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2020-10-27

はるちゃん

 昨日きょんきょんがはるちゃんを連れて遊びに来てくれた。大好きな電車に乗って遊びに来てくれたものの、駅からは、大人の足でも20分くらいかかる。何とかはげましながら歩いてもらって家に到着!

家をつくりたいというから、段ボールで家をつくるのがメインイベントに。笑 あんなに小さかったはるちゃんが、「こういうやつをつくりたい」というビジョンがあって、しかも上手にはさみとかテープを使っているのを見たら、なんか子供の成長ってすごいなぁ、と改めてしみじみ感動してしまった。

きょんきょんは、この間兵庫県立美術館で特別展「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」を見てきたらしい。ものすごくよかったとのこと。11月8日までやけど、行ってみたいな……。

2020-10-10

zoom

 コロナが始まってzoom会議とかのワードをよく聞いていたけど、実はまだ使ったことがなかった。

しかし!このたびついに、使う機会が!

とよこちゃんが、以前ALTとして日本に住んでいた時に仲良くしていた友だちグループに声をかけてくれたのだ。久しぶりやし、zoomもあるし、みんなでしゃべってみよう~!という会。

兵庫、岡山、東京、カリフォルニア、サウスキャロライナ、バンクーバーにいるみんながオンラインでわいわいと。日本は朝で、西海岸は夕方。

それぞれのみんなとはたまに「元気~?」と連絡をとったりしていたけど、こうしてみんなで集まるのはものすごい久しぶり。

レストランに行った話をすると、カリフォルニアなどではまだレストランでの飲食はできないらしいから、めっちゃ驚かれた。アメリカは、各州や各自治体で対応や規制のレベルがかなり異なるらしい。

久しぶりやけど、久しぶりの気がせずにr コロナが始まってzoom会議とかのワードをよく聞いていたけど、実はまだ使ったことがなかった。

しかし!このたびついに、使う機会が!

とよこちゃんが、以前ALTとして日本に住んでいた時に仲良くしていた友だちグループに声をかけてくれたのだ。久しぶりやし、zoomもあるし、みんなでしゃべってみよう~!という会。

兵庫、岡山、東京、カリフォルニア、サウスキャロライナ、バンクーバーにいるみんながオンラインでわいわいと。日本は朝で、西海岸は夕方。

それぞれのみんなとはたまに「元気~?」と連絡をとったりしていたけど、こうしてみんなで集まるのはものすごい久しぶり。

レストランに行った話をすると、カリフォルニアなどではまだレストランでの飲食はできないらしいから、めっちゃ驚かれた。アメリカは、各州や各自治体で対応や規制のレベルがかなり異なるらしい。

久しぶりやけど、久しぶりの気がせずにしゃべっていい時間やったな。

2020-10-09

UVライト

 を買うべきか、待つべきか、迷っている今日このごろ。

買いたいやつはamazon.comにしかなくて、そうすると送料が。でも類似品(同じ効果があるかはわからない)を日本で買おうと思ったら、なんか出品者が中国とかで怪しさが満点やし。

悩ましい。

2020-10-06

高砂

 日曜日は高砂のオクトーバーマルシェへ。

とよこちゃんと合流して、駅でジェームスと待ち合わせして4人で街歩きを開始。私はぶらぶらと歩きまわり始めて人がいる方に何かあるやろうからそれを見つけたらそっちに向かっていくタイプやけど、ジェームスはちゃんと誘ったときに送った地図をチェックして会場の方向を調べてくれた。久しぶりにジェフ以外の(しかも複数で)知らん町をうろうろするから、なんかそれだけでうきうきしてくる。

日曜日やったからなのか、もうそういうエリアなのかわからないけど結構シャッターのしまったお店が多かった。韓国風の名前の焦点が点々とあるから、何やろうなぁ、とか言いながら、焼き肉屋を発見して、「ピビンバ」にはやから心躍る私であった。

福山のような昔ながらの街並みかと思いきや、一部そういうところもあったけど、どちらかと言えば昭和後期の住宅街といった趣だった。駅前にあった下が商業施設になって上がマンションのようになったビルに、昭和の遺産という印象を受けた。白浜の宮の駅の近くにあった「ニューセンター」というところを思い出した。

