金曜日に兵庫県立美術館に行ってきた。
阪神岩屋駅から歩いて10分弱のところにあるあの美術館。
ずっと行ってみたいと思いつつまだ行ったことがなかったから、ほんま、ようやく!という感じ。
でもその前に寄り道をしてしまうのが私という人やから、その隣のビルディングから攻めてみた。
でかい国際交流センターがあるのです。
入ってみると、静かやったし、特に何を聞きにいったというのでもなかったからその辺の興味のあるパンフレットとかをもらったりした。
そこでエスペラント展というのもやっていた。
エスペラントというのは、「国際語」として開発された言語のことで、人が意図的に開発されたというだけあって、文法やルールは英語とかに比べて格段にシンプル。
でもまぁ、ヨーロッパ系の言語の文法であったり単語が多く採用されているから、日本人にとっては未知の言語という印象を受けやすいかも。
けど、未知やからこそドカーンと体当たりできそうなのもこれ事実で、簡単な文法とかが紹介されてあるのをよんでみると、これが結構面白かった。
他に誰もおらへんのをええことに、ぶつぶつと小声でエスペラント語を読んでみたりして堪能。
ようやく兵庫県立美術館に辿りついて、いざムンク展へ。
そう、なかなか足が向いていなかった私を動かしたのはムンク。
でも、ムンクに特別詳しいわけでも思い入れがあったわけでもないんやけど。
ロッカーに荷物を全部預けて準備万端。
入り口をくぐると音声案内の貸し出しが。
500円。
ロッカーに財布も何もかも預けたから無理やん。っていうか、500円って高くない?!敷居が高い!!!!って、話がそれてきたな……。
今回のテーマはフリーズと呼ばれるシリーズで、1枚1枚をそれぞれ見るというよりも、それらの配置によって生み出される意味や効果を楽しむというもので、言うならば「壁画」を見る的な楽しみ方ができるんちゃうかなぁ、と思った。
壁画、日本ではあんまり見かけへんけどアメリカ・カナダでは壁画をあほほど見た。
落書きっぽいものや、なんか妙に政治的なメッセージがこもってあったり、宣伝であったり、歴史を語っていたり、それによって復興を果たした街なんていうのもあったことを踏まえれば、壁画はかなり興味深い存在。というか、街歩きにかかせへん風景で、おもしろいから単に好きなんやけど。
フリーズ以外のシリーズで受けたあのなんとも言えへん暗さというか、絵が放つ強烈なイメージにはどきどきした。
なんか、心の中のイメージの世界が描き出されているようで、それがこわかった。
うねる赤い空とか、白い月が光る紫の空とか、ぼんやりとした目とか。
ムンクも相当楽しんだけど、もう一つ楽しんだのは、この美術館の作りそのもの。
なんか、こどもの館にも行きたくなってきた。
友だちと待ち合わせをしていたけど、電車に乗り遅れたとか何とかで、なんか時間が余分にできてしまった。
そういうわけで、美術館の周りをうろちょろとしてきた。
美術館の裏がすぐに海で、高速道路の光がゆらゆらと反射していてあらまぁ、きれいなこと!!!
美術館の外の通路とかも真っ暗闇になるんじゃなくて、照明が埋め込まれてあって、それがまたきれいねん。夜もなかなかええなぁ、あのへん。って、昼間にもきたことないんやけど。
しかしまぁ、ええもん見せてもらったわ。
三ノ宮に再び戻って、軽くお茶をしながらまだ終わらないジャーナルの続きを書いた。一体いつになったら書き終わるんや、あのジャーナルは。
ようやく友だちが到着する時間になって駅に向かった。
ほんで、ここからが(初)パート2。
カプセルホテルというやつです。
今まで噂には聞いたことあってんけど、泊まる機会というのがなかなかなくって今回ようやく訪れたというわけ。
こうなってんのんか~~~!!!!!!!ほほほ~~~~~う!!!!!!と感心しながらチェックインをして荷物を預けて三ノ宮に繰り出した。
終電を気にせずに、ヘラヘラにやにやと飲んだり騒いだりするのは楽しいなぁ。
久しぶりによう飲んでおもしろかったわ~~~。それにしても、あたしが英語圏の人と仲良くできてるのは、英語ができるからじゃなくて、英語がわからへんでもさら~っと受け流しているからなんちゃうか、とそう思うわけです。
あ~、ワカラン、英語。友だちがしゃべってるのんを見ながら、言い回しが、語彙が、聞き取りが、全てにおいて全然あかんと痛感させられる。
それでもおもろいのは、きっと持ち前の適当さと、アルコールの力に違いない。
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