それから、まだまだ気分が乗っていたのでHMVにでも行くことにした。この調子に任せてCDでも買ってやろうかと言う作戦やったんやけど、行ってみると、欲しいCDが売り切れていてみあたらへんかったからあきらめた。ここで意地になってちゃうCDを買うまでもないやろう、と言うことでそこまで行ったけど今日はあきらめといた。
家に帰るのも、いつもは車がめちゃくちゃ多くてイライラするけど、今日は少なそうなルートを選んだから思ったよりも早く家に着いた。家に帰ってからは、昨日借りた映画を2本見た。
まず1本目。『Ken Park』。こういう映画を見て、まぁ、絶対ありえへんと言い切られへんやろうな(この映画に出てくるような家庭が存在すると言うことが。)、と言う感想を抱いてしまうのはある意味恐ろしい世の中や、と言う感じです。何が怖いのかと言うと、一見何気ない平凡そうな街に生活が舞台なんやけど、そのなんでもない中で生活する彼ら(ティーンエイジャー)の未来がひどく不透明なところだ。その原因が彼らの親にあるということを言っていると思うんやけど、「胎児は家族を選べない」と言うところに無力さを感じた。それやったら、仕方ないことなんかな、と。なんか、ややこしかったから最後のほうの展開が??で、もう一回始めの部分を見返して、これは私の解釈なんやけど、一番最後のシーン(ケンパーク登場)の次が、一番初めのシーン(ケンパークの事件)に繋がってるんやと思うけど、最後のシーンと真ん中のシーン(その他の友達のシーン)が並行してて、結局はデッドエンディングとハッピーエンディング(円満ではない。)があるわけやけど、そのどちらを迎えるにしても、親からの開放によって、みたいな印象を受けた。見終わった後も、若干くらい気分になる映画ではあったけどなかなかひきつけられて見入ってしまった映画やった。2本目。『世界で一番不運で幸せな私』。フランス映画です。フランス映画ってやっぱりちょっと変わってるよなぁ。この映画の始まり方は『スパニッシュアパートメント』にちょっと似てた。巻き戻しみたいに、ことの始まりを一番初めに紹介していく作戦が。ちょうど90分くらいの映画で、しかも!4部くらいに分かれていて、1部が大体30分づつ(最後が短いんかな。)で見やすいと思った。1部の子供時代のジュリアンとそフィーがかわいい……。この映画は、なんか主人公のジュリアンとそフィーを中心にみぃひんかったら、その他の人がほんまになんか救われへん気がする。そやから、2人のみを中心に見たほうがいいと思った。「ゲーム」がきっかけで、お互いの本当の気持ちを伝えられへんのがほんまにもどかしい。しかも、ジュリアンもソフィーもお互いの新しい生活を始めているはずやのにその「ゲーム」は思い出としてではなく、現実のものとして10年越しだろうがなんだろうが続行していて、それに捕らわれていて抜け出せなくてもどかしすぎる2人のオチはコンクリートの中かい!!!とちょっと笑ってしまったわ。しかし、あの「ゲーム」が麻薬の一種やとするなら、最後は「溺れ死ぬ」しかないよな。そう思うと、あの終わり片は最高ではないか?!?!ゲームの合言葉は「cap ou pus cap?」やけど、これを言う時の二人のいろんな表情も見ていてよかったと思います。
てきぱき動いた一日の賜物。今日は、誰と会ったわけでもないのに大充実の一日でした。
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