小さいころに住んでいた家の近くにあった「ニューセンター」は商店が一か所に集まったショッピングモールのはしりのようなやつだったけど、大きな商業施設(今でいうイオンモールみたいなやつ)ができてだんだんすたれていった。風邪をひいたら当時車の免許をまだ持っていなかったお母さんの自転車の後ろに乗って、病院に行って謎の味のする飲み薬をもらって、帰りにニューセンターでサンキストのゼリーを買ってもらっていたもんだ。だから、なんというか、ノスタルジーみたいなものをそこには感じる。寂れて廃墟になってなんとなく荒廃したイメージの中のノスタルジー。もう令和やもんな。

古道具をぶらぶら見て、その中にタイプを発見してテンションが上がった。日本語の感じのタイプである。まさみの出店しているところに顔を出して、生き生きと店番をしていて、イベントのために用意したというキーチェーン「ネコチャーン」についていろいろ教えてくれた。やっぱり思いを込めて作ったものというのは伝わってくるからいいなぁ。ゆきさんのバッグにしろ、まさみのネコチャーンにしろ、込められた思いは違えど、込められたものは作品からじわわわわんとあふれ出している。

せっかくやからアップルパイとかそういうのも食べたかったけど、どこもいっぱいでいつありつけるかわからへんかったし、そうこうしているうちにお腹もすいてきたから一路焼肉屋さんへ。「準備中」の看板がもうかかっていて、ぎょーーーー!!となったけど、ダメもとで「もうランチ終わりました?!」と聞いてみると「まだ大丈夫」というおかみさんの声。神過ぎる。

しかも鉄板で自分で焼いていいタイプのランチやって、めちゃくちゃ久しぶりに食べた焼き肉に大興奮。ああ、おいしすぎた。

そのあとは、シベリアこうりゅ中にベルリンフィルハーモニーから演奏を教えてもらい、94歳で現役でアコーディオンを弾いているというハイパーなおじいちゃんに会った。めちゃくちゃ元気で、そして力強い声。自分の好きなことをしている人というのは、本当にまぶしい。そして、それを伝えたいという前のめりの感じを見習わないといけないと思った。

大充実の週末。よっしゃ、がんばるぞ!!

2020-10-02

製本屋さん

 10月になってしまったから、ちょっとすでにビハインド気味。しかし、今年もやりたい。やる!

去年と勝手が違うのは、材料をどこで仕入れたり、製本をどこでしてもらえるのか、そしてそれらはいったいいくらかかるのか、というのがわからない点。

メヒコでは紙の問屋みたいなところに行って大きな紙を買ってそれを裁断してもらったり、文房具屋さんに持って行ってリング製本をしてもらったりしていたけど、さて、それを日本でやろうと思ったらどこに行ったらいいんや?!というありさま。

まずは、製本屋さんを当たってみることにしたけど、たまたまinstagramで見つけた昔ながらの製本屋さん。なんと市内にあるというので、早速足を運んでみると、おばちゃんたちが所狭しと本をつくっていらっしゃるような下町の、なんというかメヒコ的な感じのするところだった。

instagramが結構シュッとした感じに反して、作業場は紙が積み上げられて淡々と黙々とみんな自分の作業をするという感じだった。話を聞いてくれたおっちゃんも、在庫があればなぁ、と言いながらリングなども見本を出してきてくれたり相談に乗ってもらった。一応カレンダーを持って行っていたので、こういうのが作りたいという旨伝えて、余りに子のおっちゃんが詳しいので、「こういう紙って日本でありますか?なんて言いますか?」と紙の話に。

すると、見本帳を出してきてくれて、普通のお店では見かけないような紙の見本帳を見せてくれて、メヒコで使っていたあれに似たようなのがあった。うわ、ドキドキする。

お昼ご飯前やし、どこか出かけないといけない用事もあるらしく、あるいはそういう性格の方なのかわからないけど、おっちゃんも早口でそわそわしているから、長居は厳禁。とりあえず紙の見積だけをってもらって店を後にした。やばい。鼻息があらくなっている。

