2008-04-10

宮島

今日は、4月9日。
それやのに18切符がまだ2枚も余っていた。
そういうわけで、旅。

朝5時前起床。
ここ数ヶ月、こんな早起きしたことない。
起きれた自分自身にびっくりしつつ、用意をして家を出た。
朝2番目の電車にはすでに通勤の人が乗っていたけど、まだ座れるくらいの余裕があった。
姫路駅について、岡山方面のホームへ向かう。
目的地は広島の宮島。
実はまだ行ったことがなかったのです。
去年の今頃にも宮島に行きたいと思っていたのに、早起きに失敗して結局市内どまりになっていたから、今度こそは、どうしても行きたかったのです。

早起きがたたって、電車に乗り込むなり爆睡。
一応持っていた本を開くも、多分2文字くらいしか読んでない。
次に目を覚ますとすでに、岡山で乗り換えやった。
寝ぼけた目で、どのホームかわからず岡山駅構内をうろうろ。
「徳山」行きに乗ればいいとのことやったけど、徳山って、どこ?!
やっぱり近畿県内を離れると急に地理に疎くなる。
関東に向かったときもそうやったもんなぁ。
徳山は、どうやら山口県にあるらしく、つまり乗り換えなしで宮島までいけるのだ。
すげぇ!!
今までやったら、福山とか三原とか糸崎で乗り換えなあかんかったのに~!!めっちゃ楽チンやわ~。
全部が全部というわけではないみたいやけど、一部はこんな風に直通になっているみたい。
この電車にも乗り込んで、しばらく立っていたけど席が確保できるなりすぐに夢の世界へ。
何回か目を覚まして、そのたびにおばちゃんがでかい声で「この電車は5両編成!!」という内容の話をしていた。
大量の人の気配で起きると、なんともう広島やった。
びびった。まじで。

もうひとつびっくりしたのは、宮島って広島駅から結構離れてるねんなぁ。
目と鼻の先くらいかと思っていたら、30分ほどさらに西へいかなあかんかった。
途中、隣のおばちゃんが話しかけてきて、どうやら降りたかった駅でおりそびれたらしい。
あたしが宮島に行くことを言うと、「それもいいわねぇ~」というて宮島まで足を伸ばすことにしたらしい。
しばらく話していたけど、宮島口に着くころには、またこっくりこっくりとしていた。
「宮島着きましたよ」と声をかけると、えらく感謝されて、「楽しんでね」と言われた。
私も、「お互い楽しみましょうね」と言って、おばちゃんと別れた。
なんか、日本語の難しいって言うか、ちょっとためらってしまうのは二人称。特に目上の人とか初対面の人に対して。
「あなた」とはなかなか言えへんし、かというて「あんた」とか「自分」はなれなれしすぎるしなぁ。
まぁ、それはおいといて。

宮島へは、宮島口からさらにフェリーを乗り継いでいく。
天気はあいにくの曇りやけど、寒すぎもせず暑すぎもせず過ごしやすくていい感じやった。
10分もすると、島についた。
そうか、宮島って、島なんやなぁ。
何をいまさら、と言う感じやけど「広島」とかの感じで島と言うイメージが薄かったんかも。

船着場から出ると、さっそく鹿がいた。
おお~、宮島っぽい!!!
でも、鹿がなんか、お上品な気がした。
あたしの鹿のイメージって、奈良のあの「せんべいくれ、オイ!」やから、ここの鹿はなんか控えめでひょうひょうとしてるなぁと感じた。
外国人観光客も多くて、家族連れで小学生くらいの子供た多いのにもびっくりした。
「ありえへんくらいかわいい!!鹿~~~!!!鹿~~~!!!」とはしゃいでいた。

大鳥居と厳島神社は、なるほど美しい。
あの朱色がほんまにきれいなんや~。
でも、あたし的に一押ししたいのは「大聖院」の「戒壇めぐり」。
大聖院には、観音堂という建物があってその中にはチベット密教の砂マンダラがある。
チベットのことは、最近テレビでよく見るけど、私の中ではずっと、いつかいってみたい場所のひとつやった。
だから、まさかあんな形でニュースを頻繁に見ることになると思っていなくて複雑な心境やったわけなんやけど、まさか宮島でチベットがこんなに近くにやってくるとは予想してなかったからかなりびっくりした。
砂マンダラはカラフルなのに加えて、ほんまに繊細で思わず見入ってしまう。
この建物の柱はデザインも少し変わっていて、像のデザインになっていたり、仏像が祭られている部屋の天井も日本のものよりもカラフルなのが印象的やった。
戒壇めぐりもその観音堂にあるんやけど、階段を下っていくと真っ暗な世界が目の前に広がる。
恐る恐る入っていくと、前も後ろもまったく見えなくなってしまう。
まさに、暗黒。
壁を伝って進んでいくと、急に目の前に黄色い光が飛び込んできて、思わず感嘆の声をもらしてしまった。
今までに体験したことのない空間やった。

