2006-08-18

summer sonic 06 2日目のこと

なかなか2日目の様子を書く機会がないまま日が経ってしまったなぁ……。 遅くなったけど、書きます。

2日目も、ぼちぼち出発して会場に到着してオープンエアスタジアムに着くとSTONE SOURがプレイしていた。大トリはMETALLICAやから、今日はどうもメタルっぽいバンドの出演が多いような気がする。STONE SOURもメタルのバンドで、名前を聞いたのもはじめてやったけど、「トベーーー!!!」「サケベーーー!!!」とどこかで聞いたような乗せ方やな、と思いつつ後ろのほうで見ていた。STONE SOURのメンバーにはSLIPKNOTのメンバーがいるらしく、「トベ」「サケベ」を連呼していた理由がなるほど納得。MURDER DOLLSが何年か前に来たときも、同じく「トベ」「サケベ」といっていたなぁ。って、SLIPKNOTのステージはまだみたことないんやけど。うん、ないはず。で、STONE SOURみているうちになんか面白くなったからだんだん前のほうに近づいていってみたけどやっぱりなかなか面白かった。

それから、だんだん気温が上がりまくる12時後半に楽しみにしていたTAKING BACK SUNDAYの登場。TAKING BACK SUNDAYは、新しいアルバムの方がきっと日本では人気なんやけど、私はあいにく前のアルバムしか聴いたことがなくて、知っている曲はせいぜい3~4曲やった。それでも驚きが大きかったTAKING BACK SUNDAYのステージ。何かを表現したり、発信する人にやはり欠かせないのは「演技力」やなというのを強く感じさせられたステージやった。VOの表現・演技力は圧倒的で、コードのついたマイクをぶんぶんと投げて、首に巻きつけながらぎりぎりのところでマイクをキャッチして歌ったり、華麗なターンを決め込んだり、なんかのミュージカル的なショウでも見ているような気分やった。その圧倒的な表現する動きに加えて、感情をむき出しで歌う様子は、彼らがエモと呼ばれる所以やな、と思った。それにしても、あのマイクの使い方は何年か前に見たAT THE DRIVE INばりの衝撃やったわ。

TAKING BACK SUNDAYが終わると、予想以上に暑くて水分が体から抜けていったから、1日目同様かき氷で補うことにした。でも、1日目に学んだのは、かき氷は、あんまり体にしみこまへんということやったから、ポカリも一緒にこうて来ることにした。弟に場所取りを任せてしょうちゃんと買いにいったんやけど、会場の中と外の値段の跳ね上がり具合にびっくりする。倍とまではいかへんけど、余裕で100円以上は違うから、ほんま、ええ商売してるわ、と思った。でも、わざわざINTEXまで走っている場合ではないし、ここはひとつ「しゃぁない」の一言で片付けるしかない。水分補給は最重要やからな。へんな入れ物にかき氷を入れてもらってさっきまでいた場所に戻ろうとすると、かなり人が詰まってきていてびっくりした。次のバンドは、AVENGED SEVENFOLDという、またもやメタルっぽいバンドで、メタルを普段きかへん私らにしてみればノーマークもいいところやから、あんなに埋まっているとは予想外やった。

AVENGED SEVENFOLDは、オレンジカウンティ出身のバンドらしい。私らがいた場所がめっちゃ前の方やっただけに、彼らを目的に観に来ている人もたくさんいた。私らは、むしろその後のZEBRAHEADとかHOOBASTANKの場所取りくらいのつもりでいたから、AVENGED SEVENFOLDは結構適当に見ていて、他の人が騒いでいる隙に、ちゃっかりフェンスの端っこまでキープできたからよかった。フェンスがもてる位置というのはほんまにありがたい。一番ありがたさを感じるのは待ち時間の時やねんけど、何かつかまるところがあるのと、ただ単に棒立ちで待つのはほんまにちゃう!!

今回はVOが変わってしまった後やったけど、私は初ZEBRAHEADライヴということでめっちゃ楽しみにしていた。ZEBRAのライヴは楽しいともっぱらの評判やったから、一回は体験しとかななぁ、と思っていたからVO脱退のニュースを聞いたときはもうかなわへんのか、と肩を落としたけどこうして新しいメンバーで再来日してくれたことはほんまにうれしい。ZEBRAHEAD、ほんまにパワフルなライヴやった。息をもつかせぬとは、まさにこのことか、というくらいにハイスピードで、ハイテンションで飛ばしていくのが彼らのスタイル。私の右サイドはフェンスやってんけど、フェンスやったがために開始1分くらいでトラブル発生。ポケットのファスナーがフェンスの小さい丸い穴に引っかかって、そのままジャンプしまくったもんやからもげた……!!!ちょうど90度飛び出した状態になってしまったから、途中、手で曲げようと思ったらびくともせぇへん。かなりの圧力がかかって曲がったらしく、とてもじゃないけど、手で直せるような状態ではなかった。はぁああああ……。でも、そんなことで凹んでいる場合ではないから、それはあきらめることにした。やっぱり、メンバー交代後に発表されたニューアルバムからの選曲が圧倒的に多くて、うろ覚えやったけどそんなことはNO WORRIESな感じでとりあえずジャンプ力でカバー!!!ほんまに、ステージ上のメンバーと、オーディエンス側がみんな楽しんでいるというのが伝わって、その一体感はずば抜けていた。しゃべりも噂通りの下ネタづくしで、PLAYMATE OF THE YEARではオーディエンスにFUCKと叫ばせ、謎のシマウマ男がステージを駆け抜ける……!!!いやぁ~、ほんま楽しいステージやった!!!