2020-10-01

幻ラジオ

 この間、何か家を出る用事をつくらないと、と思って、そうやポストに手紙を送ることにしよう、と思い付いた。そして、かねてから想いを伝えたかった東野幸治の幻ラジオにファンレターを送ることにした。

テレビもない我が家。ニュースや動画はインターネットで見ているけど、最近作業中などはそういう動画というか、ガチャガチャ動き回ったりするのもしんどいなぁと思っているから、音声だけのが本当に落ち着くし、聞いていられる。でも、映像も何もないただのおしゃべりだけを聞かせるとなると、やっぱり話し手の話術や魅力がないと聞き続けられへんから、幻ラジオはもう70回も聞き続けているんやから、やっぱり東野幸治がめちゃくちゃおもしろい。というか、めちゃくちゃ好きなんやろうな、私が。

一昨日も、久しぶりに街に出て大きな本屋に行ったらカフェが併設になっていて本屋の本を持ち込んでもいいというシステムだったので、東野幸治著「この素晴らしき世界」を一気読みしてきたのだ。その視点と切り口は独自性が強いけど、ベースには常に「その人のことをおもしろい」と思っている気持ちがあって、時に辛辣な感じすらも支えて包んでくれているからなんか愛を感じる。

72号を何気なく聞いていると、お便りが読まれはじめ、なんか記憶にある内容やと思ったら、これは先日歩くためにしたためたあの手紙じゃないか!

ちゃんと渋谷郵便局に届いて、それを東野ダディが取りに行って、家のリビングで目を通して、さ~て収録するか!となった時に、今日はこれを読もうかな~、と選んでくれたのかと思うと、すごいにやけた。

自分で刷ったグリーティングカードを使ったから、もうちょっとさかのぼれば、無地のカードを発注して、版を作って、露光して、印刷して、折り目をつけてという作業も思い出される。なんかこう、長い工程と道のりを経て(でも全部の工程が明らか)で、最後、誰かのもとに届けられて読まれる、という一生を全うしたのだな、手紙セットよ、と思うと手紙が読んでもらえらというのとは別に、それもまたうれしい。

手紙とかラジオとか(YouTube発信なのでインターネットでもあるけど)の距離感と時間の感覚、改めていい具合だなぁと思う。

今日から10月。快晴、秋晴れ。手紙も読まれて、何かすごいにやけるなぁ。興奮して文章が長くなりすぎた。さ、働こ。

2020-09-23

BIZEN中南米美術館

 4連休、3日目は備前市日生町にあるBIZEN中南米美術館へ。

ある日、どこかの美術館でもらった冊子で見つけたのだ。なぜ岡山の海の町に中南米の美術館が……?!とめちゃくちゃ気になっていて、ようやく行くチャンスが。

日本で初めてサブスク制を取り入れたという美術館で、1口3000円からサポーターになれるとか、やたら充実したウェブサイトとかも気になっていたけど、行って納得。館長さんがめちゃくちゃアツい!!!

今の展示は「MAYA戦国物語」。マヤ文明は、文字を持っていた文明だけれど、今までその解読が人間によりコツコツと進められていたけど、近年AIの力によりものすごいスピードで進んでいるとのこと。館長さんの話によると、それによって新たに分かったことがたくさんあって、日本の戦国時代のような、大河ドラマにでもできそうなドラマティックでダイナミックな物語がたくさんあるのだという。記録も本(ジャガーの皮の表紙で、木のページが蛇腹折になったもの)スペインが侵略にやってきたときに4冊をのぞいて全部処分されてしまったのだそうで、主に石に刻まれたものを解読しているのだそうだ。

文明や歴史に疎いので、説明をがんばって読んでみるけどちょっと時系列や名前がすっと入ってこないところもあり、嗚呼、勉強不足……と思いつつ、出土品などを鑑賞して純粋に楽しむことにした。造形や表情がおもしろく、彩色や模様も興味深かった。