ここまで天気が持っていたけど、急に雨が降り出してきた。
とほほ、と思いながらもひたすら島を歩いた。
小鹿を見つけたり、たぬきが目の前に現れたり、カーブを曲がったら急に桜が一面に広がっていたり、歩くことに飽きることがなかった。
雨が降ったら降ったで、桜の花びらがはらはらと舞い落ちてそれはそれは、きれいなのです。
天気が悪いのと、いわゆるハイキングみたいなコースを歩いていたから他の人にも会わず、散策を思う存分楽しめた。
もちろん、雨じゃなかったらもっと歩いたやろうけど、道路沿いを雨水にのって桜の花びらが流れていく様子なんかは、雨ならではの風景でぜんぜん苦になる雨ではなかった。

18切符、まだ2枚余っていたから本当は広島に1泊して現代美術館に足を伸ばそうと思っていたけど、島を散策しながらこの自然の織り成す美と、戒壇めぐりの精神的に満たされた体験をしてしまったら、なんだかそれで十分満足になってしまった。
そんなことよりも、今日はひとまず家に引き上げて、また明日どこかへ出かけたらいいやんか、そう思ってきたわけです。
なにより、日帰りで帰るほうがお金を節約できるからなぁ。
一日中泊まりセットをリュックに背負ってぶらぶらしたけど、もう用なし!!!帰るぜ~!!……と、宮島を後にした。

広島まで帰って、広島に行くといつも土地勘と時間がないから、結局駅ビルASSEのうまいもん街みたいなところにお世話になることになる。
今回は、広島お好み焼きを食べて帰ることにした。
店を選ぶ基準としては、従業員が全員おばちゃんのところにした。
豚玉そばつき。
うまかった~。
でもやっぱり、関西のお好み焼きのほうが「粉もん」!!!!!て感じがする。
でもまぁ、うまいもんはうまい!!!腹も満たされたことやし、帰ることにした。
帰りも途中まで爆睡していたけど、さすがに途中からは目がさえてきたから本を読んで帰ることにした。

阿部公房の「カンガルーノート」。
う~む……、いつかまた読まなければなりません。
今回、読み終わったものの、はてなマークが頭の中を埋め尽くしたまま終わっていったのです。

おっと、予想外に日記が長くなってしまった。
明日は18切符使える日がラストやし、どこかへいけることを祈りつつ。

2008-04-07

オーマイガッ!!!

日本語でなんて表現しようか。

「やったーーーーーー!!!!!!!」
「よっしゃーーーーーー!!!!!」
「まじでーーーーーーー!!!!」

といったところでしょうか。

back to 2005。
何年前と明言するのがためらわれるけど、そう、さかのぼること(もう)3年。
オーストラリアにいたあたしは、小学校のホリデイがくる度にオーストラリアの列車で旅をしていた。
NSW州内乗り放題のチケットやったからほとんどNSWばっかりやったけど。
でも、得をしたいのが人情ってもんやから(いや、関西人ってもんやから??)、一番遠くまでいけるところまでも足を延ばした。
南はメルボルン、そして、北はブリスベン。

ブリスベンには、ニュージーランドのオークランドから飛行機で到着した。
からりとしたニュージーランドから比べると、蒸し暑いブリスベンに腹を立てながらのスタートやった。
そこで同じ部屋に泊まっていたのがドイツ人のスージー。
スージーはドイツからやってきたところで、ブリスベンに半年ほど留学に来たらしかった。
特に予定もしたいこともなかったあたしはブリスベン滞在中は、部屋をかりなあかんという彼女に付き合って部屋の下見にいったり、コアラを見に行ったり一緒にぶらぶらと過ごした。
あたしがオーストラリアを去る前に、スージーを訪れにもう一回ブリスベンに遊びに行くわ!といいつつ結局実現せえへんままになっていた。

そんなスージーが、いよいよ大学(大学院?何でもいいけど。)を卒業したらしい。
で!
あたしを訪ねに日本に来てくれるかもしれへん!!!!

