2020-10-13

細い線

 昨日、めちゃくちゃきれいに晴れていたからスクリーンを現像した。

うまいこと現像できたと思ったけど、刷ってみると、細い線がギジギジする感じがした。スクリーンの目も200やったからあれくらいの線は再現できるのかと思いきや、目に対してまっすぐ線があるわけではないから、どうしてもギジギジになるっぽかった。文字だと線が短いからあんまり目立たへんけど、長い直線となるとやっぱりちょっとかっこわるい感じがする。

ということで、やり直しやな。紙は最低限買える量が櫃療養の2倍以上やったから失敗はできる。(たくさん失敗するのも困りものやけど。)

1年前の今日もしゃかりきに刷っていたみたい。そして、日本に行く直前やったから今年よりも刷り上がりが速い。うわ!遅れてるんか?!笑

それと、もう一点。

ついに油性のインクをゲット!そして、試した。紙によると思うけど、刷りたては結構てかっとした感じやけど、乾くとマット。カードボード氏みたいなやつに赤を刷ったら、乾いたらサーモンというかピンクっぽい感じの印象に。

でも、手触りがポコポコとしていて、いい!インクをのせましたよ!という感じがして。

2020-10-12

ワークショップ(ブックカバー)

 日曜日は、まさみのところへワークショップへ。

前回のワークショップから日が経っていないのと、宣伝不足(インスタだけではもはや限界なのか?!)もありサインアップは1件のみ。でもまぁ、のんびりとしゃべりながら楽しくできたのでよかった。

山本さんはこれまでにもワークショップを何回か受けてくれているんやけど、ワークショップをしてからお茶も一緒にしていろいろ話を聞かせてもらえて面白かった。

この週末は、zoomで自分自身も昔の友だちとしゃべれてなつかしい気持ちになったし、それをみてジェフも学生時代にめちゃくちゃ仲が良かった友だちと連絡を取っていて、実際にテレビチャットをしていてすごいうれしそうで、私はそれを見てまたうれしい気持ちになった。まさみのところでも顔見知りの人ができてきたり、初めての人にもちょっと「こんなんやってますねん」というのを話して聞いてもらうことができたりして、人とのかかわりをじいんと感じた。いい週末やった。

帰り、知らん番号から電話がかかってきて誰かと思ったらこの間のアコーディオンのおじいさんやった。内容は、実は本も出しているというのをこの間言いそびれたから近所に来たら、ぜひチェックしに来てほしい、とのことだった。パワフル!見習わなあかん、まじで。

2020-10-10

zoom

 コロナが始まってzoom会議とかのワードをよく聞いていたけど、実はまだ使ったことがなかった。

しかし!このたびついに、使う機会が!

とよこちゃんが、以前ALTとして日本に住んでいた時に仲良くしていた友だちグループに声をかけてくれたのだ。久しぶりやし、zoomもあるし、みんなでしゃべってみよう~!という会。

兵庫、岡山、東京、カリフォルニア、サウスキャロライナ、バンクーバーにいるみんながオンラインでわいわいと。日本は朝で、西海岸は夕方。

それぞれのみんなとはたまに「元気~?」と連絡をとったりしていたけど、こうしてみんなで集まるのはものすごい久しぶり。

レストランに行った話をすると、カリフォルニアなどではまだレストランでの飲食はできないらしいから、めっちゃ驚かれた。アメリカは、各州や各自治体で対応や規制のレベルがかなり異なるらしい。

久しぶりやけど、久しぶりの気がせずにr コロナが始まってzoom会議とかのワードをよく聞いていたけど、実はまだ使ったことがなかった。

しかし!このたびついに、使う機会が!

とよこちゃんが、以前ALTとして日本に住んでいた時に仲良くしていた友だちグループに声をかけてくれたのだ。久しぶりやし、zoomもあるし、みんなでしゃべってみよう~!という会。

兵庫、岡山、東京、カリフォルニア、サウスキャロライナ、バンクーバーにいるみんながオンラインでわいわいと。日本は朝で、西海岸は夕方。

それぞれのみんなとはたまに「元気~?」と連絡をとったりしていたけど、こうしてみんなで集まるのはものすごい久しぶり。

レストランに行った話をすると、カリフォルニアなどではまだレストランでの飲食はできないらしいから、めっちゃ驚かれた。アメリカは、各州や各自治体で対応や規制のレベルがかなり異なるらしい。

久しぶりやけど、久しぶりの気がせずにしゃべっていい時間やったな。

2020-10-09

UVライト

 を買うべきか、待つべきか、迷っている今日このごろ。

買いたいやつはamazon.comにしかなくて、そうすると送料が。でも類似品(同じ効果があるかはわからない)を日本で買おうと思ったら、なんか出品者が中国とかで怪しさが満点やし。

