2005-12-02

That's my "ツボ", man!

過去に何回か書いたことのある私の職場の人の話です。私の課は小さいのですが、どうも好かん人が3人います。一人は、いつも威張り散らしている『怒りじじい』、一人は頭はいいんやろうけど、どうに応用力のない絡み辛い『痛いわ、自分』、そしてもう一人は本日の主人公、最近死神に見えて仕方ない『鬱のおっさん』です。

鬱のおっさんは、基本的にほんまに何にも仕事をせぇへんのよな。私の隣の席なんやけど、ものすごい低速でマウスをクリックしていて、画面に穴が開くほどにパソコンのモニターをみつめている。たまに鼻くそをほじっているのを私は何度か目撃した。いや、今日は鼻くそのことを言いたいのではない。断じてない、です。まぁ、唯一そのおっさんの仕事といえば、ダンボールいっぱいに公報と言う資料が届くんやけど、それをいろんな部に回覧する事。回覧する場所の書いた紙をホチキスでとめて、もって行く、それだけなのです。その紙を切る速度も異常な遅さで、しかも1枚ずつはさみで切るので効率が悪い事この上なし、という状態です。1枚の紙を公報にホチキスで止める時、2箇所針を打つのですが、その遅さも呪われたように遅いです。公報を台車に積んで歩く速度も、金縛りにあっているがごとくの遅さです。その全ての行動は、自分に与えられた時間をできるだけ、なんとかゆっくり使っていると言う感じです。まさに、時間をつぶすのに精一杯と言う感じです。病気やと表向きはなっているけど、私は最近どうもそれがただの怠けにしか見えて仕方ありません。

さて、そんなおっさんの唯一の仕事である公報の回覧先から「もう回さなくていい」という依頼がありました。私にあったのではなく、とりあえずその部門を担当している私の部の人のところに依頼があったようで、その人が上長に報告して、その上長が私に依頼してきました。どうするかは、その担当の人と話してくれとのことやったから(一応電子データとか残っているし、どこどこアップデートしたらいいとか、回覧する順番とか、そう言う詳細。)、話していたけど、その人も仕組みがあんまりわかっていなくて、2人で「うーん。どうしたもんか。」と困っていると、公報回覧に詳しそうな人が帰ってきたから、「これ、どうしたらいいですかね~。」と相談した。どさくさに紛れて、「これは、誰が担当なんですか?」と、一番初めに依頼を受けたTさんが聞いてくれた。すると、公報に詳しい人は「○○さん」と、鬱のおっさんの名前を言うた。さらにTさんが「え、じゃぁ、回覧表の修正とか更新は誰がするべきなんですか?」と聞いてくれた。ナイスなフリやわ!!と心の中で絶賛していると、何故かそこで私の名前が出た。いやいや、話の流れからして鬱のおっさんの名前がでるところやろう!!と思っていると、さらに続けてTさんが「じゃぁ、○○さん(鬱のじじい)は??」と尋ねると、「○○さんは、指示するだけ。」と言った。そして、当の本人はというと、「へへっ」と笑っていた。……なんておんぶにだっこなんや、鬱じじいよ!!!!!!若い女の子が笑ってごまかせ、はまだ通じるかもしれへんけど、50歳過ぎたおっさんが「へへっ」と笑って済まされるわけ無いやろうが!!!!と、あとから思い返すとツッコミどころ満載で、軽く怒りすら覚えるところやけど、その場では、そのめちゃくちゃな方程式がなりたって、しかも、「指示とかすらありえんやろ?!」と、本気で笑ってしまった。悪いけど、性質の悪い冗談にしか聞こえへんかったから、爆笑です。ノックアウトやわ。

いやー……。ほんまにあのおっさんはどうしたものか。

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。