その日は、会員さんのイベントがあったみたいで、私たちが見ていると会員さんの会合が終わった後に館長さんが下に降りてきて、せっかくですからと言って展示品の笛をいくつか吹いて音色を聞かせてくれた。展示品をあんな風に取り出して、しかも音まで奏でてくれるのはさすがに初めて見てびっくりしたけど、館内に響き渡った音色は耳と心に染みた。

あの館長さん知識がめちゃくちゃあって話をなんぼでも聞いておけそうなんやけど、それを超越する愛。しびれた。そして、美術館を出た後なんか興奮気味にVIVA MÉXICOと鼻息があらくなっていた。熱意を伝えるパワー、あの館長さんはすごい。


2020-09-17

焦げた

昨日、アスパラの肉巻きをつくった。味がよう染みたらおいしいやろう、と思ってフライパンをほったらかしにしていたら、何やら香ばしいにおいが。

と気づいた時にはもう焦げていた。ああ、残念。残念過ぎる。It happens(まあそんなこともあるって)と言われても、アスパラガスを食べた後の独特のおしっこのにおいをかぐと、「ああ、昨日焦がしたな」と思い出してしまうのだ。くうう、悔しいなぁ。

アスパラガスを食べた後、尿のにおいが変わるというのをつい最近教えてもらったけど、今ネットで調べたらどうやら、全員が全員その匂いの変化をかぎ分けられるのではないらしい。

https://diamond.jp/articles/-/154624

おもしろいな。

2020-09-16

スズキのお兄さん

 昨日、夫が帰ってきたら車でピュンっとコーナンに行こうと考えていた。帰ってきたから、「ほなー!」と出かけようと思ったら、謎の黒い物体を差し出された。

聞くと、車から出ていたとのこと。黒いひも状の布にはメーカー名と品番が書いてあったからそれを頼りに、早速インターネットで調べてみた。すると、ファンベルトというものらしかった。完全にベルトが切れたわけではなくカバー(?)部分のところが外れただけっぽいけど、そんなものが切れたまま車を走らせるのも怖いので、修理してくれそうなところを探すことにした。

いつもガソリンを入れるガソリンスタンドを通りかかると、車の点検も行ってそうな感じだった。一応聞いてみるとやはりファンベルトが劣化しているっぽいと言われた。部品を取り寄せるのに時間がかかるみたいなので、ディーラーに行ってみることにした。

中古で買った車で、買ったときに車検をつけてもらったきり特に点検らしいことはしていなかったし、ディーラーへも持って行ったことはなかった。スズキのディーラーに行くとまだ電気がついていて開いてそうだったからほっとした。

店内の電気はついている(し、何より自動扉で中に入ることができた)のに人がいない。呼び出しのピンポンもベルもないからどうしたものかな、と思っていると奥の整備するところからお兄さんが出てきた。

例の謎の黒いひも状のやつを差し出して、事情を説明すると早速ボンネットを開けてみてくれた。この動作ですでにさっきのガソリンスタンドで見てくれたお兄さんと全く違うかった。さっきの人が、「まぁ~、おそらく……」という感じで説明してくれたのに対してこのお兄さんは、どういう状況なのかをわかりやすく、そして的確に教えてくれた。

直せるかどうかはやはり部品があるかどうか次第になると言われたが、それもすぐに確認してくれて、部品があるとのこと。しかも、閉店30分前なのにもかかわらずすぐにしてくれるという。

もうその時点でこのお兄さんへの好感度と信頼度が爆上がりやったわけで、忠犬ハチ公のようにいつまでも待とうと決めた。そんな大げさな覚悟とは裏腹に、ものの20分ほどで完了した。中古車で買ったからあんまり車の状態がよくわかってなかったけど、エアコンを使いだしてから聞こえるようになった謎の音が気になっていたので「実はこんなことが気になってまして……」とお兄さんに音のことも相談してみた。すると、考えられる原因の可能性を列挙してくれて、実際にまたボンネットを開けて音を確認したりなんだりしてくれて、フットワークの軽さと気さくに対応してくれる様子に感激してしまった。新しい町に越してきたことと、コロナのこともあるしあんまり誰ともかかわっていなかったので、こんな風に談笑しながら人と接するのもなんか家族・友達意外とは最近してなかったなぁと思う。