ZEBRAHEADの後、相当疲れたからHOOBASTANKはちょっと後ろで見ようかなと頭によぎったけど、連れの2人は引く気はない様子やったから、もうどうなってもええか!!と思って、もうひと暴れしていくことにした。ステージの合間合間に水をホースでかけてくれるねんけど、これが気持ちいいねん。気持ちええんやけど、若干かけすぎやろう!!!と思ったりもした。おかげでTシャツがびちょびちょになって、再びライヴが始まった時に体からの熱気と混じって蒸発して、なんか余計蒸し暑くなる気がした。

HOOBASTANK、知らん間にメンバーがひとり脱退していたらしい。まぁ、そんなことには微塵も触れず、相変わらずチェックのシャツを着たダグラスが登場した。新しいアルバム、またもや聴いてないなぁ~……と思いつつ始まった1曲目はなんと、CLAWLING IN THE DARK!!!うそ~ん!!な意外な、そしてうれしい選曲で、一気にテンションと体力が復活!HOOBASの後は後ろに下がる気満々やったから、今まで死守していた端っこをあっさりと捨てて前にゴーゴー!!ダグちゃんは、やはり今年も知らん間にチェックのシャツを脱ぎ捨てて上半身裸で歌っていた。かっこええなぁ~~と思いながら、見とれているとなにやらステージの袖からおばあさんと女の人が出てきた。ダグラスは日系アメリカ人で、おばあちゃんが日本人で神戸出身らしいと聞いたことはあったけど、その「おばあちゃん」こそがステージから出てきた「おばあさん」やったのです!!!「今回が彼女にとって最後の来日になります。だからみんなおばあちゃんに大きな声援を」とダグラスに紹介されて、おばあちゃんがしゃべりだした。会場は、見るからに日本人風なおばあちゃんが英語でしゃべりだすものやとばっかり思っていたら、「どうも、ダグラスの祖母です」と丁寧な日本でしゃべり始めて、出鼻をくじかれたようで、なんかあたたかい笑いに包まれた。おばあちゃんは、これが最後の来日になってしまうけど、生まれ育った神戸、大阪、明石はいつまでも自分の故郷や、ということを話された。そして、会場から大きな声援と拍手がおばあちゃんに送られた。「最後とわかっている訪問」という、なんとも切ない事実と、けど楽しいラストを飾ってあげようというやさしさがあいまってなんか、泣けてきそうなくらいに感動した。LET'S GET TO BE STUPID!!というて始まったラストの曲はOUT OF CONTROL!!!ほんまに、まさにOUT OF CONTROLで暴れまくって終わっていった。いやぁ~!!!HOOBASTANKいいねぇ!!!

その後のDEFTONESとMETALLICAは、ゆっくり後ろで見ることにしていたから、気持ちの上ではここでサマーソニックは終わり。METALLICAはすごいバンドやと知っているけど、あんまり知らんから、むやみに前で見たら逆に辛くなると思ったからやめといた。これは、GUNS N ROSESの時に学んだ……笑 とりあえず、HOOBASTANKが終わってからまたかき氷を求めてINTEXに行って、スクリーンでDEFTONESを見た。それからまたオープンエアに戻って後ろのビッグスクリーンの前に腰を降ろしてMETALLICAを待った。METALLICAは結構遅れて出てきたけど、スクリーンに映し出される彼らの姿は、もう、なんていうか、何もかもが絶対的で、その存在感は異常なほどに伝わってきた。ほんでまた、彼らのパフォーマンスの激しさにもびっくりする。私が生まれた翌年に1STアルバムを出しているから、かれこれ20年以上のキャリアを誇る、言うたらええ「おっちゃん」な年齢のはずのバンドやのに、そんなものは一切感じさせず、ただただ突き抜けるようなボーカルと、ぶった切るようなドラムが印象的やった。興奮のピークを通り越したファンが、お祭りとかでつける蛍光塗料のわっかを首に巻いて、全裸で私たちの目の前を走り抜けていったのにも度肝を抜かれたけど、ちょっとウケた。結局METALLICAは最後まで見ずに会場を後にしたけど、十分に楽しめたし一目でも見てよかったと思った。

今回のサマーソニック、なんだかんだといいながら見たいと思っていバンドは結構見ることができたと思う。なにより、生LINKIN PARKを見れたことが、ほんまに、ほんまに、ほんまに感激やったわ!!!!!!!!いやぁ~、私の夏はもう終わったなぁと言う感じやのに、その気持ちとは裏腹に暑い日が続いているのが、ほんま辛いわ~。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。