るけど、私の中ではずっと、いつかいってみたい場所のひとつやった。
だから、まさかあんな形でニュースを頻繁に見ることになると思っていなくて複雑な心境やったわけなんやけど、まさか宮島でチベットがこんなに近くにやってくるとは予想してなかったからかなりびっくりした。
砂マンダラはカラフルなのに加えて、ほんまに繊細で思わず見入ってしまう。
この建物の柱はデザインも少し変わっていて、像のデザインになっていたり、仏像が祭られている部屋の天井も日本のものよりもカラフルなのが印象的やった。
戒壇めぐりもその観音堂にあるんやけど、階段を下っていくと真っ暗な世界が目の前に広がる。
恐る恐る入っていくと、前も後ろもまったく見えなくなってしまう。
まさに、暗黒。
壁を伝って進んでいくと、急に目の前に黄色い光が飛び込んできて、思わず感嘆の声をもらしてしまった。
今までに体験したことのない空間やった。

ここまで天気が持っていたけど、急に雨が降り出してきた。
とほほ、と思いながらもひたすら島を歩いた。
小鹿を見つけたり、たぬきが目の前に現れたり、カーブを曲がったら急に桜が一面に広がっていたり、歩くことに飽きることがなかった。
雨が降ったら降ったで、桜の花びらがはらはらと舞い落ちてそれはそれは、きれいなのです。
天気が悪いのと、いわゆるハイキングみたいなコースを歩いていたから他の人にも会わず、散策を思う存分楽しめた。
もちろん、雨じゃなかったらもっと歩いたやろうけど、道路沿いを雨水にのって桜の花びらが流れていく様子なんかは、雨ならではの風景でぜんぜん苦になる雨ではなかった。

18切符、まだ2枚余っていたから本当は広島に1泊して現代美術館に足を伸ばそうと思っていたけど、島を散策しながらこの自然の織り成す美と、戒壇めぐりの精神的に満たされた体験をしてしまったら、なんだかそれで十分満足になってしまった。
そんなことよりも、今日はひとまず家に引き上げて、また明日どこかへ出かけたらいいやんか、そう思ってきたわけです。
なにより、日帰りで帰るほうがお金を節約できるからなぁ。
一日中泊まりセットをリュックに背負ってぶらぶらしたけど、もう用なし!!!帰るぜ~!!……と、宮島を後にした。

広島まで帰って、広島に行くといつも土地勘と時間がないから、結局駅ビルASSEのうまいもん街みたいなところにお世話になることになる。
今回は、広島お好み焼きを食べて帰ることにした。
店を選ぶ基準としては、従業員が全員おばちゃんのところにした。
豚玉そばつき。
うまかった~。
でもやっぱり、関西のお好み焼きのほうが「粉もん」!!!!!て感じがする。
でもまぁ、うまいもんはうまい!!!腹も満たされたことやし、帰ることにした。
帰りも途中まで爆睡していたけど、さすがに途中からは目がさえてきたから本を読んで帰ることにした。

阿部公房の「カンガルーノート」。
う~む……、いつかまた読まなければなりません。
今回、読み終わったものの、はてなマークが頭の中を埋め尽くしたまま終わっていったのです。

おっと、予想外に日記が長くなってしまった。
明日は18切符使える日がラストやし、どこかへいけることを祈りつつ。

2008-04-07

オーマイガッ!!!

