2009-01-31

姫路エクスプローラー

今日は、お母さんと、たびたび登場する近所のおばちゃんことおおはらさんと出かけてきた。
去年の夏に、鳥取に行った帰りに寄った安富町のゆずソフトクリームがめちゃくちゃおいしかったから、お母さんに「連れてったげるわな~!!」といいつつ、実現してなかったのです。

まずは、itsumoへ。
ほんま、いつ行っても落ち着く雑貨屋やわ~。
今日から朋knitさんの個展があるからそれを見に行ってきた。
作家さんもお店にいてはって、こんな人が作ってるんや~~、と会えて感激。
ええ雰囲気で、作品も作家さんもitsumoにぴったりやなあ~と思った。
おおはらさんは、帽子好きやから買う気満々で、1年通してかぶれそうなヘンプで編まれたやつをこうていた。
あたしもええニットキャップをお母さんにこうてもらった。
お母さんは、ぼうしがにあわへんから自分は買えずで残念がっていた。
去年の旅の時にどこかになくして以来かわいいニットキャップを持ってへんかったから、これからはあのぼうしとともに楽しい冬を過ごせると思ったらテンションあがるわ~!!!

それから、姫路の端っこ安富町へ!!
この寒い中ゆずアイスを食べた。
これがほんまにおいしいねんな~。
29号線をひたすら北上。
右手にでかいゆずのランドマークが目印。
寒いけど、うまいっっ!!!

食べ終わって、姫路の際を走って夢前町へ。
ずっと気になっていたさくらやベーカリーへ。
にじのわまつりの時に、なにやらかっこええポストカードを売ってはって、雨が降ってきたからもう店じまいをされていた時に、滑り込みセーフで話を聞いたパン屋さん。
そのポストカードは、型染め作家の関美穂子さんの作品で、さくらやベーカリーのショップカードを今度作ってくださることになったんです、というておられた。
それから気になっていた「関美穂子」さん。
彼女の作品は、最近あちこちで見かけるなぁ~。
鹿児島で、ええなぁ、と思ってこうたマスキングテープも後でわかったんやけど、関美穂子さんデザインのものやった。ぬおおお!!!熱い!!!
このパン屋さんのラスクも前食べたら、めっちゃんこおいしかったから、ほんま行ってみたかったんよな。
あんまりあの辺行く機会がない上に、通りかかるたんびに休みやったから、無事に店内に入れて、ほっっっ!!!
入るなり、パンのええにおいが立ち込めていて、ニヤニヤしてしまう感じ。
パンであふれかえってるんかと思いきや、店内はめちゃくちゃシンプル!!
パンよりもたくさん置かれているのは、型染め作家関美穂子さんの作品。
渋いのにかわいい感じ。粋な色合い・デザインでええわ~!!
お店の人が、私のことを覚えてくれてはって、それをええことに、ぐいぐい質問して来た。笑
あのおいしいラスクは、奥さんの気まぐれやから、いつあるかはわからへんということがわかった。(ちなみに今日は、なかった……!!)
パンの種類も、食パン、アン食パン、アンパンだけで、アン食パンはもう売り切れたとのこと。
もちろん、おかあさんとおおはらさんはここでもワーキャーいうていた。
明日の朝は、この食パンやな。楽しみ。ひひひ!!!

さ~、最後はあったかいコーヒーが飲みたいなぁ、とぐるりと車を走らせて川のほとりの美術館へ。
おかあさん&おおはらさんコンビはまだ行ったことがなかったから行ってみたかったらしい。
店のお客さん、いっけんくん、みきさん、健三郎さんといろいろ話すことができて楽しいひと時やった。
サティでかいもんして、家に帰った。
このお二人さんと出かける時は、運転手&案内役をしていれば、なんだかんだと食べたりものをこうてもらえたりするからおもろいのです。
いやぁ~、ええ一日やった。

2009-01-29

熱烈歓迎

今日は、親知らずその2を抜いてきた。
今回のんは、ちゃんとまっすぐ生えてきてくれたおかげで、すぐに抜けた。
よかったよかった。

その足で、2学期の間勤めていた小学校へ。
予想外にお餞別とかもらってしまって、そのお返しがまだやったんよな。
人間、だらだらするとほんまにだらだなんもせえへんもんやなぁ。
というか、あたしの悪い性分やな、これは。