オーマイガッッ!!!!!!

やろ?!
まだ確定ではないけど、ぜひとも来たいっていうてくれてるからこれは再会に向かってバリバリにテンションをあげてエンジンフル回転でいかなあかんわ!!

あの時の旅が、実はまだ続いていたなんて。
だからやっぱり人と別れるときは「ほんなら、また」といわなあかんのやと思います。
there's no "good-bye"でしょ。

そして

今日の天気予報は雨のはずやったのに、ふたを開ければ晴れやった。
予定がないから午前中は家で腐っていたけど、昼からタワーレコードに行くことになった。
今日もお城のほうは花見客がすごいんやろうなぁ、と思いながら川沿いを運転していると、桜と菜の花が咲き乱れていた。
穏やかな天気の中その満開の様子を、見ているとなんか無性に泣きそうな気持ちになった。
昨日はあんなにきれいやなぁ、と思えたのになぁ。
なんか、その美しさが強烈過ぎて、切なくなった。んかな。
わからんけど。

タワレコのついでに、久しぶりに行ったヴィレッジは相変わらず面白かった。
「世界の○○」という本のシリーズがあるんやけど、今日は「世界の家」というのを立ち読みした。
それぞれの国の特徴がでてるわ~。
あと、世界のマッチ箱のデザインの本。
やばいなぁ。

それと、今日の情熱大陸はさかなくんやった。
さかなが大好きでたまらへんさかな君。
たくさんの人に魚のことを知ってもらおうとする熱意と、さかなへの愛を感じた。
それをみて、すべてのことはつながっているなぁ、と思った。

さくら

土曜日は、姫路城の観桜会やった。
去年は、大勢で計画して花見を決行したけど、今年は特に計画もせずとりあえずEMsさんと行ってみようかー、というて姫路城に行ってきた。
姫路とは思われへんような人の数。
あんなに天気がよくて、あんなに桜がきれいで、しかも週末で、しかもただで太鼓とかの演奏会がきけるんやもんな。
そりゃぁ、人も集まるっていう話やな。

人は多いけど、やっぱり桜は最高にきれいやった。
シートも何も持ってなくて、その辺に腰をおろしてサブウェイでこうて行ったもんを食べて、EMsさんにカメラのことを教えてもらった。
「それさ、去年も説明した!!!!!」と、言われながらも「まぁ、そこを何とか」と教えてもらった。
フィルムカメラのボディのちょっとずしっと来る重みになんかテンションがあがる。

観桜会のおかげで、お城のすぐそばにある姫路動物園が無料開放されていた。
ただでさえ200円という敷居の低い動物園やのに、無料となればスキップでもしたい勢いやった。
動物園、楽しい。
あんな狭いおりに入れられた動物の気持ちになると、とてもそんなことを言うてる場合ではなくて、せつなくって仕方なくなるけど……。
でも、動物の様子やしぐさを見ているのは時間を忘れる。
じいっと見入ってしまうわ。
キリンとか、ほんまに不思議なくらいに美しいシルエットをしている。

そうこうしていると、午前中書写山に行っていたえりなちゃん、エヴィリン、まりちゃん、トリシュ組みが姫路城に到着したらしく、合流した。
あたしら、花見やというのに持参したものといえばサブウェイだけで、それもとっくに胃の中で、えりなちゃんらがお菓子やらおにぎりやらスーパー花見グッズを持ってきていて感心しっぱなしやった。
そして、遠慮なくもりもり食らうという……。
なんて奴だ。
それからまたしばらくしてアリちゃんたちがやってきて、いつの間にか知り合いもたくさんの楽しい宴席になっていた。
枡酒を飲んだり、知らん人にバドミントンを借りて遊んだり、フリスビーをしたり、知らん人ににらまれたり、楽しかった。

日も暮れてええ時間になってきたからEMsさんと、そろそろ帰るかー、と姫路城を後にした。
帰り道、後輩にばったり出くわして、仕事が決まったというていた。
いやぁ、よかったなぁ、くんちゃん!!
くんちゃんと別れて10秒後くらいに、そーしさんに出くわした。
姫路って、こんなにすぐに知り合いと会う街やったっけ。