悩ましい。

2020-10-06

高砂

 日曜日は高砂のオクトーバーマルシェへ。

とよこちゃんと合流して、駅でジェームスと待ち合わせして4人で街歩きを開始。私はぶらぶらと歩きまわり始めて人がいる方に何かあるやろうからそれを見つけたらそっちに向かっていくタイプやけど、ジェームスはちゃんと誘ったときに送った地図をチェックして会場の方向を調べてくれた。久しぶりにジェフ以外の(しかも複数で)知らん町をうろうろするから、なんかそれだけでうきうきしてくる。

日曜日やったからなのか、もうそういうエリアなのかわからないけど結構シャッターのしまったお店が多かった。韓国風の名前の焦点が点々とあるから、何やろうなぁ、とか言いながら、焼き肉屋を発見して、「ピビンバ」にはやから心躍る私であった。

福山のような昔ながらの街並みかと思いきや、一部そういうところもあったけど、どちらかと言えば昭和後期の住宅街といった趣だった。駅前にあった下が商業施設になって上がマンションのようになったビルに、昭和の遺産という印象を受けた。白浜の宮の駅の近くにあった「ニューセンター」というところを思い出した。

小さいころに住んでいた家の近くにあった「ニューセンター」は商店が一か所に集まったショッピングモールのはしりのようなやつだったけど、大きな商業施設(今でいうイオンモールみたいなやつ)ができてだんだんすたれていった。風邪をひいたら当時車の免許をまだ持っていなかったお母さんの自転車の後ろに乗って、病院に行って謎の味のする飲み薬をもらって、帰りにニューセンターでサンキストのゼリーを買ってもらっていたもんだ。だから、なんというか、ノスタルジーみたいなものをそこには感じる。寂れて廃墟になってなんとなく荒廃したイメージの中のノスタルジー。もう令和やもんな。

古道具をぶらぶら見て、その中にタイプを発見してテンションが上がった。日本語の感じのタイプである。まさみの出店しているところに顔を出して、生き生きと店番をしていて、イベントのために用意したというキーチェーン「ネコチャーン」についていろいろ教えてくれた。やっぱり思いを込めて作ったものというのは伝わってくるからいいなぁ。ゆきさんのバッグにしろ、まさみのネコチャーンにしろ、込められた思いは違えど、込められたものは作品からじわわわわんとあふれ出している。

せっかくやからアップルパイとかそういうのも食べたかったけど、どこもいっぱいでいつありつけるかわからへんかったし、そうこうしているうちにお腹もすいてきたから一路焼肉屋さんへ。「準備中」の看板がもうかかっていて、ぎょーーーー!!となったけど、ダメもとで「もうランチ終わりました?!」と聞いてみると「まだ大丈夫」というおかみさんの声。神過ぎる。

しかも鉄板で自分で焼いていいタイプのランチやって、めちゃくちゃ久しぶりに食べた焼き肉に大興奮。ああ、おいしすぎた。

そのあとは、シベリアこうりゅ中にベルリンフィルハーモニーから演奏を教えてもらい、94歳で現役でアコーディオンを弾いているというハイパーなおじいちゃんに会った。めちゃくちゃ元気で、そして力強い声。自分の好きなことをしている人というのは、本当にまぶしい。そして、それを伝えたいという前のめりの感じを見習わないといけないと思った。

大充実の週末。よっしゃ、がんばるぞ!!

2020-10-05

福山

 土曜日、ゆきさんとゆうじさんの展示を観に福山に行ってきた。ギャラリーでお二人の作品を見たことがあるのは、実は数回。

ギャラリーに到着すると、ちょうど午前のお客さんの波が引いたころだったみたいで贅沢にもゆきさんの話を聞きながら作品を見ることができた。

もともと造形作家だったゆきさん。子どもが生まれたのをきっかけに、布作家として今まで制作されている。一番最初に生まれたぐるぐるバッグから、直線が美しいマットまで、何もないところから何かが生まれ、それとともに時間を経て、また新たな想いや意思が生まれてそれを形に。その行為はぐるぐると繰り返されて、生み出される作品は、形や目的を変えているけれど、同じところを回っているというよりはあっちへこっちへ軽やかに旅をしている感じがした。どれも持ち主に寄り添って時間を過ごしてくれるのだろうな、という優しさを作品から感じるのはゆきさんが自分やくらしと向き合い、そのなかで生まれてきたものだからに違いないと思った。