正直、学校に行くのはどきどきしていた。
まず、もう3学期が始まって3週間も経ってしまったという、この遅さ。
子どもらのことは気になっていたけどのこのこ顔を見せに行っても、去るもの追わず、で「今ごろ何しに来たねん!!」とかいわれたらどうしよう、とかいう不安。
来校者用のところに車を止めて、いざ中へ!!!
校門をくぐると、すぐに渡り廊下が見えるんやけど、そこの見上げてみたら、5年生らしき子らが廊下を歩いていた。
おお!!あのシルエットは、Tさん!!!と通っていたのは1組の男の子らやった。
誰が見つけたのか、あたしにすぐに気づいて、窓をがらがらーっと開けて「あみせんせぇ~~~!!!!!うわーーーー!!!!!」と声をかけてくれた。
わらわらと周りの子も集まって、「何しとったんーー?!?!」「元気ーーー??」「教室上がってきて!!!!!!!!」と熱烈ラブコール。
あたし、まるで人気者みたいやんっっ!!!とか思いながら、それまでのどきどきが一気に消えて、テンションがめきめき上がってきた。

職員室に行くと、学級閉鎖のクラスもあるけど5年生は元気に全クラス来ているとのこと。
さすがやな~~~。あのやんちゃ集団は。
保健室を覗くと、いました、5年生軍団。
男の子らで、熱があるかも知れへんー、だの、ここ打った、痛いー、だの、明らかに保健室に来てみただけっぽい面々が。
久しぶり~、と声をかけると「あみ先生っっ!!!」と寄ってきてくれた。
あなたの口から「先生」と素直に聞けるとは!!というような子がせんせいせんせい!!と話しかけてくれたのはびっくりした。
歯を抜きたてで血みどろのガーゼを見せろ見せろというから、「絶対きしょいとか言わんといてや」と硬く約束させてから見せてあげた。
……見せろ言うたくせに、グロテスクなガーゼ見て、引くなよな~~。笑
そうこうしてるうちに、あたしがおると聞きつけた子らが保健室に降りてきて、あいさつ代わりに、「にく!!!!」とあちこちつままれた。
ちょうど給食の時間やったから、給食を見に行ったけど、一部の女の子がまたもや教室を抜け出したというから保健室に様子を見に戻った。
教室で食べたくないから、というて、ここの所ずっと保健室で給食を食べているようやった。
教室で食べるように説得するのは無理やったけど、いろいろ話を聞いた。
腹が立つだの嫌やから、だけの理由で教室で食べへんのはルール違反というか、単なる逃げやから、教室にとどまる勇気を持ってほしいもんです。
彼女たちは自分らの味方になってくれる人がおらへんと思い込んでるけど、話を聞いてくれる人はいるということに気づいてほしいな。

偶然にも、今日は参観日やったみたいで、5時間目は保護者の方もたくさんきておられた。
最後の日に辞めることを告げたもんやから、お世話になった保護者の人にもちゃんとあいさつできてへんかったから、ほんま、ええ機会やった。
家での子どもたちの様子も聞けたりしたからうれしかった。
5年生の廊下には、あたしが貼っていた「さんすうTIMES」というでかい壁新聞と、ちびまるこちゃんの切抜きや、新聞記事の紹介がまだ貼ったままになっていた。
さんすうTIMESなんかは、サンタクロースの絵とがでかでかと描いてあって、もう季節外れもええところやから、はずしてもうてええのに、と言うと「これはこのままでええねん!!」と残してくれているみたいで、ホロリやで。
他にも、うれしいことをいろいろ言うてくれたり、私のことを気遣ってくれたり、「私の名前覚えてる??」とかわいらしいことを聞いてきたりで、暴言を吐き散らされた出会いの時からみると、あの4ヶ月でその距離が縮んだことを確信した。
ここで働いた4ヶ月間はしっかりとあたしの財産になっていると感じた。
この子らと知り合うことができてほんまによかった、と改めて思った。
そりゃあ、短時間の再会やからいいところしか見えてへんのかも知れへんけど、それを承知の上で、成長したなぁ、と感じたいい再会やった。

やっぱり子どもは元気やな。
だから、元気をもらえるな。
この仕事ならではの、やりがいここにあり、という感じ。

2009-01-27

わーい。

久しぶりにDVDプレイヤーの電源を入れてみた。
OPEN表示されるのに、一向にディスクが出てこうへん。
何でやねん!!!!!!
と腹を立てつつ、プレイヤーとにらめっこすること2分。

ネジがある……!!!