やっぱり、さくらのある街はいい。

2008-04-04

ドラマ

柄にもなく、海外ドラマにはまっています。
あたしはドラマなんかぜ~んぜんみぃひん人なんやけどこれはめっちゃはまっています。

「グレイズアナトミー」。

途中までDVDで借りて観ていた矢先、光テレビでシーズン1が始まった。
でも、毎週見忘れるし、週1の放送やから追いつくまでまだまだやし、こないだ観た映画に不意にDr.シェパード役の人が出てきたし、ツタヤが半額やし……ということで続きを借りてきた。
シーズン1の3.4巻と、シーズン2の1巻。
ますます面白い感じになってきた。
人間関係、恋愛、仕事などなど、ますます複雑に絡み合ってきて、いろんなことが起こって、速いテンポで進んでいくのをほんまに食い入るように見ています。

毎回主人公のメレディスのナレーションで物語が始まり、そして締めくくられて終わるんやけど、各回ごとにテーマが設定されていて、そのナレーションがなんだかいいのです。
そして、このドラマを観ていて妙にテンションがあがるのは、きっと、舞台がシアトルやからでしょう。
スペースニードルとかがちょいちょい映るんやけど、いったことのある場所が映る時って、何であんなにテンションがあがるんやろうなぁ。

ともかく、早く続きが観たい。
……おそるべし、海外ドラマ。

2008-04-02

価値観

うまいもんは、うまい。
かっこええもんは、かっこええ。
そして、私は、私。

ここんところ、ちょっと肌寒い日が続いているけど、気がつけば桜がつぼみやなぁ。
つい先日行ったばかりと思っていた東京やけど、ニュースでみる東京の公園はもう桜が満開やないの。
なんか、信じられへんよなぁ。
こういう時にふと時間がとまらへんことを思い知らされた気持ちになるなぁ。

それはさておき、春っぽい話を少しばかり。

まず報告。
このあいだ学校を無事に卒業しました。わ~い、わ~い。
レポートも試験も年内には終わっていたから、単位待ちやら手続きやらで最近はなんもしてなかったんやけど、ようやくゴールに辿り着きました。
卒業式とかには特に行く必要がなかったから、終了証明書と免許書が封書で届いただけという、なんともあっけないものやったけど。

ほんで、今日は新エミリー城で花見があった。
花見というか、ただお菓子と飲み物持ち寄って集まって、下らん話をだらだらするだけという会やったけど。
でもそういう時間をもつのんええよなぁ~。
エミリーんちの近くに小川があって、それの近くに桜があるからそれを見に行ったはずやのに、見たはなといえば、テーブルの上に飾られていた桜の造花1本だけ。
まぁ、花より団子って言うしな。

2008-04-01

魔法

魔法とはまぁ、なんとまぁ、あたしのイメージとかけ離れたもんなんやろうねぇ。
「妄想」は似合っても「魔法」なんていうファンシーな言葉は、どうも似合わない私ですが、映画を観てきました。
ディズニーの「魔法にかけられて(Enchanted)」。

最初からそれを観るのが目的ではなかったんやけど、3月いっぱいまで使える映画の券があって、無駄にするのはもったいないからと友だちを誘って映画館に行ってみることにしたのです。
はじめは、マイブルーベリーナントカを見ようと思っていたけど、こちらもなんかコテコテの恋愛映画っぽいから、それならいっそ「魔法にかけられて」を観ようということになった。

ストーリーは、おとぎの国のお姫様が王子様に恋をして結婚することになるけど、女王の座を奪われることを妬んだ王子の継母が結婚を邪魔するという話。
まぁ、ディズニーらしいありがちな話ですわ。
でもこの映画には斬新な点があって、継母に井戸に落とされた先にたどり着くところが「現代のニューヨーク」、つまり、おとぎ話の世界と本当の世界が融合してしまうのです!!!

最初は、おとぎの国出身のお姫様や王子様がいきなり歌ったり踊ったりするのを観て単純に「おとぎ話の人が現実に現れたらこんなんになんのや~。不自然やなぁ~。」とヘラヘラ面白おかしくみていた。
でも途中から細かいところが気になりだして、妙にはまってしまった。
なんか、王子はお姫様より少し遅れてNYにやってきたんやけど、その前にお姫様はちょっとだけNYとか現実の世界の人間の考え方に慣れてきていたんやな。
それで、「王子と結婚する前にデートをしたい」とか言い出してデートをするんやけど、その終盤に王子が歌って踊りだすねん。
お姫様はそれをポカーンと眺めていて、王子が「君が歌う番だよ!!」とあわててお姫様に続きを歌うことを促すねん。
それを言われたときのお姫様のリアクションが、一瞬ほんまに引いてて、ちょっとあれはつぼにはまってしまった。

