金曜日は、しょうちゃんとともにザバックホーンのライヴに行ってきた。今回のは、対バンツアーということで、神戸ではミドリという大阪のバンドとの共鳴ナイトやった。
このミドリというバンド、全く下調べをなく見たんやけど、めちゃくちゃ良かった。まず出てきて驚いたのがボーカルが女の子。てっきり、いかつい兄ちゃんばかりのバンドやと思っていたから、セーラー服を着た女の子が出てきたときは面食らった。演奏が始まると、鍵盤を激しく叩くピアノと、そして太い音でバンドの音を支えてくれるエレキウッドベースがめちゃくちゃ印象的。この楽器のおかげで、他のバンドにはないようななんとなくジャズっぽい雰囲気をかもし出しつつも、そこに激しいドラムとボーカルの叫びが加わることで、彼らのTシャツのプリントのように「ぱんく」バンドなのでした。あとで栄純がMCの時に言うていたけど、心の中の闇みたいなものがそのまま音や声になって表現されている、というような、ほんまに心にくるバンドやった。全然歌知らんのに結構暴れたしな。同じ言葉をなんかいもなんかいも、繰り返して、問いかけて、伝えようと、答えを探そうと、ほんまになんか混沌とした気持ちが爆発するのを見た。
そしてバックホーン。今回のやつは、今まで見たバックホーンのライヴの中でも相当よかった。はじめてみたスタークラブの時の衝撃とはまた違う衝撃を受けた。なんていうか、今日きてよかった、と心から思った。ぐっと手を握り締めて、つめが手のひらに食い込むくらい握り締めて、高らかに突き上げて、歌って、叫んで、ジャンプした。先にも書いたけど途中の栄純のMCがかなり印象的で、一生懸命表現することについて語っていて、なんか、うまくは言われへんけど、熱いものがこみ上げてきて、よし、がんばろう、という気持ちが湧き上がってきた。「アカイヤミ」とか何気にライヴで聴くのが3回目くらいな気がするけど、今日のが一番よかったし、「無限の荒野」ではほんまに思いっきり叫んでやった。
しかしこの神戸VARIT、地下にあるライヴハウスなんやけど、それに加えてあの狭さ。秘密の集会にでも繰り出してきたようなそんな雰囲気がした。その小さな箱の中であれだけのエネルギーが爆発するんやから、そりゃぁ、もう感動的にいい夜なのでした。
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