話を聞いてもらったら、オイルの交換時期をとっくに過ぎていることを教えてもらい、今度オイル交換がてら内部をもう少し見てみてくれるということになった。中古車やから、もしかしたら何人かのオーナーを転々として、みんなに「中古やし」的に乗り継がれてあまりメンテナンスしてもらえてなかったのかも?!というか、我々もそんなにしてなかったかも、とちょいと反省。

それにしても、あのお兄さんに車を見てもらえてほんまに助かった。車は毎日使うので、なんか部品が足りてないまま数日とはいえ走りつづけるのも不安だと思っていたから、無事に治ったのもうれしかったし、あのお兄さんのような人に直してもらえたのて本当に良かった。やっぱり、道具やものは大事にせなあかんし、信頼できる人に見てもらえたらほんまに安心感が得られるなぁと、コーナンで買いたかったものを買えずともなんかいい気分になって家に帰ってきたのだった。


2020-09-15

Bad Religion

 オアハカにいてるころからSpotifyを有料で使い始めた。無料で使っていたのがあまりにCMが多いので、メヒコでプロモーションをやっているときに安く始めたのだ。CMが無かったり曲をDLしてオフラインでも聞けたりするというのはやっぱりめちゃくちゃ便利で、無料トライアルが終わっても結局そのまま契約して使ったままになっている。サブスクって結局そうなってしまうんかな。でもまぁ、助かっているからありがたい。

長年新しいバンドを発掘するとかもしてなかったし同じ曲ばっかりを聞いてしまいがちになってたけど、Spotifyを始めてからはええ感じに自分の好きそうなジャンルとかをYour Daily Mixとしておすすめしてくれて新しいバンドを発掘できたりして楽しんでいる。

それでBad Religionのかっこよさに改めて気が付いて、めちゃくちゃにはまっている。Bad Religionがまだバンドの活動を続けていたのにも驚いた(だって、私が高校生くらいの時にはすでにゴリゴリに活躍していてたから、彼ら一体もう何歳なんや?!と)。なんと昨年2019年にはニューアルバムまで出して、現役バリバリでライヴ活動も行っているのだ。

Bad Religionは、いわゆるパンクバンドで政治や世界に対するメッセージがかなり濃いけど、そういう音楽をつくるってめちゃくちゃパワーがいると思う。怒りであったり、疑問であったりを抱かないといけないから。そしてそれらの感情はめっちゃパワーを使う感情である。それを一体、何十年続けているんや?!と思ったら、もう、Bad Religion----!!!!渋すぎる!!!!と改めて惚れてしまったのだ。

はまったらとことんやから、昔(そして最近のも)のインタビューを見たりしていて、

「メロディとリリックとどちらが大事と思いますか?」

という質問に対して。

「リリックやな。それが伝えたいことやから」

で、ごくりとつばを飲み込みながら聞いていると、こう続けた。

「でも、そのメッセージを聞いてもらうためにはいいメロディじゃないとあかん。だからもちろんいいメロディをつくることが大事。」

と言っていて響いた。

発信することは意外に敷居が低く誰でもができるけど、それを全員に受け取ってもらえるとは限らへん。受け取ってもらってはじめてそこにこめたメッセージとかが伝わるんやから、結構な道のりや。

最近のインタビューでは、最新アルバムに対して「めっちゃいいのができたから、これが俺たちの最後のアルバムになったっていいと思えるくらいだ」と話していた。

いいものをつくる、か。

それを何十年と続けていて、今も全力でかっこいい。憧れるなぁ。ああいうかっこええ大人になりたい。

そして、もうひとつBad Religionにしびれたのは、初期のアルバム(80年代!!)を聞いた時に、音も声も若いけど、何曲かに1曲はすでにだれがどう聴いても「Bad Religion」なのだ。そんな一番最初からすでに芯が完成されていて、そのイズムをずっと抱えたままよりBad Religionになっていっているというそのブレなさを見た(きいた)時に震えた。