観終わってから友だちと、「あれさ~、なんかハッピーエンドっぽく終わらせてるけど、結構人間関係ドロドロやでなぁ~?!」とか「結局、王子が最初から最後まで痛いくらいにあほやったなぁ」とか話していて、あれは子供が見るよりも大人が見たほうが絶対に面白い映画や!!!という結論になった。
お姫様がたくましいねん。
NYにやってきた実写版お姫様は、近くで見ると笑いジワとかがちょっと隠せへん感じで、そんなにピチピチした印象は受けへんねん。
その辺がめっちゃリアル。なんか知らんけど、馬鹿な王子の振る舞いに本気で引いてしまったあの態度への説得力がある。

ぜひともあの話の続きがみたい。
ディズニーでは絶対にあれで終わりなんやろうけどなぁ。@ハッピーエンド
なんか、その先には人間っぽいドラマが待っていそうやわ。

ファンタジーをこんなひねくれた目でみてしまうあたしって……。ははは。
でも、あれをみて「いやぁ~、最後はハッピーエンドでよかったねぇ~!」という感想を抱く人がいたら、なんかその人はだまされてるような気がする。うまくディズニーに言いくるめられているというかなんと言うか。笑
だいたい、「魔法にかけられて」というタイトルよ。
ハッピーエンディング自体が魔法にかかったままなんちやうのん~?!
「魔法が解けたその後」が気になる!!!!!

あと、ロバート役のパトリック・デンプシーがめっちゃかっこええ。
映画が始まって、なんかみたことある人やなぁ~、と思っていたら、グレイズアナトミーのDR.シェパードやった。
ほんまあの人渋いわ~、かっこええ。

なんちゅう映画の感想や、という感じやけど、ぜひとも映画館に足を運んでみてください。
「魔法にかけられて」、絶賛上映中です。

2008-03-30

Long Day

昨日は長かった。

いったいいつから昨日というたらええかわからへんけど。謎のベトナム料理屋のあと、車をぶっ飛ばしてボンビーの家で開催されている「桃鉄ナイト」に参加するために西脇へいって来た。 ひょんなことから、スーファミの話になって、桃鉄を夜通しやろうぜぃということになったのです。

なつかしのスーファミ。
我らがスーファミ。

遅れていったから他のメンバーはもう集まっていて、マリオをしていた。いやぁ~。懐かしい。ぷよぷよ、スト2、そしてメインイベント桃鉄。桃鉄、大勢でやったんはじめてやったかも。面白かったわ~。やっぱり、スーファミくらいのクオリティのゲームのほうがなんか楽しめるわ。ザ・単純!!!て感じで。

次の日は、これまた東京で知り合いになったスペイン人が姫路に来るかも?!とかいうていたから午前中のうちに家に帰ってスペイン人からの連絡に備えた。家に着いたら意外と頭がさえてきて、寝んでもいけんちゃうん?!というわけのわからん万能感に満たされていた。でもコタツのぬくさにノックアウトで、結局爆睡。しかも、スペイン人も姫路に着たくせにあたしが神戸に住んでると思っていたらしく神戸まで帰ってしまったという連絡をしてきて、さすがに夕方から神戸に行くのはなぁ~~、と思って再会は実現せぇへんかった。でもまぁ、いつかどこかで再会できたらええなぁ。あたしが出会うスペイン人はいつもメールのテンションが高い。heheheheという、日本のメールで言うところの(笑)みたいなんをめっちゃ入れてくる。このご陽気な愛すべきスペイン人が住む国、スペインへの憧れがほんまに募るわ。いつか絶対に行くぞ!!!!!!!!!

