2005-08-21

sama sama

今日は、その後午前中はメールの返信しまくりで、昼くらいにようやく終ったから『せやねん』をみたり昼ご飯を食べたりして、いざ出陣。出陣てほど意気込んではいないけど、大きな文房具を売る店ができたらしいというのでいってみることにしたのだ。1階はホームセンターで、2階はインテリア&文具だった。この文具の充実が素晴らしくて、画材一式とか、和テイストの材料、工具などなどとりあえず文房具好きにとっては、目がハートになるような充実振りなのだ。絵の具やら、筆やら、スケッチブックやら、紙やら、はさみやら、ペンやら……見ているうちに、なんかスケッチブックとサインペンでも買ってどこかへスケッチへ出かけたろか!!と思わせられるような空間であっちへ、こっちへ各所各所でかなり食いついて見まわった。結局、スケッチはあまり時間がないし、続かないだろうと思って、スクラップブックを買ってみた。この間の金沢の旅などでもらったパンフレットとかを張ってみに記録を作っておこうという作戦だ。馬鹿なので、この作戦を思いついただけで既ににやけているんである。

その後、友達宅をいきなり訪問すると、玄関前のタイルをはがしまくっていたので驚いた。人を迎える玄関やから、とか言いながら、自分でリフォームを決意したらしい。そして、自称形からはいるのが好き、らしいのでいっちょ前につなぎを着て作業をしていた。この馬鹿な情熱もまた素晴らしい。『どういう風にするん?』と聞くと、『とりあえずは今あるのをはがしてみんことにはわからへん』、と大掛かりな作戦の割には無計画丸出しだった。そこを指摘すると、『自分だって無計画やんか』といわれた。全くもってその通り。しばらく立って話しているとおばちゃんが庭の方で座ってしゃべり、遠くへ呼んでくれて中へ入ると、キャンプみたいないすと机があった。その上に冷やされたジュースがあって、座ってしゃべっているとちょうど陰になって風が涼しくてめちゃくちゃに気持ちいいんである。広い庭、うらやましい。日本にいながら、オープンカフェ気取りやん!とか思ってしまった。