かっこええ、Bad Religon。コロナでこんな時代になってしまったけど、今後もしどこかで見られるチャンスがあったら絶対に見にいきたい。

2020-09-14

金縛り

 今住んでいる家にテレビはない。メヒコに住んでいた時から家にテレビはない。面白いテレビ番組もないしな。実家に行った時に見るくらい。お母さんも「テレビおもしろないで」というて、とりだめておいてくれた漫才とかをゆるくみるくらい。

家にいるときはYouTubeとかをみている。おすすめ動画に上がってきていたから見始めたVICEの動画の数々。特集されているのは

「知らんかった」

というトピックばかりで、人身売買やスラム街の話などで、この地球上ではほんまに知らんことが起こっているんやということを改めて目の前に突き付けられてぎょっとする。

それを1日に何本も続けてみていた夜は金縛りにあった。

頭は動いているのに体が全然いうことを聞いてくれなくて、それを冷静に「あ、今金縛りにあってるな」というのがわかるという状態。わかってるけど、実際に体が動かへんというのは焦った。

また別の日、友だちが子供を連れて遊びに来てくれていたんやけど、その日は夜中に楽しげにでかい声で寝言を言っていたらしい。

何という短絡回路。でも、視覚なり聴覚なりの外からの情報が潜在的に頭の中に与える影響力、すごいなと思った。

そういえば、美輪明宏さんが言うてたな。美しいものを聞いたり見たり読んだりせなあかんと。気候も良くなってきたし、インプットの秋にしたいところ。


2020-09-11

コブラ会

 最近、Netflixの「Cobra Kai」にはまっている。

「Cobra Kai」は映画Karate Kidの公式な続編のドラマシリーズらしい。もともとはYouTubeオリジナルシリーズとして制作されていたらしいのだが、この間からNetflixでも配信が始まったようだ。

実はKarate Kidの映画は1本しか見たことがなく、ミヤギの「ワックスオン・ワックスオフ」くらいしか知識がない。Cobra Kaiの第1話をみ始めて、ダニエルがやり手のカーディーラーになっていて盆栽を顧客にプレゼントしてバンザーイなんて言っているのを見て、正直なんじゃこりゃと言葉を失ってしまったものの、2話、3話とみていくうちにすっかりはまってしまった。

回を追うごとにストーリーが出てきて、それぞれのキャラクターの人間味がにじんでくるのだ。それがなんというか、放っておけない。それぞれが人生を過去にとらわれながら、今それを乗り越えようとしていて、その辺のひたむきさと葛藤を自分ごとのようにハラハラと見つめて手に汗を握っている自分がいるのだった。ま、要するに、ドラマにまんまとはまってしまったというわけですが、私はほとんどドラマを見ないので本当、何年振りかにこんなにわくわくとしてシリーズを見ていて、それを客観的にみるともはや笑えてくる。メインキャラクターの一人、ミゲルくんがメヒコ人友達のアルくんに似ているところや、まったくぶれずに80年代のテイストを振りまくジョニーのブレなさになぜか心をつかまれて、思わず肩入れをしてしまっているのだ。(ちなみに、個人的には80年代のロックとかはあんまり好きではない。)

いい調子で見ているとシーズン1、2をあっという間に見終えてしまった。めっちゃいいところで終わったというのに、シーズン3はまだ出ていないのだという。

2021年まで待てと。

そんな!あほな!2021年というたった12か月もあるじゃないか。せめて何月ごろなのか教えてくれよ!と夫に詰め寄ったりしている。そんなことを言われても彼はもちろんそんなことは知るわけはないので、「ははは」と苦笑いを返されてしまった。