この曖昧な予定が消えたから、EMsさんとこぐこぐさんの晩ご飯に合流させてもらうことにした。EMsさんに会うんは、ほんまに久しぶりやったから、めっちゃ楽しみやった。エベレストに行くんも久しぶりやったなぁ、そういえば。少し遅れていくと、店のおっちゃんが「ナマステ~!!」と迎えてくれた。ほうれん草チキンカレーとナンを頼んだ。ここのナンはうまいねんなぁ!!!! おいしい料理を囲んでだらだらと、それはもうだらだらとしゃべった。あたしのノートも見てもらって、EMsさんにお買い上げしてもらって、よりよくするにはどうしたらええんや?!ということをいろいろ相談に乗ってもらった。途中、ラムさん(店のおっちゃん)がやたらとピアスの穴を開けたことを報告してきて、サファイアのことをしきりに「サファリ」というて、さらに「ダイヤのピアスをプレゼントしてほしい」とねだってきた。どうやらネパールに何ヶ月か帰っていたらしく、微妙に日本語がへたくそになっていた気がする。笑 でも、テンションは酔っ払いか?!というくらいに高かった。途中、ラムさんの弟が登場して日本でビジネスをするにはどうしたらいいかと相談されたり、前に予約を取る時にお世話になった調理の人(エムサーさん)が出てきてあのジェスチャーの必死の予約劇のことを覚えてくれていた。しゃべりすぎでのどが渇いてきたからチャイを飲んで、さらにしゃべっていると2杯目はサービスでくれた。 さらにしゃべっていて、そろそろ帰ろうと時計を見ると12時前やった。
ほんま、どんだけおったねんっっ!!!!!という……。

長い一日、いろんな人と楽しい時間をすごせて楽しかった。 さすが、週末!!!

2008-03-29

DSOH!!!

なんのこっちゃ、と思ったでしょう。@タイトル。 "Deep Side Of Himeji" の略です。不意にハードコアな姫路を体験してきたのです!!!!

土曜日に、まさみとムサシに行った。 まさみは最近はまっている革コーナーに釘付けで、私はまたもやOLFAのカッターコーナーにfall in love。 今回購入したのは、OLFAのミシン目カッター。 やばい!!!!!その名の通り、ミシン目に紙が切れるんやで!!! はぁ~~~~~、すごいっ!!!! 手作りチケットとか作れるんやで?!?!(まぁ、作る当てもないけど。笑)

って、ムサシはハードコアとは関係なくて、その後に訪れたところがハードコアなのです。 以前の日記(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=732648203&owner_id=1324703)で書いた「いかがわしさと怪しさをかねそろえたベトナム料理」店についに潜入することに成功したのです!!! 前回、日曜日のランチに行こうとしたら「週末は休み。平日だけ。」と断られたから、今回はちゃんと平日、しかも金曜日の夜といういかにも人がやってきそうな日を選んで行ってきましたよ。 相変わらずいかがわしさを放った入り口。

ドアを開けると、WELCOMEとかかれたマットと市松模様のフロア。店内に続くもうひとつのドアをくぐると、

異様に暗い照明。
客はいない。
というか、店の人もいない。
波打った形の赤いテーブル、
どっしりとした黒や青のソファー、
ステージ、
プロジェクター、
2階へと続く階段、
など、など……。

足を踏み入れてから思わずごくりとつばを飲み込みたくなるこの普通のレストランのイメージとかけ離れた感じ。 物音を聞きつけて、店の人が厨房(というより、台所?!)から出てきた。 私たちの姿を確認して、少し驚いた様子。

「あの~、店やってますか??」
「ヤッテマス。」

さすがにソファーに座るのはためらわれたから、テーブル席を選んだ。 「なんか、すげぇ所にきたなぁ~」とまさみと半笑いになりながらひそひそと話した。 しばらくすると、ベトナム人の兄ちゃんがお絞りと水を持ってきた。 そして、日本語のメニューはないということを告げられた。 なんと!!!!!!!ほぉ~~~う、めちゃくちゃ素敵な予感やん。

ベトナム語で書かれたメニューを持ってこられて、「説明しますから。」といわれた。 とりあえず、説明を聞く前にフォーガー(鶏肉のフォー)を頼んでみた。

「あの、今日はフォーやってません。」

とばっさりと切らた。

「じゃぁ、コム(ご飯の上になんかいろいろのってあるプレート)を。」

と気を取り直していうと、

「あの、それは今日はできません。」

「……、じゃぁ、なにができますか??」
「ベトナムのうどんとか~。春巻きとか。」
「じゃぁ、とりあえず春巻きを。ほかは??」
「ベトナムのうどんとか~。アサリとか~。」
「じゃぁ、それを。」

ほかにメニューを指差しても、今日はやってないとか、週末しかやってないとか言われるばかり。(というか、前来たときは、週末は定休日っていうてたのに?!?!) とりあえず、自分たちが食べたいというよりも「本日店で作れるもの」を強制的に注文させられた感じになった。