日本語でなんて表現しようか。

「やったーーーーーー!!!!!!!」
「よっしゃーーーーーー!!!!!」
「まじでーーーーーーー!!!!」

といったところでしょうか。

back to 2005。
何年前と明言するのがためらわれるけど、そう、さかのぼること(もう)3年。
オーストラリアにいたあたしは、小学校のホリデイがくる度にオーストラリアの列車で旅をしていた。
NSW州内乗り放題のチケットやったからほとんどNSWばっかりやったけど。
でも、得をしたいのが人情ってもんやから(いや、関西人ってもんやから??)、一番遠くまでいけるところまでも足を延ばした。
南はメルボルン、そして、北はブリスベン。

ブリスベンには、ニュージーランドのオークランドから飛行機で到着した。
からりとしたニュージーランドから比べると、蒸し暑いブリスベンに腹を立てながらのスタートやった。
そこで同じ部屋に泊まっていたのがドイツ人のスージー。
スージーはドイツからやってきたところで、ブリスベンに半年ほど留学に来たらしかった。
特に予定もしたいこともなかったあたしはブリスベン滞在中は、部屋をかりなあかんという彼女に付き合って部屋の下見にいったり、コアラを見に行ったり一緒にぶらぶらと過ごした。
あたしがオーストラリアを去る前に、スージーを訪れにもう一回ブリスベンに遊びに行くわ!といいつつ結局実現せえへんままになっていた。

そんなスージーが、いよいよ大学(大学院?何でもいいけど。)を卒業したらしい。
で!
あたしを訪ねに日本に来てくれるかもしれへん!!!!

オーマイガッッ!!!!!!

やろ?!
まだ確定ではないけど、ぜひとも来たいっていうてくれてるからこれは再会に向かってバリバリにテンションをあげてエンジンフル回転でいかなあかんわ!!

あの時の旅が、実はまだ続いていたなんて。
だからやっぱり人と別れるときは「ほんなら、また」といわなあかんのやと思います。
there's no "good-bye"でしょ。

そして

今日の天気予報は雨のはずやったのに、ふたを開ければ晴れやった。
予定がないから午前中は家で腐っていたけど、昼からタワーレコードに行くことになった。
今日もお城のほうは花見客がすごいんやろうなぁ、と思いながら川沿いを運転していると、桜と菜の花が咲き乱れていた。
穏やかな天気の中その満開の様子を、見ているとなんか無性に泣きそうな気持ちになった。
昨日はあんなにきれいやなぁ、と思えたのになぁ。
なんか、その美しさが強烈過ぎて、切なくなった。んかな。
わからんけど。

タワレコのついでに、久しぶりに行ったヴィレッジは相変わらず面白かった。
「世界の○○」という本のシリーズがあるんやけど、今日は「世界の家」というのを立ち読みした。
それぞれの国の特徴がでてるわ~。
あと、世界のマッチ箱のデザインの本。
やばいなぁ。

それと、今日の情熱大陸はさかなくんやった。
さかなが大好きでたまらへんさかな君。
たくさんの人に魚のことを知ってもらおうとする熱意と、さかなへの愛を感じた。
それをみて、すべてのことはつながっているなぁ、と思った。

さくら

土曜日は、姫路城の観桜会やった。
去年は、大勢で計画して花見を決行したけど、今年は特に計画もせずとりあえずEMsさんと行ってみようかー、というて姫路城に行ってきた。
姫路とは思われへんような人の数。
あんなに天気がよくて、あんなに桜がきれいで、しかも週末で、しかもただで太鼓とかの演奏会がきけるんやもんな。
そりゃぁ、人も集まるっていう話やな。

人は多いけど、やっぱり桜は最高にきれいやった。
シートも何も持ってなくて、その辺に腰をおろしてサブウェイでこうて行ったもんを食べて、EMsさんにカメラのことを教えてもらった。
「それさ、去年も説明した!!!!!」と、言われながらも「まぁ、そこを何とか」と教えてもらった。
フィルムカメラのボディのちょっとずしっと来る重みになんかテンションがあがる。

観桜会のおかげで、お城のすぐそばにある姫路動物園が無料開放されていた。
ただでさえ200円という敷居の低い動物園やのに、無料となればスキップでもしたい勢いやった。
動物園、楽しい。
あんな狭いおりに入れられた動物の気持ちになると、とてもそんなことを言うてる場合ではなくて、せつなくって仕方なくなるけど……。
でも、動物の様子やしぐさを見ているのは時間を忘れる。
じいっと見入ってしまうわ。
キリンとか、ほんまに不思議なくらいに美しいシルエットをしている。