2階は、素敵な屋根裏部屋のような空間で、そこにマットがざっと広げてあって、天井からはゆきさんが色合わせの試作などに作ったりしたという丸い布が透明のテグスに通されて上からつるされてあって、それがちょっとした空気の振動で絶えずにゆらゆらとしている。ぼんやりと過ごすのが気持ちよさそう。それらを見つめながら、ゆきさんから語られる言葉に耳を澄ましたら、なんかゆきさんが大好きだという海を一緒に見つめているような気持になった。(そのあと鞆の浦にいって海を眺められるカフェに行ったら、ゆきさんが言っていたみたいな白い海と空が層をなしているのを見て、ああ!となった。)

ゆうじさんの作品は、デッサンと彫刻。「手は動かしとかないとね」とモデルデッサンを何十年も続けておられるゆうじさん。画面には無駄な線がなくて、でも見ていると躍動感というか生命の感じがもりもり押し寄せてきてなんかくぎ付けになってしばらく見てしまった。迷いのない丸い線から安心感を感じるからかなぁ?!

行ってよかった、福山。よし、がんばろう!


2020-10-02

製本屋さん

 10月になってしまったから、ちょっとすでにビハインド気味。しかし、今年もやりたい。やる!

去年と勝手が違うのは、材料をどこで仕入れたり、製本をどこでしてもらえるのか、そしてそれらはいったいいくらかかるのか、というのがわからない点。

メヒコでは紙の問屋みたいなところに行って大きな紙を買ってそれを裁断してもらったり、文房具屋さんに持って行ってリング製本をしてもらったりしていたけど、さて、それを日本でやろうと思ったらどこに行ったらいいんや?!というありさま。

まずは、製本屋さんを当たってみることにしたけど、たまたまinstagramで見つけた昔ながらの製本屋さん。なんと市内にあるというので、早速足を運んでみると、おばちゃんたちが所狭しと本をつくっていらっしゃるような下町の、なんというかメヒコ的な感じのするところだった。

instagramが結構シュッとした感じに反して、作業場は紙が積み上げられて淡々と黙々とみんな自分の作業をするという感じだった。話を聞いてくれたおっちゃんも、在庫があればなぁ、と言いながらリングなども見本を出してきてくれたり相談に乗ってもらった。一応カレンダーを持って行っていたので、こういうのが作りたいという旨伝えて、余りに子のおっちゃんが詳しいので、「こういう紙って日本でありますか?なんて言いますか?」と紙の話に。

すると、見本帳を出してきてくれて、普通のお店では見かけないような紙の見本帳を見せてくれて、メヒコで使っていたあれに似たようなのがあった。うわ、ドキドキする。

お昼ご飯前やし、どこか出かけないといけない用事もあるらしく、あるいはそういう性格の方なのかわからないけど、おっちゃんも早口でそわそわしているから、長居は厳禁。とりあえず紙の見積だけをってもらって店を後にした。やばい。鼻息があらくなっている。

2020-10-01

幻ラジオ

 この間、何か家を出る用事をつくらないと、と思って、そうやポストに手紙を送ることにしよう、と思い付いた。そして、かねてから想いを伝えたかった東野幸治の幻ラジオにファンレターを送ることにした。

テレビもない我が家。ニュースや動画はインターネットで見ているけど、最近作業中などはそういう動画というか、ガチャガチャ動き回ったりするのもしんどいなぁと思っているから、音声だけのが本当に落ち着くし、聞いていられる。でも、映像も何もないただのおしゃべりだけを聞かせるとなると、やっぱり話し手の話術や魅力がないと聞き続けられへんから、幻ラジオはもう70回も聞き続けているんやから、やっぱり東野幸治がめちゃくちゃおもしろい。というか、めちゃくちゃ好きなんやろうな、私が。

一昨日も、久しぶりに街に出て大きな本屋に行ったらカフェが併設になっていて本屋の本を持ち込んでもいいというシステムだったので、東野幸治著「この素晴らしき世界」を一気読みしてきたのだ。その視点と切り口は独自性が強いけど、ベースには常に「その人のことをおもしろい」と思っている気持ちがあって、時に辛辣な感じすらも支えて包んでくれているからなんか愛を感じる。

72号を何気なく聞いていると、お便りが読まれはじめ、なんか記憶にある内容やと思ったら、これは先日歩くためにしたためたあの手紙じゃないか!