つまり、自分でもあけられるってことやん?!
この誘惑に勝てず、前の会社で働いていた時に展示会の参加賞でもらったドライバーセットをとりだして、プレイヤーをあけてみた。
すっげ~!!
中ってこんなんなってんねや!!

そのままいろんなネジをはずしまくって、ディスクを無理やり取り外すのに成功して、さらにその辺をいじってみてからふたをした。

プレイヤー、一時的にかも知れへんけど、一応直ったみたい。わーい、わーい。
電化製品自力で直せたあたし、若干きもいな。はは。
マニアックな感じ。
マニアックつながりで、頭の中のBGMはメガロマニアックbyインキュバス。


でも、こういう修理、分かってできたらかっこええやろなぁ~。

2009-01-26

ひょんなことから

ちょくちょく食べにいっているおもしろいネパール料理屋、エベレスト。
ひょんなことから、そこで2月の間バイトすることになった。
ゆみちゃんと金曜日に食べにいって、オーナーのラムさんとしゃべっていた時に、冗談半分で「雇って~~~!!」というたら、「いいよ」というてくれた。
冗談かと思っていたら、ほんまに雇ってくれるらしく、条件とかを交渉して調節した結果、2月の間お世話になることになった。
いやぁ~、メキシコに向けてお金がいるんです!!!な今日この頃やから、これはありがたいチャンスやわ~。
それと平行して、今来日中のラムさんの娘さんに日本語を教えることにもなった。
まぁ、これは、来月彼女が帰国するまでの短い間やけど。

いやぁ。
何が起こるかわからんもんやなぁ~。ははは。
というわけで、みなさん、2月はエベレストにじゃんじゃん食べにきておくれやす。
あたしがぼんやり働いている予定ですので。

2009-01-25

食・地の座

恐ろしいぜ、i pod touch。
弟が持ってるんやけど、fonという無線ルータのようなやつをこうたから、もう大変。
弟が夜勤の間に設定しといてやろうと思って途中まで設定したけど、本体がないから最後がうまいこといかへん。
で、本体は帰ってきてたんやけど、あたしがおらへんもんやから、弟も最後がうまいこと設定できてへんかったみたいで。
日付が変わるころにようやく設定できて、うへぇ~~~!!!すごい!!!!アイポッドタッチ、めっちゃオモロイ!!!!
というわけで、こんな時間まで馬鹿兄弟はipod touchで遊びまくっていたのです。

さて、今日は、姫路の灘菊酒造で開催された「食・地の座」に行ってきた。
メンバーは、うちのお母さん、近所のおおはらさん、私、の3人。

「地の者が
地のモノを
地の人に」

がテーマ、いわゆる、「地産地消」です。
食の安全に注目が集まる中、遠くで作られた安い食材よりも、近くで作られた確かな安全の食材にスポットライトが当たるのは自然といえば自然な流れなんやなぁ。
遠くで作られたものに輸送費が駆るのは当たり前。
それやのに、まだ安いとはどういうことや?!
やっぱり「どこか」で経費を省いてるんやろうね。

でも、地産地消がアツいのは、何もそれが「安全」やから、というだけではないんやなぁ~、ということを今日しみじみ感じた。

「坊勢」のえび!!!!

とか、

「香寺」の土!!!!!!

とか、

「神河」のゆず!!!!!