そうこうしていると、午前中書写山に行っていたえりなちゃん、エヴィリン、まりちゃん、トリシュ組みが姫路城に到着したらしく、合流した。
あたしら、花見やというのに持参したものといえばサブウェイだけで、それもとっくに胃の中で、えりなちゃんらがお菓子やらおにぎりやらスーパー花見グッズを持ってきていて感心しっぱなしやった。
そして、遠慮なくもりもり食らうという……。
なんて奴だ。
それからまたしばらくしてアリちゃんたちがやってきて、いつの間にか知り合いもたくさんの楽しい宴席になっていた。
枡酒を飲んだり、知らん人にバドミントンを借りて遊んだり、フリスビーをしたり、知らん人ににらまれたり、楽しかった。

日も暮れてええ時間になってきたからEMsさんと、そろそろ帰るかー、と姫路城を後にした。
帰り道、後輩にばったり出くわして、仕事が決まったというていた。
いやぁ、よかったなぁ、くんちゃん!!
くんちゃんと別れて10秒後くらいに、そーしさんに出くわした。
姫路って、こんなにすぐに知り合いと会う街やったっけ。

やっぱり、さくらのある街はいい。

2008-04-04

ドラマ

柄にもなく、海外ドラマにはまっています。
あたしはドラマなんかぜ~んぜんみぃひん人なんやけどこれはめっちゃはまっています。

「グレイズアナトミー」。

途中までDVDで借りて観ていた矢先、光テレビでシーズン1が始まった。
でも、毎週見忘れるし、週1の放送やから追いつくまでまだまだやし、こないだ観た映画に不意にDr.シェパード役の人が出てきたし、ツタヤが半額やし……ということで続きを借りてきた。
シーズン1の3.4巻と、シーズン2の1巻。
ますます面白い感じになってきた。
人間関係、恋愛、仕事などなど、ますます複雑に絡み合ってきて、いろんなことが起こって、速いテンポで進んでいくのをほんまに食い入るように見ています。

毎回主人公のメレディスのナレーションで物語が始まり、そして締めくくられて終わるんやけど、各回ごとにテーマが設定されていて、そのナレーションがなんだかいいのです。
そして、このドラマを観ていて妙にテンションがあがるのは、きっと、舞台がシアトルやからでしょう。
スペースニードルとかがちょいちょい映るんやけど、いったことのある場所が映る時って、何であんなにテンションがあがるんやろうなぁ。

ともかく、早く続きが観たい。
……おそるべし、海外ドラマ。

2008-04-02

価値観

うまいもんは、うまい。
かっこええもんは、かっこええ。
そして、私は、私。

ここんところ、ちょっと肌寒い日が続いているけど、気がつけば桜がつぼみやなぁ。
つい先日行ったばかりと思っていた東京やけど、ニュースでみる東京の公園はもう桜が満開やないの。
なんか、信じられへんよなぁ。
こういう時にふと時間がとまらへんことを思い知らされた気持ちになるなぁ。

それはさておき、春っぽい話を少しばかり。

まず報告。
このあいだ学校を無事に卒業しました。わ~い、わ~い。
レポートも試験も年内には終わっていたから、単位待ちやら手続きやらで最近はなんもしてなかったんやけど、ようやくゴールに辿り着きました。
卒業式とかには特に行く必要がなかったから、終了証明書と免許書が封書で届いただけという、なんともあっけないものやったけど。

ほんで、今日は新エミリー城で花見があった。
花見というか、ただお菓子と飲み物持ち寄って集まって、下らん話をだらだらするだけという会やったけど。
でもそういう時間をもつのんええよなぁ~。
エミリーんちの近くに小川があって、それの近くに桜があるからそれを見に行ったはずやのに、見たはなといえば、テーブルの上に飾られていた桜の造花1本だけ。
まぁ、花より団子って言うしな。