ちゃんと渋谷郵便局に届いて、それを東野ダディが取りに行って、家のリビングで目を通して、さ~て収録するか!となった時に、今日はこれを読もうかな~、と選んでくれたのかと思うと、すごいにやけた。

自分で刷ったグリーティングカードを使ったから、もうちょっとさかのぼれば、無地のカードを発注して、版を作って、露光して、印刷して、折り目をつけてという作業も思い出される。なんかこう、長い工程と道のりを経て(でも全部の工程が明らか)で、最後、誰かのもとに届けられて読まれる、という一生を全うしたのだな、手紙セットよ、と思うと手紙が読んでもらえらというのとは別に、それもまたうれしい。

手紙とかラジオとか(YouTube発信なのでインターネットでもあるけど)の距離感と時間の感覚、改めていい具合だなぁと思う。

今日から10月。快晴、秋晴れ。手紙も読まれて、何かすごいにやけるなぁ。興奮して文章が長くなりすぎた。さ、働こ。

2020-09-30

シルクスクリーン

日曜日に、まさみのところでシルクスクリーンの印刷体験会のイベントをさせてもらった。

今回は、シルクスクリーンの印刷体験会。あらかじめこちらが用意したイメージを刷ってもらうというもの。

ぶんちゃんがおっちゃんとゆのちゃんを連れてやってきてくれた。ゆのちゃんは3歳。おしりとかおしっことか言うだけで大爆笑をかっさらえるというお年頃。とよこちゃんもいたのでもう、楽しくて仕方がないという感じやった。

しかしいざ本番、実際にスキージーを握るとめちゃくちゃ真剣なまなざしに。もちろん3歳児の力では濃く印刷などできないから、「上手!」と言いながら、あとでおっちゃんに力強く刷ってもらって仕上げをしてもらうということに。上手に刷り上がったのを見て思わず、うわあああとテンションが上がり、まだ乾いて言いないインクに思わずタッチしてしまったけど、真剣モードが一気に解除されて、その瞬間またぱああああっと周りが華やいだ感じがした。

その後は、まさみにスペシャルお子様ランチを用意してもらってウインナーをほおばったり、オレンジジュースを飲んだり、プリンを食べたり、遊んだり、今日が今まで生きてきて一番楽しい日!!!という感じで楽しそうにしていた。そして帰る時間になったら、結構自分から進んで車に乗ったりと帰路を急いでいた。ぶんちゃん段によると、車をだしてほんの30秒くらいは知らせた時点でもう眠りこけていたらしい。オンとオフ!!!

ほんま、いつも子供と会ったらそうや。瞬間がとにかく輝いている。もううらやましくて仕方がない、ほんまに!!

印刷体験会にはまさみにも参加してもらって、まさみのところの常連さんたちにも何名か参加してもらって、みんなそれぞれイメージを選んだりインクの色や印刷位置なども考えたりと、ええ感じで仕上がったから、ほっとした。

今回は、時間の節約という観点からも、ビサグラ(蝶番的な)を使わず手で押さえるという方法で押さえたけど、刷るときの緊張感というかドキドキ感が刷り手からビシバシに伝わってきた。すごい緊張。真剣が放つオーラを間近で直撃して、抑えているこちらも思わず息を止めてしまっていた。いい一日やった。

2020-09-26

あん

映画 「あん」を観た。

2015年の映画だから、今更かい、と思われることを承知で叫ぼう。(しかもでかい声で)

いい……!!!

めちゃくちゃよかった。いろいろ言えば言うほどこの映画の良さがそがれてしまう気がするので、それ以外にもはやいうことがない。

あんこが食べたくなったなぁ。おいしいどら焼き食べたいなぁ。生きるって実はものすごくキラキラとしていることなんかなぁ、とか。日本の季節の移り変わりが画面を通して鮮烈に映し出されて、希望とか、予感とか、悲しみとか諦めとかなんかいろいろな感情が渦巻いて、樹木希林さんに本当に心を打たれた。市原節子さんにも。

うっ。結局いろいろうじゃうじゃ言うてしまっているじゃないかい。ほんま、いい映画でした。

2020-09-25

乳と卵

「乳と卵」という小説を読んだ。

普段読む本が偏っているからなかなか読んだことのない人の本を手に取るのは珍しい。メヒコ時代の上司が今東京に住んでいて、なぜか彼の口からこの小説の名前が出たのだ。

図書館に行ったらあったので早速借りてみて、さっそく読んでみた。

大阪弁でやり取りされる感じと、描写が臨場感があっておもしろかった。緑子が母親と話すことをやめて筆談でいろいろなことを伝えたり、思ったことを書きつけたりしているのは、「リトルミスサンシャイン」の男の子のことを思い出した。

小さな世界で、関わる人もそんなにいなくて、一番身近で理解してほしいのに理解してもらわれへん。あるいは理解したいのに理解できひん。なんでなん、なんでそうなん。もういややわ、というぐるぐる。

なんかものを書くことの一つの理由な気がする。自分と世界との距離感とか、自分の世界とか。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。