開催が決定したとお知らせを受けてからめちゃくちゃ楽しみにしていた展示。お盆前に京都に住む友だちと、車を乗り合わせて見に行こう~!と計画を立てていたのに、まさかまさかの直前になってのコロナ感染拡大による美術館の閉館決定。
うそやろうーーーー?!と膝から崩れるような想いやった。それくらいに楽しみにしていた展示やったのだ。
ゆきさんと知り合って、もう何年になるかな。一番最初は倉敷のクラフト市で知り合った。そのころはバッグなどをつくってはって、その後何回か展示に足を運ばせてもらった。
福山であった展示の時は、今までに生まれてきたバッグの変遷、なんでそういう形になってきたのか、という話を聞かせてもらったり、そして寝っ転がるための、スイッチをオフにするマットの作品の話を聞いた。
ゆきさんのバッグの形は、息子さんたちが成長していく過程でその生活のスタイルにフィットするように変化していたけれど、息子さんたちが大学生になって実家を離れた今、前回の寝っ転がるための海(マット)が生まれて、それを見た時に今後どんな風に変化をしていくんやろうとわくわくの種を見せてもらったような気持になった。
そして今回の展示。制作を始めたゆきさんからは、楽しくて仕方がない、という形にしたいものに向かってひたすら進んでいるというのがラインや電話のやり取りからもビシビシ伝わっていて、本当に本当に楽しみにしていたのだ。
それがここへきての感染拡大。
くっ。
コロナ!!!
聞けば東京などでは美術館は別にしまったりはしていないとのこと。うう~、香川県~!なんでーーーー!!とほんまに泣く泣く展示終了の知らせを受け取ったのだった。
しかし、その後、搬出までまだ時間があり、その間写真撮影などを行うために作品は閉館中の美術館にいてて、なんとプライベート観覧に声をかけてもらって作品をじかに見させてもらうことができた。
プライベート観覧ということで、自分たち以外はだれもおらず、好きなだけ時間を使い、そしてゆきさんとゆうじさんの話を聞きながらゆったりまったりと作品を鑑賞させてもらうことができた。(こ、こっちの方が贅沢極まりないのでは?!)
ゆきさんの見ている瀬戸内の海、大きな大きな海で、本当の海岸にいるみたいに床に腰を下ろして遠くを見な柄、なんとも心地の良い時間を過ごさせてもらった。
ふんわりとしていて、軽やかに見えて、実はとてもまっすぐでいさぎがよくて、めちゃくちゃかっこよかった。
ゆうじさんの作品、おおきなおおきな石の作品。「太陽の食卓」は力強くてやはりかっこよくて、なんかメヒコ的な懐の深さを感じた気がした。
貴重な機会に声をかけてもらって本当にお2人に感謝。