2005-05-08

幸せになるためのイタリア語講座


タイトル。何のことはありません。映画のタイトルです。GWは、おばあちゃんちにいっていて、今日帰ってみると、ビデオをかえさなあかん日ではないか!!!観ずに返すのは馬鹿らしいし、かというて、のんびりして明日以降に返して追加料金を払うのもさらにあほや!!というわけで、観ました。

あたしは、アクション大作とかの映画はあんまり好きではなくて(スパイダーマンは別な。)、借りる映画も、なんか適当なんやけど、今回は、今自分の中でイタリア語が熱い!!というわけで、『幸せになるイタリア語講座』と言うタイトルだけ見て借りてみた次第。しかしまぁ、同じ棚(?)にあった映画が、グッバイレーニンであったり、結構好き系な映画やったから、結構期待していた。

さて、映画を観始めてはじめに、ややっ、と思ったのは言葉。どこの国の言葉なんやら検討がつかへん。てっきり英語やと思っていたら、耳に入ってこうへん。次に、ドイツ語か??と思った。けど、ドイツ語ほどchの発音が聞こえてこうへん。けど、Jaとか、ドイツ語っぽい単語もたくさん出てきた。だから、ドイツ語なんかなぁ、と思い込むようにして見ていたけど、登場人物の父親の葬式のシーンになってようやく何語か分かった。それは、なんと『デンマーク』語やったのだ。何で分かったかというと、教会の前の半期がデンマークの国旗やったからで、デンマーク語がわかったのでは、決してない。

このデンマーク語がドイツ語に似ているのは至極納得で、ドイツ語、英語、オランダ語は語族が同じで、ゲルマン語という語族に属する。ドイツ語から派生したバイキングという語派があり、その中にノルウェー語や北欧の言葉が含まれるらしい。これは、学生のときにやった英語学入門という授業でならった知識と、旅の途中で友達になったイタリア人に教えてもらったことの受け売りやねんけど、なるほど納得。デンマーク語がドイツ語から派生されたのなら、ドイツ語と似ているのにもうなずける。話が若干それるけど、この『語族』というのはめっちゃ面白い。イタリア人の友達に教えてもらったのによると、『ドイツ語・英語・オランダ語』は同じ語派に属し、『イタリア語・スペイン語・フランス語』は、ラテン語から派生された言語であるらしい。実際、ドイツ語圏オランダ語圏の人は英語がうまい!!!オーストラリアにはワーホリとかで旅をしているドイツ人、オランダ人がめっちゃ多かったんやけど、彼らはほんまに流暢に英語をしゃべっていて、『英語は難しいか?』と聞くと『コツをつかめば簡単』というていた。そして、イタリア人やフランス人は意外と英語が弱かったりしていた。そら、あたしが出会った人の数なんか知れてるから全部が全部そうや、とは言い切られへんけど、友達になったイタリア人は、英語に関しては無知やけど、フランス語やスペイン語なら聞いてたら大体理解できる、というていたから、言語のルーツみたいなもんを垣間見た気がした。英語学で、そんなことをならった時は、そうなんやー、くらいにしか思ってへんかったけど、こうして生身の人間から得る情報や、また映画を見たりしてこの『語族』という観点から語学に触れると、この英語学というのが結構面白いもんなんやなぁ、と今さらながらに気付く。

話がだいぶんそれてしまったけど、そう、映画。どこか不器用な登場人物たちが、何かの縁ではじめたイタリア語講座を通じて誰かを好きになったり、大切な人の死と向きあったり、また自分自身をみつめたり、その不器用さがあたしはめっちゃええなぁ、と思った。何をやっても自分はあかんという劣等感、失敗ばっかりの自分、人とのコミュニケーション下手による失業、みんな完璧ではないけど前に進んでいく。その少しの前進と、努力が観ていてほのぼのした。あと、これはどうでもええ感想やけど、登場人物の一人が『オカピート』と言うていたのを聞いて嬉しくなった。Ho capitoとは、『分かった!!』という意味のイタリア語なんやけど、その響きが面白いから、今のところ好きなイタリア単語ナンバーワンやねんな。まさかそれが映画できけるとは。感無量。笑 あと、グッバイレーニンの『プンクト』も好き。笑 ちなみに、プンクトは、ドイツ語でdot(.)という意味。このプンクトという言葉の響きもかわいいから大好きなのである。そういうわけで、基本的に語学は面白いと思う今日この頃。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。