と言われてしまうと、「ええ~っ!!めっちゃ近所でこんなん作ってんねや!!!」という驚きで、すでに釘付け。
ほんで、試食でも出されようもんなら、あなた。
「うっ!!!うまい!!!!!」とにやけるしかないやんか~。
「自分の知っている街で作られてるんか~」、と思ったら、なんかうれしいやら誇らしいやらで、単純に、こんなおいしいものが近所で作られてるんなら、それを買って食べればいいやん!!!!と思った。

おかん&おおはらさんと行くと、「いやっ!!おいしそうやんっ!!食べよか!!」となるから、もりもり食べてきたよ。
食べたものは全ておいしかったんやけど、特においしかったものを!!!

【その① 姫路の洋菓子店 「大陸」の「さつまいもシュー」】
鹿児島でも安納芋のふかしたやつに目がなかったあたしですが、そう、さつまいもがめっちゃ好きなのです。
そんなさつまいもを使ったシュークリーム。
出来立てほやほやのあったかいのと、普通のシュークリームみたいな冷たいのを選べるんやけど、これはぜひあったかいのをオススメ!!!
シューには、ゴマもちりばめられていて、中のさつまいものクリームと、ようあうんやわ~。
1個 100円。

【その② 市川町の 「にゅうにゅう牧場」 の 「アイス」】
この寒いのにアイスて!!!と思うかもやけど、これは、食べた方がいい!!!
にゅうにゅう牧場のアイスクリームは、前にまさみがうちに遊びに来たときにお土産で持ってきてくれておいしいということは知ってたゆえに、この寒空の下、あえてさらに冷たいアイスでしょう!!!笑
ミルフィーユ味を食べてんけど、これがまた!!!イチゴの酸味がようきいてて、ミルクと口の中で混ざって絶品。
夢前町の夢乃井の足湯もきてたから、足湯につかりながらこれを食べたらめちゃめちゃ贅沢なんやろうなぁ~。
1個 200円。

【その③ 神川町の 「ゆず」ドリンク】
アイスはおいしいけどやっぱり寒いから、何かあったかいもん!!と思ったところへ見つけたゆずドリンク!!!
あったります。
あたしゆず製品結構好きやねんな~。
そやから、ゆずちゃとかゆずジュースとか、これはこれは、ありがたや~。
1杯 100円。

「食・地の座 第3回 味覚の展示場」は、25日日曜日もやってます。
時間の許す方は、ぜひぜひ足を運んでみてください。
うまいもんはうまい!!!
http://shoku-tinoza.net/mikaku.html

2009-01-21

奥様手帳

奥様じゃないけど、神戸新聞に月一で入るこの「奥様手帳」という別冊のファンです。
この奥様手帳、毎月いろんなテーマに沿ってお店や場所が紹介されるんやけど、一番ええところは、ALL ABOUT 兵庫県!!!!!!なところですなぁ。
兵庫県のええところ再発見とともに、「おお~!気になる!!」と思ったところが、県内やから比較的行ってみたい、あるいは行けるやんという気軽さで読めるのがうれしい。
2月号が、昨日の新聞と一緒にきたんやけど、まず、テーマが熱い!!!

「紙」について。

兵庫県の紙ということで、製紙所が紹介されてあったり、紙製品を多く扱うお店が紹介してあったり、あたしにとっては願ったり叶ったりのすんばらしいテーマでニヤニヤと昨日から何回もページをめくっている。
いやぁ~、ええなぁ~。
ほんま、兵庫県、ええわ~。

それと、チョコレートの特集もしてあった。
ああ~、ええなぁ~。
おいしそうなチョコレートが盛りだくさん。
モロゾフもでていたけど、モロゾフといえば、私的にはチョコレートのイメージよりもプリン。
あ~、モロゾフのプリンが食べたいーーーー!!!!
あたしの中では、プリンランキングだんとつナンバーワンのあのモロゾフプリン。

……うう、腹が減った。
今日は、親知らずを抜いてきたから、昼ごはんをまだ食べていない。
ようやく1本目を抜くことができた。
このために仕事辞めたのに。ほんま、やっとこさやわ。
でもそろそろ腹の減り具合が限界に。
さ~て、なんか食べてくるとするか。
それにしても、なんてお気楽な日々なんや。