しばらく待つと、まず春巻きがやってきた。 小ぶりで茶色くぱりっとあげられた春巻き。 チリソースにつけてぱくりと食べてみると、びっくりした。 ベトナムで食べたそれとまったく同じやった。 一気にベトナム旅の記憶がよみがえってきた。(ジャーナルを、UPしたいんやけど、まだ完成してなくって。) ホーチミンのマダムクックという宿があって、そこは外から帰ると晩御飯をいつもだしてくれててんけど、そこで食べた春巻きと味といい、食感といいまるで一緒やった。 これにはかなり興奮してすっかり、まさみとベトナム旅の話に花が咲いた。 思い出されるいろいろなエピソード。

マダムクックの真黄色の服とか、
ムイネーという町で家のお店を手伝っているあの商売と英語が堪能な少年とか、
事故っていた韓国人の観光客とか、
レッドキャニオンで調子に乗りすぎて自分たちよりも背の高い壁に四方囲まれて一瞬遭難したと思ったこととか、
パンに虫が入っていたときのまさみの絶望したりアクションとか、
ワニ園の近くで食べたお昼ご飯とか、
チャウドックでハーフエアギターをしていたおっちゃんと踊りまくっていた住人とか、
めっちゃ汚らしい中華料理屋で食べたうまい昼ごはんのこととか、
夜に道に迷って途方にくれたこととか、
インパクトのある思い出からほんまどうでもええことまで次々と思い出された。

なんなんや、あの春巻きのパワーは。

それからベトナム風うどんというのは、米でできた麺で食感がぷりぷりしていておいしかった。 スープの味が、ベトナムの味付けやった。 上にたす薬味の草みたいなんは出てこうへんかったけど。 アサリも出てきて、全部そろうと豪華な食卓。 それにしても、どれもめちゃくちゃおいしい。 店の雰囲気は別にして、こういう「現地の食堂」っぽい味が日本で楽しめるのはほんまにうれしい。

注文をしたり、料理を持ってきてもらったりしているうちに店の兄ちゃんとも打ち解けてきて、ベトナムに行ったこをと伝えると、「おお、すごい」といっていた。 プロジェクターでベトナムの風景の映像をさりげなく流してくれたりした。

「この店、今はベトナム人ばっかり。まだ日本人には伝染していない。日本語のメニューを今作っているところ。」

ちょっと単語のミスチョイスはあるものの、日本語が達者でいろいろ教えてくれた。 どうやら、私たちが日本人のお客は第1号やったみたい。 日本人にもこれからどんどん広めていきたいから、好きなベトナム料理を聞かれた。 飲み物の欄に、ビアサイゴンとか333がなかったからそれを指摘すると、

「日本のビールのほうがおいしいでしょ。ベトナムのビール、こっちでは高い。」

なるほど、納得。 別に、ビールを飲んでベトナムを懐かしむよりも安くておいしいビールが飲めたらそれに越したことはないよな、うん。 いつが一番忙しいのかと聞いたら、土曜日の晩なんだそうだ。 一週間を終えて、みんなが騒ぎにやってくるらしい。 大きいプロジェクターに映し出された画面でカラオケをしたり、ディスコみたいに踊り狂ったりするんだそう。 いやぁ~~~、面白そうじゃないか!!!!

「遠慮せずに、またきてね!!!」

と、兄ちゃんに言われて店を後にした。 伝票が、日本語で書かれてあって、それがめちゃくちゃつぼやった。 ええ、きますとも!!!!!!!こさせてくださいな!!!!!!!!という感じやった。

2008-03-27

へたこいた

今日は、東京旅の時に友だちになったドイツの子と姫路城に行ってきた。
なんでも、福島にホームステイしていて、ドイツに帰る前に日本をうろちょろして帰るとのことで行き先を聞いたら「姫路」とか言い出すではないの!!!!
というわけで、アドレスを交換して今日の日のプランを立てていたのです。

おすすめのお昼ご飯といわれて、おもいつかへんなぁ~、と思いつつみゆきどおりを歩いていたら、ありました、ありました。
思い出したよ、おすすめの店。
いわしろ、というカツの定食屋。
怪しいからずっとはいれずにいたんやけど、前にお母さんと近所のおばちゃんの大原さんと思い切って入ってみたら、めっちゃおいしかったんよな~。
謎のソースがうまいのです!!!
というわけで、いわしろに行って、私は「三角物語定食」、彼女は「親子丼」を食べた。

それからぶらぶらと歩きながら姫路城へ行くと、観光客の多さにびっくりする。
季節がええのもあるやろうけど、数年前よりも格段に増えたと思う。
特に、外国人観光客の多さにはびっくりやし、すでに半そでの人がおるんにもびっくりする。いや~、まだ早いでなぁ?!