それから、私はもう一つ用事があったのでそれを済まして、またこのリフォームの友だちの家に戻って、晩御飯に行く事になった。以前別の友達と行ったインドネシア料理屋のオーナーの兄がオーナーだという、これまたインドネシア料理屋があるのでそこに行く事になった。車でしかいけない場所にあるので、休日で向くにはもってこいの店だ。意外と迷わずにすんなりと発見した。その店は、『沙摩沙磨』といって、店のみてくれから素晴らしく異国なのだ。雑貨屋が併設されていて、この雑貨のまたこれ、かわいいこと。特に惚れたのがお香セット。安くて、しかもめちゃくちゃかわいいのだ。今回は見送ったけど、次回は是非とも、買いたいところです。雑貨の方にも相当時間を費やしてようやくご飯を食べることにした。2階席もあって、2回の奥の方になんだか『リゾート』みたいになったスペースがあったのでそこに陣取った。1階の雑貨屋の部分もすごかったけど、2階のデザインもこれまた素晴らしい。バリ島をイメージした内装で、細部に至るまでのインテリア残り具合には脱帽だった。私たちが陣取った席には、肘置きみたいな木とか置いてあったり、黒木のテーブルは面白い形をしていて味わい深かった。インドネシア料理の食いつくところは、まずなんと言ってもメニュー表だ。メニューに記載されたカタカナ書きされた未知の言語と、それの訳の日本語を見比べて、『バビは豚肉に違いない』とか『サテは串焼き』と推測を重ねる。やはり、響きが面白いだけで頼んでみたい気持ちが募る。ここの従業員は、女の人は日本人だが、注文を聞きにきてくれた男の人はバリの人で、日本語勉強中らしかった。片言っぽい対応だったけど、とても丁寧な人でよかった。大きな布を巻スカートみたいにして履いているのがなんだかいい感じだった。店内はゆるい音楽が流れていて、途中で誰かの誕生日の祝いが遠くの席で始まったりしていた。それに伴ってなんか現地の楽器で生演奏(というか、打楽器を連打していたような)をしていた。友達と『ここはリゾートや』を連呼しまくって相当くつろいだ。この居心地も然ることながら、料理の方もめちゃくちゃおいしかった。特に、ナシゴレン、サテバビはおいしすぎた。ナシゴレンは、少し甘めだけど辛いソースをかけてぴりりとさせたり、逆に半熟の卵と絡めてまろやかにしたりして食べると旨さ倍増。バビはもう一品、サテりりという鶏肉のつくねのものも頼んでいたのだけれど、バビのほうがおいしかった。というか、この『バビ』(豚肉)がすこぶる色んな料理に合うので驚いた。牛肉のものは何も頼まなかったけど、絶対に豚肉の方が合うと思う。最後は、デザートに白玉マンゴーアイスみたいなのを頼んだのだけど、『ジカンカカリマス、15フンクライ』とか言われて、待つのは一向に構わなかったから待って出てきたのを口にすると!白玉ができたてでまだぬくかった。そこへ、マンゴーのソースがかかっていて、そばにココナッツアイスと、マンゴーの角切りが置いてあった。白玉のぬくもりとアイスの冷たさが絶妙。あれは旨すぎますて。6時くらいに入店したとして、あまりの居心地のよさにだらだらと11時近くまで居付いてしまった。その間、色々普段は話題にならないような話とかもできて面白かった。普段話題にならなくて、且つ真剣に考えることも少ない『宗教』の話もなかなか面白かった。お互い、この1年を海外で過ごしたので、宗教をもっと身近に、あるいは深く進行している人たちに出会ったので、別に何かを信仰したい、とか言うんではなく宗教のことについて考えたり、思ったりすることがあったので、たまにはそういう話をしてみるのも面白かった。結局、そういうものは考え始めるとキリがないのだけれど。

出掛けに、レジの近くにあったバリのアルバムをみていたら、店のお姉さんが話し掛けてきて、ちょうどそこに缶ビールを片手に持った南国なゆるい雰囲気の酔っ払いのおっちゃんがやってきた。え?!BYO(Bring Your Own=持込OK)かい?!と思いつつ、聞いてみると常連らしかった。その常連のおっちゃんは、くるなりトイレに直行し、出てきたかと思うと、チャックが全開のままだった。チャックの隙間からトランクスが見えているにも関わらず、『俺は締めない』宣言。普通なら、こんなたちの悪い酔っ払いがいると嫌なムードになるところだけど、この店のゆるい雰囲気がそれすらも包み込んでいた。1階の常連たちが集まっているっぽい席につくとまた陽気に飲み始めていた。それからしばらく店のお姉さんとしゃべっていると、電話を終えたオーナーが来てオーナーともしゃべった。先日弟さんの店に行った旨伝えると、ちょっと嬉しそうだった。バリに旅行に行く再には、安く航空券とか手配できるから是非相談して、とか、現地の情報も聞いてとか言ってもらえた。もう、なんというか、このオーナーは、自分がやりたい事を全力でとことんこだわってやっているのが伝わってきて、めちゃくちゃ素敵やん!!と思ってしまった。それがきっとこの店のゆるい、明るい、前向きな雰囲気を作り出している。久しぶりに『オットコマエ人間』を見た。やっぱり、好きなことをしている人は素晴らしい。そして、バリよ!!!まだ見ぬバリ。私は、そんなバリに既に結構虜っぽくなってしまっている。あー、機会があれば是非行きたい。いや、機会を作って是非行きたい。それまでは、とりあえずこの店に通おうかな、と思う。


●おまけ●
沙摩沙磨のHPはこちら

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。