2006-11-25

めげへんで。

さっき、何かの拍子に、長文を苦労して書いたのに消えていった。ええ、ええ。それはもう鮮やかに。いや~、やっぱり、こまめにバックアップとって置くとかは大切やなぁ。わかってんねんけど、消える時って、ほんま予想外な時ばっかりやん??ほんま、消えるなら消えるとか一言言うてくれたええのに。ハイテク機器のくせに。まぁ、そんなことを言うていてもはじまらへんでな。

今木曜日から4連休の真っ只中。しかも結構予定盛りだくさんで楽しい。まず、23日木曜日は、Luciaの家でthanksgiving partyがあった。6時集合やったけど、早めにまさみの家に向かってベトナムの宿調べをした。Lonely Planetに載ってあったゲストハウスに片っ端からメールをして様子を見ることにした。まさみの家につくまでの道は結構田舎道なんやけど、相変わらず音楽を爆音で聴きならがらのドライブ。奥のほうに行くにつれて山々の紅葉が深まっていくのがほんまに見て取れた。うちの近くも山があるからそんなに大げさに驚かんでもいいやんという感じもするけど、明らかに北に行くほど山の色が秋の色になっていく様子を見たらやっぱりどきどきするもんがある。中でも、ひときわ目を引いた紅葉スポットがあって、その前に至っては思わず車を端に止めてカメラを持って、車の外に飛び出してしまった。窓を閉めて走っていたから勢いよくドアを開けると、予想よりも冷たい風がぶわっと車内に入り込んだ。さむっ、と思いながらもダッシュ。名前は忘れたけどそこは荒廃したお寺やった。名前はあるけど、もう誰からもメンテナンスされてへんまま静かに朽ちるのを待っているかのような、そんなお寺やった。でも、きっと昔はきちんとされていたんやろう、周りには立派なもみじの木が植わっていた。私のほかにも、一組の夫婦がいた。写真が趣味らしく、一眼レフのカメラを首からそれぞれがぶら下げて切り取りたい景色を探して歩いていた。道路を挟んだ山のすそに、鳥居を発見したからそっちのほうにも足を伸ばしてみた。なんかこういうひっそりとやけど、何かが奉られている風景に、大げさかも知れへんけど自然を大切にする日本人のこころみたいなんを感じる。

Luciaの家は、噂どおりでかい家で、だって民家やもん。それも家族用の。しかも、屋上にも上がれるんよなぁ~。まさみのおばちゃんに送ってもらって家に到着すると、その屋上でチキンを焼いていた。Thanksgivingは、通常七面鳥を囲んで祝うものらしいんやけどないから「代打、鶏肉」というわけなのです。まぁ、鶏肉好き人間の私にとっては、代打大歓迎なんやけど。Thanksgivingはアメリカのお祝いで、名前は聞いたことがあったけどその時期にアメリカに滞在したことがないから実際に祝ったことはなかった。アメリカ人のLuciaや他の子に言わせても「家族で大量にthanksgiving dinnerをひたすら食べまくる」と言うていた。パーティは、うっかり想像してしまいがちなセレブリティな感じのやつではなくて食べ物を持ち寄ってみんなでわいわいいながら食べるというやつ。でもその持ち寄られる食べ物はthanksgivingの食べ物やら日本っぽいものやらいろいろバラエティにとんでいておもしろかった。そして、量も多い!!机からあふれんばかりの皿の数!そして、ディナーが済んでも次々と持ち運ばれるデザートの数々!!いやぁ~、ほんまに豪華な食事やった。Thanksgivingは、秋の収穫を祝うものなんだそうで、アメリカでは11月の第4木曜日に祝われるらしい。おぉ、まさにこのパーティが開かれた日やん!各家庭にもよるけど、食卓を囲みながらそれぞれが感謝の言葉を述べたりもするらしい。別に収穫に対する感謝じゃなくてもよくて、それこそ家族や、友達や健康など、自分が今感謝したいものに感謝の意を表すらしい。私らもそれをやって、一人ずつが感謝の気持ちを述べていった。こういうのんって、なかなか日本ではない文化やなぁと思った。でも、こうやって感謝の気持ちを口に出して誰かに伝えるというのは、ええことやなぁと感じた。