2009-01-19

鍋と鬼

週末は、にじのわの新年会があった。
会場は、ピンポン宅。
ピンポンは、にじのわを通じて再会したんやけど、実は高校の時の同級生やった。
家見て、びっくり。
とても同じ年数生きてきたとは思われへん豪邸!!!
ほんま、気がついたらあんぐり口をあけて家を観察してポツリと「すごい」というてしまいそうやわ。

少し早めにピンポン宅入りして、カキの殻むきの手伝い。
そうさ、今宵はカキ鍋~。
やっぱり、冬といえば鍋やでな。
しかしこのカキの殻をとる作業が難しい!!
でも、数をこなしているうちにうまいことできるようになってきて、ランナーズハイならぬカキ殻取りハイみたいにひたすら作業に没頭。
家の中では野菜やらおにぎりやらがコタツに並んで着々と準備が進んでいた。
みるみる人口密度が増してきて、20人以上が集まって大新年会のスタート。
ほんま、みんなオモロイ人ばっかりで感心してしまうわ。
みんなゆるいけど、それぞれ個性的でいろんなカラーを持っていて、まさに「にじのわ」集団やなぁ、と思った。(……と、今思った。)
鍋も、どどどんと4つほど並んでいて、これがまた、おいしいんやわ~~。
カキはもちろんのこと、ウェイパーのはいった坦々鍋も絶品!!!
もうこれ以上は食べられへん!!!とおなかは言うんやけど、まだ食べたいと口が言うもんやから、「もう無理や!!」と思ってから何杯食べたことか……。

この日は、日帰り組みやったから、日付が変わったくらいにおいとまして、ガス欠寸前で給油しにいってから帰宅。
帰りがけに、たつのの情報満載の雑誌「こたつ」ゲット。
ああ~、雑誌作ってみたい。

翌日曜日、とよこちゃんを駅で拾って書写山の鬼追いへ。
金子さんがスペシャルシートへ招待してくれて、それにホイホイ乗っかっていくのです。
鬼追いの儀式とか、毎年新聞とかニュースでちらりとは見たことあったけど、それに参加できるとはなんとも光栄な。
この時の鬼をするのは、代々決まった一族というか家族がいるらしく、その歴史や1000年を超えるというから驚き。
赤鬼と青鬼(緑)が床をドーンドーンと踏みしめて30分以上もぐるぐると舞う。
赤鬼は火のついた竹と鈴、青鬼は剣を持っていた。
新聞の取材もたくさん来ていたから、写真を撮りやすいようにライトで照らしてくれるんやけど、それよりも一切ライトがなくなって、ろうそくとたいまつだけのあかりになった時にドキッとして「ああ、見に来てよかったなぁ」と思った。
締め切られた堂内はもちろん真っ暗で、そこにぽうっオレンジのろうそくの明かりがともる。
それに鬼の顔やら煙やらが浮かび上がって、カーンカーンという鳴り響く鐘の音で、厳粛な気配に満たされる。
「とてもいいものを見せてもらってよかったなぁ~」、と思う反面、30分以上も腕を上げ下げして鈴を鳴らしていたから、「腕疲れたやろうなぁ~」、と鬼家族へ余計な心配もしてしまった。

鍋と鬼。
日本の伝統満載の、ええ週末やったなぁ。

百万遍

鞍馬に行った次の日、また京都へ行った。
2日連続京都。イエイ。
ほんま、京都は、いついっても、何回いっても面白い。
それぞれのエリアで全然ちゃう雰囲気を持ってるからなぁ。
それでいて、どこにいっても京都感はなくなってへんし。
すごいとこやで。

2日連続で行ったのには、もちろんわけがあって、その日が15日やったからです。
毎月15日に開催されているという手作り市に一度いってみたいなぁ、と思っていたのです。
百万遍にある知恩寺というところやねんけど、何を勘違いしたか、知恩院の方にいってしまった。
もちろん、何も開催されていなくて、でもせっかくきたからおばあちゃんに持たせてもらった弁当をそこで食べていくことにした。