ドイツ人の彼女は、クリスティアンというんやけどカメラが趣味でおもしろいカメラを持っていた。
東京でも見せてもらったんやけど、その時は古いカメラなんや~、としか言うてなかった。
しかし、使い方を見てびっくり!!
ファインダーを被写体の方向に覗くんではなくて、下を覗くというカメラではじめてみたから衝撃やった。
下向きに覗くと、真正面にあるはずの景色が見えるのだ。
どういう仕組み?!なんか、鏡みたいなのが仕込まれてるんかなぁ?!なんにせよ、秘密のカラクリ覗き穴みたいな、構えるだけでわくわくがとまらへんカメラで、「すげ~~~~!!!!」を連発してしまった。
このからくりカメラ、もう、縦に撮ろうなんて思ったら大変なんである。
彼女はなかなかの才女で、日本語の他に政治も専門なんだそう。
日本語も、日本の歴史やら漢文やらも勉強しているというから驚き。
政治とか国際関係のほうに興味があるから、城の中に展示されてある品々には驚くほど関心が薄かった。
あたしのほうが食いつきすぎなくらい。
そう、それがあかんかった……。

ようやく天守閣まで登って、あたしの家の方角はどっちやとか教えたり、それぞれ写真を撮って遊んでいたりした。
クリスティアンとて、写真撮るのにべたべたつきまとわれながらも気が散るやろうしと思って、天守閣では別々の行動を取っていた。
あたしも、初めてじゃないんやから景色を見渡すのにあんなに夢中になるべきじゃなかったのに、またもや城マジックにかかってふむふむと夢中になってしまった。
はっ、と気づくとクリスティアンが天守閣にいない!!!!!
そういえば、降りる階段付近で写真を撮っていて、あたしもその付近におって、この流れでは下に下りそうな雰囲気になったから「ついたばっかりやから、まだおりひんやんな??」といったけど、それが伝わっていなかったんか?!?!
きっと、あたしが先に下りてしまったんやと勘違いしたに違いない……。
「やべぇ!!」と思って、天守閣の下まで一気に駆け下りたけどそれらしい人がいない。
やっぱり、天守閣の人ごみにまぎれていたのか?!、と思い直して、もう一度天守閣の最上階まで駆け上がった。
でもやっぱりいない。
困ったなぁ……。
携帯もないから連絡の取りようもないし……。
警備の人に放送で呼び出してもらうことにした。
天守閣の入り口でしばらく待ったけどいっこうに来る気配がない。
あれくらいの日本語やったら、絶対にわかるはずやのになぁ、と思いながら、天守閣入り口のおばちゃんに伝言を残して城の入り口まで戻った。

平城時間が迫って続々と人は出てくるのに、ぜんぜんみつからへん。
困ったなぁ。
でも、できることといえばこうして待つことだけ。
いかに携帯に頼って日々生活してるのかを思い知らされる。

しばらく待っていると、知らん携帯の番号から電話が。
クリスティアンからだった。
でも、いる場所を聞いて聞いてびっくり。
なんと「新幹線」!!!!
姫路の後は、奈良に行くことになっていて新幹線の時間が迫っていたから見つけるのをあきらめてとりあえず新幹線に飛び乗ったとのことやった。
はぁ~~~~、よかった!!!!!!!!!
どっかでまだあたしのこと探してたり、迷ったりしてたらどうしようかと思った。
帰りの新幹線の時間もちゃんと聞いてたはずやのに、あんまり時間を気にせずに行動してしまっていました。
時間を気にせずに物事を楽しむことは、場合によってはアウトなのでした。
ほんま、ガイドとしては失格中の失格やわ。
駅の地下のロッカーとかに預けさせたにもかかわらず、よく自分で見つけていってくれたことやわ。
クリスティアンの機転に助けられました。
というか、あたし、何のんびり自ら姫路城楽しんでんねん、やでなぁ……。
ほんまに悪いことをした。

なんか、ちゃんとバイバイを言われへんかったけど、残りの日本滞在を楽しむとともに無事にドイツにつきますように。
そして、またいつかどこかで再会できることを願いつつ……。
その時は今日のどたばたとすれ違いが笑い話になりますように。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。