翌24日金曜日は、ほんまやったら平日で会社の日なんやけど有給を取っていたから休みやった。というのも、大阪の友達が姫路に遊びにきてくれるんやってんな。そのことは第2回の姫路ツアーやけど、今回もめちゃくちゃディープサイドオブ姫路を探検する濃い内容やった。まずは、水族館。ここも動物園と同じく200円で入れてしまうというミラクル施設。それやのに、亀のえさやりとかペンギンのえさやりを見ることができて満足やった。唯一いけてない点と言えば、なぜかかえるのコレクションがすごい。私はかえるが大っ嫌いやから、ほんま底だけはいただけへん。水族館は、手柄山公園の中にあって、公園もぶらぶら歩いたけど天気がええし、人おらへんしでめっちゃ気持ちよかった。最近天気が悪かったから雨かもしれへんと思ってたんやけど、見事に嘘みたいに晴れて、ほんまにラッキー。

それから、昼ごはんは明石に明石焼きを食べに行った。なんか友達がインターネットで見つけた間平ちゃんがいったことあるという店だそうで、場所はあいまいやったけど適当に走っていたら偶然見つかった。こりゃまたラッキー。おばちゃんとおっちゃんが2人で切り盛りしている10人入れるかはいられへんか、くらいの小さな店やった。明石焼き(地元では玉子焼きと呼ばれてるっぽい)は、ふっわふわでおいしかった。思いっきりテレビがかかっていて、ちょうど11/24は「いい節」ということで「かつお節の日」記念日なんだそう。いやぁ、無駄知識をゲットやわ。


昼ご飯を食べて再び姫路に戻って今度は、書写山へ。目的は紅葉やねんけど、車を走らせながら感じるのは、このなんとも平和な平日の午後の雰囲気。ぬるいなぁ~。まったりやなぁ~。ほんまに、平日休みがある人が思わずうらやましくなってしまった。書写山へは、一気にロープウェーで上がった。だいぶ前にあかねちゃんときたのが最後やったなぁ、確か。しかもあの時は閉山ぎりぎりに行ったから、ほとんど何も見られへんかったっけ……。笑 でも今回は、ゆっくり時間があったから参道を歩きながら紅葉を楽しむことができた。途中、VANSのくせにいきりすぎやろ!と突っ込まれそうな「自然の道」を歩いた。せっかくきたんやし、整備された道だけを歩くのもなんか面白みにかけるしなぁと思ったんやけど、結構本格的に急な坂道とかあったからびっくりした。でも久しぶりに山を歩くんは楽しいなぁ~。紅葉は今年はまだ暖かい日もあるから、もしかしたらまだ早いかも、と思ったけどすでに真っ赤や真っ黄に染まっているところもあって、その色には吸い込まれるように見入ってしまうばかりやった。もう、なんというか、「燃えるような赤」とはよく聞くけど、まさにそれを目の当たりにした感じ。友達ともしきりに、日本感じるなぁ、と連呼しまくっていた。もみじの赤というのは、ほんまに「もみじ独特の赤」であんまりに鮮やかで独特で、この赤に毎年出会えるかと思うと、日本人でよかったーー!!と思う瞬間ではないやろうか、というくらいにほめたたえたい。ほんでこれ、いつものごとく、圧倒的な自然を見たときはやたらとシャッターを切ってみるものの自分の目で見たのとは雲泥の差で、思うような美しさがとらえられへんのが残念。その代わり、しっかりと目に焼き付けさせてもらいました。そんなこんなで、山中をうろうろしているうちに最終のロープウェーの時間が迫ってきたから帰った。ちょうどその頃夕暮れの手前で、山頂駅の上の展望台に登るとめっちゃきれいな夕日を拝むことができた。さえぎるもののない視界のさらにずっと遠くの山に太陽が沈んでいく様子は圧巻。ほんまに、ああいう自然の絶対的な存在感を見せ付けられると、自分の考えていることや悩んでいることは下らんのやな、と思う。なんか、全てが「そこにある(いる)んやから、それでええやん」的な説得力を持っているような気がする。

そして、最もディープな姫路の一面を見たのは晩御飯。友達が仕入れてきた情報の店に行ってみてんけど、これがなんともまぁ~~~~!!!!!濃いね、うん、濃い。めっちゃおいしいし安いしええんやけど、次来店する勇気があるかと問われれば、そこは微妙なところやな。笑 

いやいや、でも大充実の一日やったな、この日も。まぁ、そんな感じで前半2日はすぎていった。3日目の今日は、家でビデオを見たりして過ごした。昨日の感動も空しく、早速めっちゃ自己嫌悪。自己嫌悪って言うか悔しさと不甲斐なさが身にしみた。まぁ、そんな浮き沈みの繰り返しがありつつ、4連休はまだらスト1日残っているではありませんか!!イエエエエィイイイイイ!!!!!!!!

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Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。