2020年はもう十分いろいろなことが起こりすぎているから、はやく2021年になってCobra Kaiのシーズン3が見られるようになってほしいなと願ってやまない。

2020-09-10

11年のあるけどない空白

 最後の投稿が2009年の6月23日。今日は2020年の9月10日。

11年前のブログをあけた。昨日くらいからぼんやりと考えていたのは、久しぶりにブログでもなんでも、記録を文章で残そうかな、ということを。

11年経って、インターネットなどの技術もあり方も随分と変わり、いろいろなプラットフォームもできていて、私もinstagramやfacebookなども使っているけど、ここにきてそれらのSNSと呼ばれるサービス、その中でも特にfacebookにはうんざりしているのだ。一番最初にあれがあらわれた時は、海外のユーザーの方が多かったから離れて暮らす友達と連絡をとったり近況報告をしたりするのに便利に使わせてもらっていた。だんだんその様子も変わり(まぁ、みんなそれぞれ忙しくなってネットにいろいろ載せている場合ではなくなった)その意味合いは薄れ、自分の中で「備忘録を残すやつ」的な使い方をしていた。しかし最近はなんか、開けばウォールにあふれる様々な人のランダムな投稿と、巧妙に、というか、もはやえげつない割り込み方でお尻を入れてくる広告にうええっっとなりつつ、それでもたまに漫画の広告なんかが入っていたらついついスクロールの手を止めてみている自分もいて、くっそー、思うつぼかよ!!と舌打ちをしながら、その返ってこない無駄な時間を自分を恨めしく思っているといったありさまだ。ニーズからずれているから、気持ちも持っていきようがなくなってしまって疲労困憊。といった状況。

発信するという点で新しいプラットフォームを開拓してみようかという気持ちもないことはなかった。noteとかは気になっているプラットフォームの一つだったからどんなものかとのぞいてみた。でももう一度なんで文章を書く「何か」を探そうとしているのかを自分に問うた。

考えたことを書き留めておきたい。

すべての人がそうなのかは知らないけど、私は自分自身の書いた文章が面白いと思う。11年前のこのブログを適当に読みかえして、忘れていたこともたくさんあった。例えば、ある日「おちゃっぴい」という新しい単語を国語辞典で知ったらしいのだ、私は。そんな言葉聞いたことないし、この先日常会話の中で聞くことがあるのかわからないけどぜひ聞いてみたいと思っていたらしい。

■実用日本語表現辞典より 
お茶っぴい
読み方:おちゃっぴい
別表記
:お茶っぴー、おちゃっぴー、お茶っぴい、おちゃっぴい

(1)女の子がおしゃべりな様子を意味する語。お茶っぴいはおしゃべりな女の子を指す場合もある。遊郭では客がつかず暇な遊女にお茶出しをさせており、そのような遊女はおしゃべりな者が多かったことに由来する。
(2)働きの割にお金にならないことを意味する語。
そんな気持ちも、そしてそんな言葉すら忘れていたけど、実家暮らしで近くに国語辞典を置いて生活していたその環境っておもしろいな、と思った。ちょっと今度実家に行ったら国語辞典を持ってこようといま考えているくらいだ。ちなみに、この11年間の日常の中で「おちゃっぴい」という言葉に出会う機会はなかった。この言葉と気持ちを思い出したゆえに残念な気持ちが少しめばえる。不思議なことだ。

文章を書くのは時間をとられることだ。写真を携帯でぱっととってそれを載せるよりもずっと。メッセージを送りあえるスピードは11年前よりもずいぶんと早くなった気がする。それに反していまだにペンをとって手紙を書いたり、e-mailをかなり寝かせて、LINEのメッセージすら寝かせてから長文で返す、なんていうことをしている自分を客観的に見るにつけ、たぶんそういうことが好きなんだろうなと思う。と同時に、その中でしか伝えられない何かがあってそれをできるだけすくって伝えたいと潜在的に思っているのかも。その癖に、「内容が無いよう」な手紙を受け取った人を困惑させているのも事実である。

ともあれ、11年前の誕生日、私は27歳になっていた。ネパール人と一緒にインド料理屋で働いていた。その後私はメヒコに渡った。今は38歳になって日本に住んでいる。そして何かを書きたいと思っている。例えば、「コブラ会」について。あるいは「金縛りにあったこと」について。どうでもいいような、どうでもよくないようなことを全く自分のためだけに書くのならノートにしたためてもいいはずだけど、誰かに見られるかもしれないという緊張感をちょっと加えて、飾り気なくちょっくらメモしていく。

今日は先日メルカリで頼んだ商品が届くと思うから楽しみだ。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。