2008-04-01

魔法

魔法とはまぁ、なんとまぁ、あたしのイメージとかけ離れたもんなんやろうねぇ。
「妄想」は似合っても「魔法」なんていうファンシーな言葉は、どうも似合わない私ですが、映画を観てきました。
ディズニーの「魔法にかけられて(Enchanted)」。

最初からそれを観るのが目的ではなかったんやけど、3月いっぱいまで使える映画の券があって、無駄にするのはもったいないからと友だちを誘って映画館に行ってみることにしたのです。
はじめは、マイブルーベリーナントカを見ようと思っていたけど、こちらもなんかコテコテの恋愛映画っぽいから、それならいっそ「魔法にかけられて」を観ようということになった。

ストーリーは、おとぎの国のお姫様が王子様に恋をして結婚することになるけど、女王の座を奪われることを妬んだ王子の継母が結婚を邪魔するという話。
まぁ、ディズニーらしいありがちな話ですわ。
でもこの映画には斬新な点があって、継母に井戸に落とされた先にたどり着くところが「現代のニューヨーク」、つまり、おとぎ話の世界と本当の世界が融合してしまうのです!!!

最初は、おとぎの国出身のお姫様や王子様がいきなり歌ったり踊ったりするのを観て単純に「おとぎ話の人が現実に現れたらこんなんになんのや~。不自然やなぁ~。」とヘラヘラ面白おかしくみていた。
でも途中から細かいところが気になりだして、妙にはまってしまった。
なんか、王子はお姫様より少し遅れてNYにやってきたんやけど、その前にお姫様はちょっとだけNYとか現実の世界の人間の考え方に慣れてきていたんやな。
それで、「王子と結婚する前にデートをしたい」とか言い出してデートをするんやけど、その終盤に王子が歌って踊りだすねん。
お姫様はそれをポカーンと眺めていて、王子が「君が歌う番だよ!!」とあわててお姫様に続きを歌うことを促すねん。
それを言われたときのお姫様のリアクションが、一瞬ほんまに引いてて、ちょっとあれはつぼにはまってしまった。

観終わってから友だちと、「あれさ~、なんかハッピーエンドっぽく終わらせてるけど、結構人間関係ドロドロやでなぁ~?!」とか「結局、王子が最初から最後まで痛いくらいにあほやったなぁ」とか話していて、あれは子供が見るよりも大人が見たほうが絶対に面白い映画や!!!という結論になった。
お姫様がたくましいねん。
NYにやってきた実写版お姫様は、近くで見ると笑いジワとかがちょっと隠せへん感じで、そんなにピチピチした印象は受けへんねん。
その辺がめっちゃリアル。なんか知らんけど、馬鹿な王子の振る舞いに本気で引いてしまったあの態度への説得力がある。

ぜひともあの話の続きがみたい。
ディズニーでは絶対にあれで終わりなんやろうけどなぁ。@ハッピーエンド
なんか、その先には人間っぽいドラマが待っていそうやわ。

ファンタジーをこんなひねくれた目でみてしまうあたしって……。ははは。
でも、あれをみて「いやぁ~、最後はハッピーエンドでよかったねぇ~!」という感想を抱く人がいたら、なんかその人はだまされてるような気がする。うまくディズニーに言いくるめられているというかなんと言うか。笑
だいたい、「魔法にかけられて」というタイトルよ。
ハッピーエンディング自体が魔法にかかったままなんちやうのん~?!
「魔法が解けたその後」が気になる!!!!!

あと、ロバート役のパトリック・デンプシーがめっちゃかっこええ。
映画が始まって、なんかみたことある人やなぁ~、と思っていたら、グレイズアナトミーのDR.シェパードやった。
ほんまあの人渋いわ~、かっこええ。

なんちゅう映画の感想や、という感じやけど、ぜひとも映画館に足を運んでみてください。
「魔法にかけられて」、絶賛上映中です。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。