気を取り直して、今度こそ知恩寺へ。
いってびっくり。
めっちゃ盛り上がっている。
そして、めっちゃ店舗数が多い!!!!
京都の手作り市はレベルが高いと聞いていたけど、これ、ほんまやわ。
一回りするだけでもめちゃくちゃ時間がかかる。
はじめてやから、とりあえずぶらぶら一回りして、どんなもんかと見て回った。
なんか、雰囲気がシドニーのグリーブマーケットに似てるなぁ、と思った。
って、思いっきりお寺の敷地内やから、西洋の要素は全く感じひんはずなんやけど。
ええなぁ、と思ったのはそれぞれの店舗が個性的なところ。
そら、なんか似たりよったりやなぁ~、というのもあったけど。流行りやから、しゃあないか。
腕時計ばっかり作ってる人がいたり(しかも、文字盤から!!)、溶接でネックレス作っている人がいたり(購入!!)、豆本の職人級にうまい人がいたり、ほんま、おもしろかった。
この規模で月一開催ってすごいなぁ。

寒さであんまり長居はできひんかったけど、いってよかった、知恩寺!!!!
そのあとは、あのエリアをうろうろ。
また行きたいエリアやわ。オモロイ。

帰り、バスに乗ろうかと思いつつ、一人やから誰に気を使うでもないから歩くことにした。
多分こっちやろと思うほうへ。
鴨川が見えたらあとは川沿いに四条を目指すのみ。

途中、三条で寄り道。
小さなギャラリーでしている展覧会を見てきた。
タイトル、「ダイエット菩薩」。
そこに潜むのは「翻弄」というキーワード。
見えない何かに翻弄されている現代人、多し。
けど、大事なものは知恩寺でみた中にある。
白いスペースに2体の菩薩がちんとおいてあるだけの空間は、不思議。
おすすめ。

2009-01-16

昨日、今日で立て続けに読みかけていた本が読めた。
さて、次は何を読もうか。

その1【特攻基地 知覧 / 高木俊朗】
これは、年末年始旅で知覧を訪れた時に知った知覧の悲しい歴史をもうちょっと掘り下げて知りたいと思ってこうたもの。
でも、知覧についての本を買おうと思って見つけたわけではなくて、友達が電車で読む本を買いたいからとのこのこ着いていった古本屋で、偶然「知覧」という文字が目に飛び込んできてこうたのです。
ずっしりと読み応えのある内容で、一気には読み進められへんかった。
鹿児島の地名が多く出てきて、ちょうど訪れたばかりの土地ばかりだったので、訪れた各々の土地を思い出しながら、あそこにはこんな悲しい過去があったのかとやるせない気持ちになった。
特に、開聞岳の前に咲き乱れていた菜の花の穏やかな様子を思い出すと切ない。
沖縄を目指すのに、あの山を目指して知覧を飛び立って行ったんやなぁ、と思うと、どんな思いであの山をこえたんやろう。
一読の価値があると思う本です。

その2【河童が覗いたインド / 妹尾河童】
インド本の中ではこれが一番!!!!、と誰から聞いたんやったっけ。
忘れたけど、とにかく、無性に読みたくなってこうてびっくり。
スケッチはもちろん、文字までが河童さんの手書きなのです、このシリーズ。
文庫本では分厚い部類に入ると思うけど、この本ほど時間をかけさせられた本はない、というくらい読むのに時間のかかる本やった。
さっきも言うたけど、全部手書き。
こんな本に対して、お気軽な気持ちでなんか読んでられへんっ!!
読む時は隅から隅までゆっくりよんで、スケッチも端から端までしばらく眺めて、気づけば文章にも絵にもニヤニヤがとまらへん。
河童さんのスケッチの精密さに驚くのもさることながら、文章から伝わってくる彼の好奇心の固まり具合、洞察力の鋭さにはへへぇ~っと、頭があがらへん。
この本を読むと、「何で??」という疑問を持って「知りたい」気持ちで何事も面白がることこそが、その人の旅を、ひいては生き方を豊かにするんやなぁと感じるばかり。
偏見なく、自分の目線で物事を見るとこんなにも物事の本質が見えるんやということも教えてくれる気がします。
『他との違いを認めなければ、生きていけない』という言葉が印象的。

