2008-03-29

DSOH!!!

なんのこっちゃ、と思ったでしょう。@タイトル。 "Deep Side Of Himeji" の略です。不意にハードコアな姫路を体験してきたのです!!!!

土曜日に、まさみとムサシに行った。 まさみは最近はまっている革コーナーに釘付けで、私はまたもやOLFAのカッターコーナーにfall in love。 今回購入したのは、OLFAのミシン目カッター。 やばい!!!!!その名の通り、ミシン目に紙が切れるんやで!!! はぁ~~~~~、すごいっ!!!! 手作りチケットとか作れるんやで?!?!(まぁ、作る当てもないけど。笑)

って、ムサシはハードコアとは関係なくて、その後に訪れたところがハードコアなのです。 以前の日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=732648203&owner_id=1324703)で書いた「いかがわしさと怪しさをかねそろえたベトナム料理」店についに潜入することに成功したのです!!! 前回、日曜日のランチに行こうとしたら「週末は休み。平日だけ。」と断られたから、今回はちゃんと平日、しかも金曜日の夜といういかにも人がやってきそうな日を選んで行ってきましたよ。 相変わらずいかがわしさを放った入り口。

ドアを開けると、WELCOMEとかかれたマットと市松模様のフロア。店内に続くもうひとつのドアをくぐると、

異様に暗い照明。
客はいない。
というか、店の人もいない。
波打った形の赤いテーブル、
どっしりとした黒や青のソファー、
ステージ、
プロジェクター、
2階へと続く階段、
など、など……。

足を踏み入れてから思わずごくりとつばを飲み込みたくなるこの普通のレストランのイメージとかけ離れた感じ。 物音を聞きつけて、店の人が厨房(というより、台所?!)から出てきた。 私たちの姿を確認して、少し驚いた様子。

「あの~、店やってますか??」
「ヤッテマス。」

さすがにソファーに座るのはためらわれたから、テーブル席を選んだ。 「なんか、すげぇ所にきたなぁ~」とまさみと半笑いになりながらひそひそと話した。 しばらくすると、ベトナム人の兄ちゃんがお絞りと水を持ってきた。 そして、日本語のメニューはないということを告げられた。 なんと!!!!!!!ほぉ~~~う、めちゃくちゃ素敵な予感やん。

ベトナム語で書かれたメニューを持ってこられて、「説明しますから。」といわれた。 とりあえず、説明を聞く前にフォーガー(鶏肉のフォー)を頼んでみた。

「あの、今日はフォーやってません。」

とばっさりと切らた。

「じゃぁ、コム(ご飯の上になんかいろいろのってあるプレート)を。」

と気を取り直していうと、

「あの、それは今日はできません。」

「……、じゃぁ、なにができますか??」
「ベトナムのうどんとか~。春巻きとか。」
「じゃぁ、とりあえず春巻きを。ほかは??」
「ベトナムのうどんとか~。アサリとか~。」
「じゃぁ、それを。」

ほかにメニューを指差しても、今日はやってないとか、週末しかやってないとか言われるばかり。(というか、前来たときは、週末は定休日っていうてたのに?!?!) とりあえず、自分たちが食べたいというよりも「本日店で作れるもの」を強制的に注文させられた感じになった。

しばらく待つと、まず春巻きがやってきた。 小ぶりで茶色くぱりっとあげられた春巻き。 チリソースにつけてぱくりと食べてみると、びっくりした。 ベトナムで食べたそれとまったく同じやった。 一気にベトナム旅の記憶がよみがえってきた。(ジャーナルを、UPしたいんやけど、まだ完成してなくって。) ホーチミンのマダムクックという宿があって、そこは外から帰ると晩御飯をいつもだしてくれててんけど、そこで食べた春巻きと味といい、食感といいまるで一緒やった。 これにはかなり興奮してすっかり、まさみとベトナム旅の話に花が咲いた。 思い出されるいろいろなエピソード。

マダムクックの真黄色の服とか、
ムイネーという町で家のお店を手伝っているあの商売と英語が堪能な少年とか、
事故っていた韓国人の観光客とか、
レッドキャニオンで調子に乗りすぎて自分たちよりも背の高い壁に四方囲まれて一瞬遭難したと思ったこととか、
パンに虫が入っていたときのまさみの絶望したりアクションとか、
ワニ園の近くで食べたお昼ご飯とか、
チャウドックでハーフエアギターをしていたおっちゃんと踊りまくっていた住人とか、
めっちゃ汚らしい中華料理屋で食べたうまい昼ごはんのこととか、
夜に道に迷って途方にくれたこととか、
インパクトのある思い出からほんまどうでもええことまで次々と思い出された。

なんなんや、あの春巻きのパワーは。

それからベトナム風うどんというのは、米でできた麺で食感がぷりぷりしていておいしかった。 スープの味が、ベトナムの味付けやった。 上にたす薬味の草みたいなんは出てこうへんかったけど。 アサリも出てきて、全部そろうと豪華な食卓。 それにしても、どれもめちゃくちゃおいしい。 店の雰囲気は別にして、こういう「現地の食堂」っぽい味が日本で楽しめるのはほんまにうれしい。

注文をしたり、料理を持ってきてもらったりしているうちに店の兄ちゃんとも打ち解けてきて、ベトナムに行ったこをと伝えると、「おお、すごい」といっていた。 プロジェクターでベトナムの風景の映像をさりげなく流してくれたりした。

「この店、今はベトナム人ばっかり。まだ日本人には伝染していない。日本語のメニューを今作っているところ。」

ちょっと単語のミスチョイスはあるものの、日本語が達者でいろいろ教えてくれた。 どうやら、私たちが日本人のお客は第1号やったみたい。 日本人にもこれからどんどん広めていきたいから、好きなベトナム料理を聞かれた。 飲み物の欄に、ビアサイゴンとか333がなかったからそれを指摘すると、

「日本のビールのほうがおいしいでしょ。ベトナムのビール、こっちでは高い。」

なるほど、納得。 別に、ビールを飲んでベトナムを懐かしむよりも安くておいしいビールが飲めたらそれに越したことはないよな、うん。 いつが一番忙しいのかと聞いたら、土曜日の晩なんだそうだ。 一週間を終えて、みんなが騒ぎにやってくるらしい。 大きいプロジェクターに映し出された画面でカラオケをしたり、ディスコみたいに踊り狂ったりするんだそう。 いやぁ~~~、面白そうじゃないか!!!!

「遠慮せずに、またきてね!!!」

と、兄ちゃんに言われて店を後にした。 伝票が、日本語で書かれてあって、それがめちゃくちゃつぼやった。 ええ、きますとも!!!!!!!こさせてくださいな!!!!!!!!という感じやった。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。