その3【ガンジス川でバタフライ / たかのてるこ】
なんか、これってドラマ化されたんやんなぁ?!
なんか、タイトルを聞いたこととある気がして。
これも古本屋でたまたま目にはいったからこうてみた。
ボリュームはあったけど結構あっという間に読めてしまった。
同じインドというだけでひとくくりにしてはいけないと思いつつ、河童さんの本を読み終えた後ではちょっと物足りひんかった。
河童さんの方は、出発は彼の興味や疑問なんやけど、それが歴史的な背景を伴って解決されているから読み手もふむふむ、という感じなのに対して、こちらはたかのさんという人間がインドで何を考え、何を感じたかという主観的な要素が大きい。
誰かの面白いたびの話を聞いているような感覚ですらすら読めるのは面白かった。
インド、行ったことがないから、本を読むとちょっとはその輪郭が見えるかなぁ、とか思ったけど、甘かった。
なんなら、ますます「いったいどんな国なんやろう?!」と謎は深まるばかりな気がする。
でも、どちらの本からも、インドの持つエネルギーのすさまじさ、いつか味わってみたい!!!と感じさせられた。百聞は一見にしかずって言うしな。
この本は、最後の「おわりに」のところがすごくいいなぁと思う。
「旅」とは自分にとってなんなんか、それと真剣に向かい合っていて、その気持ちの熱さが最も伝わってくるところやなぁと思った。

2009-01-14

代償

今日は京都の叡電沿線をぶらぶらしてきた。
行ってみたかった鞍馬にもついに行くことができた。
しかも、雪が積もっていた!!!!
雪景色の京都とはこれがまた乙なんやわ。
駅のポスターのコピーにもうんうんと頷きまくり。

「日本に京都があってよかった。」

ほんまに!!!!!
雪は、見た目に残っているだけでなく、道にもがっつり積もっていた。
根っこが地面の上に出てきているよりもさらに積もっていたから、ほんま、真っ白。
雪はやっぱりテンションがあがるから、ざくざくつき進んでいくんやけど、溶けかけてシャーベットみたいになったところが危なかった。
滑りそうな上に、びちょびちょになるのは必至。
鞍馬側から登って、貴船の方に抜ける頃には水滴りまくり。
さむっ。

その後は乗り放題券を持っていた叡電に無駄に乗りまくった。
元田中で、前歩いていた時に見つけて気になっていたメキシカンに入って腹ごしらえ。
日本人がしてはるみたいやけど、店内は現地色が強くて南米の本も多くおいてあったからしばらく本を読んで情報収集。
会計の時に、コインランドリーの場所を聞いたきっかけに(もちろん靴がまだびちょびちょやから、靴乾燥機目当て。)、店の人と少し話を聞いてみたら、やっぱり住んでいたとのこと。
ますます熱い国だ、メヒコ!!
それから一乗寺に戻って、萩書房と恵文社へ。
恵文社ではたまたまやけど、紙の特集が組んであって、久々に紙にときめいた。
これでノートを作ろう。
今、帰りのバスの中。
あ~、足が寒い。
きれいな雪山の景色を見られた代償は重く、地味にまだ続くのだ。
足~。

2009-01-13

チャリンコ

こないだ、大学の時の友だちと大新年会をしたその延長で、おばあちゃんちにおります。
昨日は寒さで一歩も外に出てへんへたれっぷりやってんけど、今日はうろちょろしてきた。
築港というエリアなんやけど、街自体がアートで盛り上がろうという試みをしているみたいでその一環として、無料レンタルサイクルを貸し出してくれているという情報をキャッチ。
おお~、すばらしい~。ひひひ
NPO支援施設で大阪の国際交流の情報をみてみて、あ~、家がもっと近かったら参加したいのになぁ~と思ったり、昭和10年に建てられたというビルにカフェが入っていてそこで手紙を書いたり、本を読んだり、海に沈む太陽をみたり、このエリアを満喫。
いやー、今まで全然知らんかったところとかいっぱいでびっくりした。
今日使ったお金、600円。
いや~、よう遊べた。

Temporary or forever

 久しぶりにFacebookをのぞいてみたけどやっぱりもうしっくりこうへんというか、無理というか。 アカウントを解除する、というやつにしてみた。将来的にまたONにするのかしないのか、それはわからへんけど、とりあえず今はもうええかな、と。